ここは某所にあるロジテックのオフィス。
Webサイト「ロジテックダイレクト」リニューアルを目前に控えた某日、関係者はみな頭を抱えていた。
本来であれば最終確認をしている予定であったが、その場に集まったプロジェクトメンバーたちの表情は一様に深刻そう……。なかには机に顔を突っ伏した者や、意気消沈してうなだれている者もいる。
悩めるロジテックのプロジェクトリーダーを救え!
……それはなぜか?
Webサイトのリニューアルオープン予定日があと1週間に迫っているにも関わらず、その作業が
まだ3分の1しか終わっていないからだ!
そんな状況により急遽開催された「ロジテック・サイトリニューアル緊急会議」だが、この状況を打開する案が上がってくることなく、会議は停滞していた。
このままでは確実に予定日に間に合わない。
意気消沈し、普段よりも小さく見えるプロジェクトリーダー。こんな状態のプロジェクトリーダーは、いまだかつてだれも見たことがない。やばい、いったいどうすれば……。皆の焦りがつのる中、プロジェクトリーダーが死んだような目をしながら呟いた。
「もういっそのこと、猫の手でも"宇宙人の手"でも借りられればいいのにな、無理か……」
まぎれもない、これは緊急事態である。
プロジェクトメンバーの3人がついに立ち上がり、プロジェクタリーダーに詰め寄った。
平野:「リーダー、そんな弱気でどうするんすか!」
天野:「宇宙人の手(パワー)、俺にお任せあれ!」
白川:「僕たちに汚名返上の機会をください!」
突然のメンバー3人の豹変ぶりにあっけにとられるリーダー。だが疲れと睡眠不足で頭がちっとも働かない。
平野・天野・白川:「お任せください、絶対に宇宙人を連れてきます!!!」
こうしてプロジェクトメンバーの仲良し3人組は、宇宙人を探すために会議室を勢いよく飛び出していくのであった。
「宇宙人を見つけて、絶対にリーダーを助けるぞー! おー!」 |