USBハブ機能も搭載! 3つの映像入力に対応
ディスプレイ部と昇降アームの取り外しはできないつくりで、本体設置にあたっては、底面部を3つの手回しネジで取り付けるだけとなっている。純正オプションとして昇降アーム背面に取り付けるVESA穴ブラケットがあるが、これはディスプレイの壁面設置を行うためのものではなく、VESAマウント対応のminiPCを取り付けるためのものだ。miniPCと組み合わせて省スペースな利用がしたいユーザーにもぴったりのモデルとなっている。
昇降アーム下部には、ケーブル整理用のホールも用意。背面突起の下側に用意された各種インタフェースを利用するとき、このアームにケーブルを通せば見栄えよく設置できる仕組みだ。
インタフェースは背面右側にPCと接続するためのDisplayPort、HDMIポート、RGBポートが各1つずつ用意されている。またUSB-UPポートも備えており、これをPCと接続すれば、隣にあるUSB 2.0ポートが利用できるようになるUSBハブ機能つきだ。背面左側には電源と、オーディオ入出力端子が用意されている。
シーンに合ったカラーを簡単選択
電源および各種機能を利用するためのボタンはディスプレイ下部にあり、下から押し上げる形で操作する。一般的な利用姿勢で前から見たときには、ボタンそのものが見えない状態になるが、触れたときにはっきりと形のわかるボタンであること、しっかり押した感触があることから使いやすい。
メニューはきちんと日本語になっており、誰でもわかりやすい構成だ。輝度やコントラスト、カラー調整などが手軽に行える。特にカラー調整は簡単で、メニューの「カラー調整」を選ぶと、細かな数値を指定するのではなく「クール/ノーマル/ウォーム」といったイメージを指定してのカラー設定が行える。
また「i-Style Color」では、「標準/ゲーム/映画/風景/テキスト」という5つのプリセットモードが用意されている。メインの利用方法に合わせて普段の設定を行い、ゲームを始めるときにここから切り替えるという使い方もよさそうだ。
各種機能は、「ENTER」ボタンで呼び出したメニューをたどって設定することも可能だが、頻繁な切り替えが発生するものは横に並んだボタンで直接操作することも可能だ。「INPUT」では入力ソースの切り替えを、「EXIT」ではi-Style Colorのプリセットモードの切り替えを行える。また音量調整ボタンの左側はECOモードの切り替えボタンも兼ねている。手軽に操作できるので便利だ。