「MFC-J6980CDW」の魅力は印刷速度、印字品質、両面スキャン

──「MFC-J6980CDW」を導入してよかった点を順番に挙げてください。

清水氏:1番は、やはり印刷速度ですね。「MFC-J6980CDW」のファーストプリントの感想は「激速(げきはや)!」でした。もちろん動作自体が速くなったのもあるでしょうが、「MFC-6890CN」は紙を横向きにセットできるじゃないですか。横にすれば当然、印刷時の流れが短くなるわけですから、革命的にわかりやすい効率化だなぁと感心しました。

もともと旧機種の「MFC-6890CN」を利用していたのですが、印刷速度にそれほど不満はありませんでした。ただ、新たに「MFC-J6980CDW」を導入すると「ああ、旧機種の印刷は遅かったんだ……」と(笑) 旧機種は特にカラー印刷に時間がかかり、会議の最中に印刷命令をかけると会議が終わるまでにプリントが完了しなかったこともありましたが、「MFC-J6980CDW」では見違えるように速くなりました。比較すると2機種の違いは非常に大きいです。

「MFC-J6980CDW」のファーストプリントを「激速(げきはや)!」と表現する清水氏。旧機種を使っていたからこそ、速度の向上を誰よりも体感できたのかもしれない

2番目は、印字の品質、濃さですね。高速印刷でも黒がはっきりとよく見えるようになりました。学生に実際の環境問題の写真を見せるために写真印刷を行うこともあるのですが、こちらも非常にクリアに出てくるようになりました。それと、ちょっと古めのモノクロの行政文書にあるような、横線や斜線、ドットなどで分けられた棒グラフ。これらのグラフはインクに滲みがあると違いが分かりにくくなりがちなのですが、「MFC-J6980CDW」では格段にクッキリと出るようになりました。またカラーでは、PDFの片隅に載っている小さな写真に写っている人物もしっかり判別できるようになったと思います。オフィス用の機種ですのであまり期待していなかったのですが、カラー印刷の品質は非常に上がっていると思います。

3番目に、両面スキャンも大きいと思います。今回はまだ試していませんが、以前は100ページにもわたる資料を裁断機にかけ、すべてスキャンするような使い方をすることもありました。このような用途において、格段に効率が上がることでしょう。研究材料として必要な資料はPCに入れて持ち歩きたいですし、両面スキャンは今後利用頻度がより高くなると思います。