デルのゲーミングPCブランド「Alienware」は、ハイエンド志向のゲーミングPCを数多くラインナップしており、上級ゲーマーを中心に圧倒的な支持を集めている。そのAlienwareから、13.3型デイスプレイを搭載するコンパクトサイズながら、VR Readyの高性能スペックを詰め込んだゲーミングノート「Alienware 13」シリーズが登場。今回は、そのAlienware 13から、有機ELディスプレイ搭載の「Alienware 13 OLED VR」を取り上げ、その魅力をじっくり紹介していこう。

「Alienware 13 OLED VR」

コンパクトボディにハイエンドモデル相当の高スペックを凝縮

Alienware 13は、AlienwareのノートPCシリーズの中で最もコンパクトなモデルだ。ただ、コンパクトとはいえ、その中身は大型モデルに匹敵するハイパフォーマンスが詰め込まれており、Alienwareシリーズの名に恥じない製品となっている。今回試用した評価機のスペックは以下の通り。

Alienware 13 OLED VR試用機のスペック
CPU Core i7-7700HQ(2.8GHzクアッドコア、最大3.8GHz)
メモリ DDR4-2667 16GB
GPU GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
ストレージ 512GB PCIe SSD
ディスプレイ 13.3型有機EL 2,560×1,440ドット
OS Windows 10 Home 64bit

まず、基本的なスペックを確認していこう。今回取り上げるAlienware 13 OLED VRは、その製品名からわかるように、ディスプレイに有機ELパネルを採用する点が大きな特徴となっている。そして、試用機のスペックは以下にまとめたとおりで、大型のモデルと比べても全く遜色のないものとなっている。CPUは4コア8スレッド処理対応のCore i7-7700HQを採用している。最新ゲームでは、CPUのマルチスレッド処理に最適化しているものが増えていることを考えると、ゲーミングPCとして納得のスペックと言える。

ディスクリートGPUには、GeForce GTX 1060を採用。より大型のモデルでは、GeForce GTX 1080など上位GPUを搭載できることを考えると、やや見劣りするかもしれない。とはいえ、GeForce GTX 1060はVR ReadyのミドルハイレンジのGPUであり、最新3Dゲームの快適プレイはもちろん、VRゲームにも十分に対応できる描画能力を誇っている。その高性能GPUが、13.3型ディスプレイ搭載のコンパクトボディに詰め込まれていることを考えると、納得の高性能と感じる。

実は、Alienwareブランドの13型ノートPCモデルとして4コアCPUを搭載するのは、このAlienware 13が初。GeForce GTX 1060の搭載も同様だ。つまりAlienware 13は、Alienware史上最強の13型ゲーミングノートなのだ。

もちろん、基本スペックは購入時に自由にカスタマイズできるのは、他の製品同様だ。用途やコストに合わせてカスタマイズできるため、納得の仕様を追求できる。