クラウド、モバイル、VR、AIなど、さまざまなデジタル技術の登場によって、かつてはアナログだったものがデジタルに変換され、人々の生活や企業組織のあり方に大きな変革をもたらしている。そんなデジタルトランスフォーメーション(DX)時代の到来が目前に迫っている。

それに伴い、今後は生産性の向上や業務効率化において、デジタルツールのパフォーマンス向上が大きなウェイトを占めるようになるだろう。

2017年6月30日 東京都新宿区にて開催されるセミナー「DX時代を勝ち抜くユーザーエクスペリエンス - パフォーマンスモニタリング・可視化がもたらすビジネスインパクト」では、DX時代にビジネスを成功に導くために必要なデジタルパフォーマンスやユーザーエクスペリエンスについて、ICT分野のキーパーソンを招いた講演やパネルディスカッションが開催される。

本記事では、同セミナーにおいて「デジタルツールのパフォーマンス管理」について講演する、リバーヘッドテクノロジー 技術本部長 草薙伸氏に話を伺った。

ボトルネックがどこにあるかがわからない現在のシステム

リバーベッドテクノロジー 技術本部長 草薙伸氏

「昔は、ほとんどのシステムがオンプレミスで構成もシンプルでした。そのためパフォーマンスが低下した場合でも、どこがボトルネックなのか今よりもわかりやすかった。ですが最近は、さまざまなシステムが複雑に絡み合った状態になっているため、どこがボトルネックかがわかりにくくなっています」(草薙氏)

近年では、システムにクラウドを採用している企業も多い。そしてクラウドの特徴として規模や業務内容に合わせてサービスを選べるという点がある。例えば開発部門であれば環境を構築できるIaaSを、経理部門であればパッケージソフトもあわせて提供されるSaaSを、部署ごとに異なる選択をするケースも十分にあり得る。

そこでパフォーマンスの低下が発生した場合、どこに原因があるのかを見つけ出すのは非常に困難だ。

「それでもIaaSであれば、インフラ部分以外についてはパフォーマンスを測ることができるかもしれません。ですがSaaSになると、エージェントツールを入れるわけにもいきません。ほとんどがブラックボックスの状態なので、ユーザー側もどう対処すべきかわからないのです」(草薙氏)

クラウド側の処理能力が足りないだけかもしれない。使用しているアプリケーションに問題があるのかもしれない。ユーザー側のネットワーク機器に異常が生じているのかもしれない。単純に、ユーザー側がOSやブラウザのバージョンアップを怠っていただけかもしれない。

しかし、各パート単位でパフォーマンスを測っても、どこがボトルネックかは見つけにくい。それを見つけるためには、全体を横串で見通せるツールが必要となる。そして、それを実現するソリューションが、リバーベッドが提供するパフォーマンス可視化ツール「Steel Central」である。

例えばWebの場合、ユーザーがブラウザを操作して、その答えが返ってくるまでは、これだけの経路を通ることになる。どこに問題があるのか、ひとつひとつ確認していくのは、至難の技だろう

ユーザー視点でトータルのパフォーマンスを可視化するSteel Central

Steel Centralは、さまざまなパフォーマンス可視化を行う製品群の総称である。

「これまで、ポイントごとにパフォーマンスをチェックするツールはいくつか存在していましたが、End To Endでトータルにパフォーマンスをチェックできるツールは、ほとんどありませんでした」(草薙氏)

Steel Centralに属するツールは、ネットワークやサーバーなどのインフラ(NetProfiler, NetAuditor, UCExpert, NetSensor)、ネットワーク回線(AppResponse)、アプリケーション(AppInternals)と、それぞれについてパフォーマンスを可視化するツールが備わっている。そして新たに、ユーザー側のデバイスベースで「全てのアプリケーション、全てのハード、モバイル、仮想端末」を監視する「Aternity」が加わった。これによって、システム全体をトータルで可視化することが可能となった。

End to Endでパフォーマンスをモニタリングする「Steel Central」の製品群

パフォーマンスの可視化がシステム担当者への理不尽な要求を減らす

「End To Endでのトータルなパフォーマンスの可視化が広がれば、日本のICT分野における開発風土が大きく変わることになるでしょう。もちろん、いい方向にです」と草薙氏は語る。

日本においては、「開発した側がすべての責任を負う」という意識が根付いてしまっている。つまり、パフォーマンスの低下が発生したら、真っ先に対応を求められるのは、そのシステムを開発した部門、もしくはSierである。

だが、開発者側が対応できるのは、あくまでも自分たちが開発した部分のみだ。例えば、アプリケーションを開発した人たちが責任を負えるのは、そのアプリケーションのパフォーマンスについてのみ。もしインフラやネットワークに問題があったとしても、そこに手を出すことはできない。

「現在では、開発の発注はプロジェクト単位で行われるケースがほとんどです。となると、開発者側がシステム全体を把握することは、事実上不可能です。システム全体のパフォーマンス管理は、ユーザー側でしかできません」(草薙氏)

ユーザー側がトータルでパフォーマンスを可視化できれば、どこに問題があるのかがすぐにわかる。そうすれば、すばやく適切な対処が可能だ。それと同時に、開発者側も自分たちが関わってもいない部分が原因となる問題に対処するという、理不尽な要求を受けることも減るはずだ。

なお、セミナー当日ではAterntyの具体的なデモが行われる予定とのこと。DX時代を勝ち抜くために必須なデジタルパフォーマンスの可視化、その実態を知りたい方は、是非ともこのセミナーに足を運んでいただきたい。

セミナーの概要は以下の通り。

  • タイトル:DX時代を勝ち抜くユーザーエクスペリエンス - パフォーマンスモニタリング・可視化がもたらすビジネスインパクト
  • 開催日時:2017年6月30日(金)14:30~17:00(受付開始14:00)
  • 会場:JR新宿ミライナタワー 12F マイナビルームB
  • 住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿四丁目1番6号
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 定員:50名

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