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羽多野渉(はたのわたる)。3月13日生まれ。長野県出身。81プロデュース所属。主な出演は『僕のヒーローアカデミア』心操人使役、『弱虫ペダル NEW GENERATION』段竹竜包役、『ユーリ!!! on ICE』ギオルギー・ポポーヴィッチ役など。アーティストとしても活動しており、『ユーリ!!!』ではYURI!!! on ICE feat. w.hatano名義でEDテーマ「You Only Live Once」をリリース。7thシングル「ハートシグナル」は現在放送中の『ひとりじめマイヒーロー』OPテーマ。また、最新8thシングル「KING & QUEEN」は11月4日よりロードショーの劇場版『Dance with Devils-Fortuna-』主題歌となっている
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撮影:西田航(WATAROCK)

今回は、漫画好きで有名な声優・アーティストの羽多野渉さんに登場していただき、お気に入りの漫画についてたっぷり語ってもらった。そして、紹介してもらった漫画たちを実際にめちゃコミックで読んでもらい、その感想を聞いてみた。 記事の最後には羽多野さんのサイン入りチェキが当たるキャンペーンを開催中。

三味線ってロックだなと気付いた『ましろのおと』

『ましろのおと』(C)羅川真里茂/講談社

『ましろのおと』
●作品紹介
津軽三味線奏者・澤村雪(さわむらせつ)は、津軽三味線だけを手に、単身、青森から東京へ上京する。「じっちゃが死んだら 俺の『音』もなぐなった」「こごにもう 好きな音がねえ……」。三味線の師匠でもあった祖父を亡くし、三味線を引く意味を見失ってしまった雪は、東京で様々な人と出会い、自らの音を見つけ出していく。

――様々なジャンルの6作品が揃いました。どこから聞いていきましょうか。

まずは『ましろのおと』ですかね。この漫画のジャンルは音楽。でも、音楽を扱った漫画はたくさんあるけど、この作品は三味線を題材にしている。珍しいですよね。主人公の澤村雪が三味線に対して抱いている様々な感情を描いていく、というストーリーです。シリアスなんですけど、主人公が青森県出身だから、ところどころでなまりが出てくるんですよ。そういったコミカルさのバランスもいいですね。


――羽多野さんは高校生のとき、漫画研究会と軽音楽部に所属していましたよね。音楽に携わっていたからこそ、惹かれるものもあったのかなと。

そういったあこがれはありましたね。あと、大人になってから三味線とかの和ロックな音が好きになったんですよ。動画サイトでも、ビートの早い音楽に三味線を乗っけるみたいな動画が多く投稿されていて、そういうのを観て、格好いいな、三味線ってロックだなって気付いたんです。


『ましろのおと』(C)羅川真里茂/講談社

――学生時代あまりロックは聴いていなかったんですよね。でも、大人になってから和ロックが好きになっていったと。軽音楽部時代のエピソードもぜひ聴かせていただければと。

入部したきっかけは、中学のときに父親からギターをもらって弾いていたので、高校でバンドを組めたら面白いんじゃないかなと思ったことですね。これも『BECK』とかの影響なんですけど、格好良くバンドをやってみたいなーって。でも、僕が入った高校はもともとが女子校だったので、女子生徒が男子の倍以上いて……。


――それはなかなかバンドを組むのが難しいですね。

それに、うちの軽音楽部では"友だち同士でバンドを組んでから部活に入る"という流れができていたのに、僕はひとりで「たのもー!」って入っていってしまった。なので、まったく形にならなかった、すぐに辞めてしまいました(笑)。


『ましろのおと』(C)羅川真里茂/講談社

TVアニメ版では主題歌も担当している『ひとりじめマイヒーロー』

『ひとりじめマイヒーロー』(C)ありいめめこ/一迅社

『ひとりじめマイヒーロー』
●作品紹介
自分の居場所を求めていたヘタレヤンキーの勢多川正広は、熊殺しと呼ばれている不良高校教師の大柴康介と出会う。正広は康介に憧れを抱きながら付き従うが、だんだんと憧れ以上の気持ちに気付いていく。ある日、康介は正広をパシリにしていた不良たちと喧嘩になる。抗争後、康介に想いを告げ、無事両想いになる正広。ようやく自分のヒーローに出会うことで、物語は紡ぎ出されていく。

