――都内、某所。

とあるおしゃれなカフェに、3人の女性が集まろうとしていた。彼女らはSNSを通じて知り合った働く女性たち。長野県に住む一人の女性が「今度東京に行くので、みんなで集まりませんか」と呼びかけたことをきっかけに、女子会を開くことになったのだ。

住むところも仕事もまったく異なる3人の女性たち。一体、どんな赤裸々なトークが繰り広げられるのだろうか……。

会社員、イラストレーター、ライフカラースタイリストが女子会を開催

――12:45

待ち合わせした店に、一人の女性がやってきた。ロジテックINAソリューションズでWeb担当として働く高瀬桂さんだ。今回の女子会の発案者でもある。

高瀬さんが店に入ってから数分後、次の参加者がやってきた。

イラストレーターとして活躍する西谷あやかさんだ。

高瀬:はじめまして! ……でいいのかな(笑)。西谷さん?


西谷:そうです! 高瀬さん? わー、会いたかったです!


高瀬:こちらこそお会いできて嬉しいです!


さらに待つこと5分。

最後の参加者である前田悠衣さんが到着した。都内を中心にライフカラースタイリストとして活躍している。

前田:あれっ、お待たせしちゃいました?


高瀬:いえいえ! 時間ぴったりですよ!


西谷:今日はよろしくお願いします!


メンバーがそろい、女子会がスタートした。

彼女たちのワークスタイルについて

――13:05

高瀬:おふたりは今日、どちらからいらっしゃったんですか?


西谷:今日は横浜からですね。


前田:私は目黒区からです。高瀬さんは?


高瀬:実は長野県からなんです。


西谷:えー!


前田:東京に来るっていうからどこから来るんだろうって思っていたら長野県なんですね! そちらに住んでいらっしゃるんですか?


高瀬:はい。長野県、まだめっちゃ寒いですよ(笑)。


西谷:出身も長野?


高瀬:そうですね。高校を卒業してからは、しばらく千葉に住んでいたんですが、転職を機に戻ったんです。すごい自然豊かなところなので、通勤中に車を運転していると、道路でふつうに鹿とか飛び出してきますよ(笑)。


前田:鹿!!


西谷:へ~!!!!


高瀬:おふたりはどちらのご出身ですか?


前田:私は大阪ですね。


西谷:私も生まれは大阪なんですが、3歳からは横浜なので横浜が長いですね。


高瀬:せっかくなので、ぜひお仕事のことも聞きたいです。


西谷:私はイラストレーターをしています。最近だと大阪のひらかたパークっていうテーマパークでもう一人の絵描きの子と一緒に壁画を描いたり。


前田:壁画ですか!


高瀬:SNSでアップされてるのをみたかも……あ、これですか?(※西谷さんのSNSはコチラ)


西谷:そうです、そうです! 今までやってきた中で一番広いものだったので絵を描くのが大変でした。


前田:大変そうですね。


高瀬:(SNSをみながら)スマホケースとかにも描いたり……?


西谷:ちなみにコレ(西谷さんのスマホケース)なんですけど(笑)。自分で描いたものを印刷しているんですが、販売もしたりします。


高瀬:かわいい~~! お仕事はメールとかで依頼がくる感じなんですか?


西谷:そうですね。直接メールをいただいて相談しながら進めたり、知り合いから人づてに依頼されたり。


高瀬:前田さんも独立して、お仕事されてるんですよね。


前田:そうですね。法人化して、「ライフカラースタイリスト」をしています。


高瀬:社長さんだ!!


前田:そうです。自分のやりたいことをやるのに株式会社にするのがよさそうだったから。私の家系はずっと会社を経営しているんです。


高瀬:すごい!


西谷:経営者の家系なんですね。


前田:あと、花の仕事もしています。色と花でその人の人生を良くするというお仕事です。


西谷:あなたにはこういう色が合ってます、とか?


前田:そう。たとえば誰かに花をプレゼントしたいなら、そのお相手のイメージを伺って、その方に合うお花を紹介したり。鮮度や色に強くこだわりを持っているので、市場へ行って、買い付けからやっています。


高瀬:企業からの依頼もあったりするんですか?


前田:ありますね。飲食店や法律事務所、歯医者さんなどに、色と花を使って研修をしています。私は昔から病院や歯医者さんなどの医療系が苦手で……行くのが億劫だったりしたんですけど、私と同じでなんとなく行くのが憂鬱に感じる方もいらっしゃると思うんですよ。そういった場所にお花があることで、少しでも患者さんやスタッフの方が明るい気分になっていただけたらと考えています。


西谷:すごい!……実は私も3年くらい前に花屋でバイトしてたんですよ。


前田:そうなんですか! 花屋さんって激務ですよね。


西谷:でも面白かったです。人によって「かわいい」の感じ方が違ってるんだなって思ったり。


テーブルに運ばれてきたケーキを選ぶのに盛り上がる3人