SHEENのSHB-100は、「グローバルで活躍する女性のための腕時計」というコンセプトで4年の月日をかけ、開発された上品な時計だ。スマートフォンとリンクし、2つの都市の時刻を同時に表示する「VOYAGE TIME RING Series(ボヤージュタイムリングシリーズ)」の一員。その名の通り、文字板上で2つの時刻を同時に表示できる。姉妹製品として「SHB-200」があり、そちらにはさらに小さなAM/PMを示すインジケーターがついている。

スマートフォンに無料の専用アプリ「CASIO WATCH+」をインストールすると、Bluetoothで時計とスマートフォンをリンクできるようになり、各種設定が可能となる。操作はシンプルで、SHB-100左下のボタンをワンプッシュで時刻修正、1.5秒長押しするとアプリ上から時計の各種設定ができる。もっと長押しするとスマートフォンを探索する機能が働く(スマートフォンの音を鳴らす)。

なお、スマートフォンのBluetoothをオンにして、アプリもバックグラウンドで起動しておけば、1日に4回、スマートフォンがインターネットから正確な時刻を取得し、SHB-100に反映させる。また、ホームタイム(メインの大きな時計)と、ワールドタイム(インダイアル)にそれぞれ別都市の時刻を表示することも可能。

それぞれの時刻設定は、スマートフォンを使い、アプリで表示される約300都市の中からタップして選ぶだけ。ホームタイムとワールドタイムを交換する際も、スマートフォンで入替アイコンをタップするだけで瞬時に切り替わる。なお、設定した都市がサマータイムの場合は、自動で調整してくれる。

スマートフォンに無料の専用アプリ「CASIO WATCH+」をインストールする。SHEENを選んで接続をする

本体のコネクトボタンを1.5秒長押しすると、アプリ上から各種設定ができる

ホーム画面。2都市の時刻が表示される。右下には充電池の残量が表示されるので、電池切れで慌てることもない

地域を選ぶ

都市を選ぶ。約300都市から選択できる

都市をタップすると詳細情報が表示される。サマータイムの期間もわかる

メインの時計とサブの時計は入替アイコンをタップするだけで交換できる

【動画】CASIO WATCH+アプリの操作とSHB-100の動きの一例。ホームタイムを「東京」、ワールドタイム(6時位置~10位置のインダイヤル)を「ニューヨーク」に設定している状態で、CASIO WATCH+の入替アイコンをタップし、続けて「設定を時計に送る」をタップ。すると、時計の針が素早くグルグルと回り出し、メイン時計のホームタイムがニューヨーク時刻に、インダイアルのワールドタイムが東京時刻へと入れ替わる

現在地と、もう一つの都市の時刻を同時に確認できるのは便利だ。海外へ行った際は、現地時間をホームタイムにしておき、ワールドタイムを日本にしておけば、日本の現在時刻もすぐわかる。海外に大切な人が住んでいるなら、相手が住んでいる都市を設定しておけば、相手がいる場所の現在時刻がすぐわかるので嬉しいのではないだろうか。