――続いては『ひとりじめマイヒーロー』。

僕は、いろいろな"男の子同士の恋愛もの"の作品に出演させてもらっていますけど、『ひとりじめマイヒーロー』が特にほかの作品と違うのは、主人公の勢多川正広と大柴康介、このふたりだけの世界ではない、というところですね。恋愛を通して、自分以外の人との絆やつながりを確認していって、まわりをどのように巻き込んでいくかが丁寧に描かれている。そういった温かい部分がよくて一気読みしました。


――仲間感をすごく重視していますよね。人間関係がどんどん広がっていく。

そうなんですよ。物語は勢多川正広の孤独感からスタートするんですけど、進んでいくうちにどんどんと仲間が増えていって、ひとつの家にみんなが集まり一緒にご飯を食べる。もちろんそこから恋愛に発展していくんですけど、うまくことばにできなくてすれ違うシーンなどが面白く描写されている。ウェッティというよりはカラッと読める作品なので、性別問わず楽しめると思います。


『ひとりじめマイヒーロー』(C)ありいめめこ/一迅社

――羽多野さんは、バーテンダーの夏生役で出演されています。

はい、夏生はもうひとりの主人公・大柴康介の過去をよく知る人物。クールで辛辣なように見えるんですけど、康介のことを知っているからこそ突っ込んだことを言っているんです。謎多きキャラクターなので、どういう人なんだろうと考えてもらいたいですね。


――主題歌「ハートシグナル」も担当されていますね。

作曲の彦田元気さんにキラキラした楽曲を作ってもらい、作詞のshigeoさんにことばを紡いでもらいました。ふたりの主人公たちの後ろ向きになりがちな感情を、背中を押して前に進んでいくような、温かみのある内容になっている。歌っていても、どんどん扉が開いていくような明るい気持ちになれるんです。オープニング映像と合わせたものをはじめて観たとき、すごくかわいくてポップで、嬉しかったですね。


『ひとりじめマイヒーロー』(C)ありいめめこ/一迅社

金属バット役で出演した『ワンパンマン』

『ワンパンマン』(C)原作 ONE/作画 村田雄介/集英社

『ワンパンマン』
●作品紹介
「趣味でヒーローをやっている者だ」。就職活動中の青年・サイタマは、たまたま街で暴れていた怪人から少年を救い、"ヒーローになりたい"という小さいころの夢を思い出す。それから3年間、特訓により無敵のパワーを身につけたサイタマは、無事ヒーローになる。そして、どんな相手もパンチ一発で倒してしまうという、なんとも満たされないヒーロー・ワンパンマンが誕生した。

――出演した作品ということでは、『ワンパンマン』もそうですね。

はい。金属バットというヒーロー役をいただいたことがきっかけで読んでみたら、もう面白くて! 主役のワンパンマンは自分が強すぎて悩んじゃう、怪人と戦っても全然満足できないというキャラクター。なんて新鮮なヒーローなんだろうと思いました。金属バットはワンパンマンと同じヒーローなんですけど、これがすごく人間臭いなんですよ。


――見た目は短ランリーゼントのヤンキーだけど妹思いという。

そう! 家族のためにヒーローをがんばっているんです。僕はお兄ちゃんという設定のキャラクターを演じることが多いんですけど、新たなお兄ちゃん像でしたね。一見すると悪そうに見えるんだけど、とても硬派で格好いいんです。


――魅力的なキャラクターが多いですよね。

人間味があるというところでは、無免ライダーも大好きですね。あ、まだTVアニメ化はされていないんですけど、金属バットとムカデたちとの戦いのシーンが大好きなんですよ。


――ムカデ後輩、先輩、長老とどんどん強いムカデと戦っていくところですね。

はい、いつアニメ化してもいいようにすでに予習は完璧です!