香港は、アジアのアートハブ(中心)を目指しており、政府もアーティストの育成に積極的。今やアジアを代表するアートシティといっても過言ではありません。2014年からはアジア最大級のアートの見本市、「アート・バーゼル香港」が香港で開催されるようになりました。これを機に香港のアートシーンがより活気づき、見どころもたくさん。今回はそんな香港のアートについて紹介します。

日常の中にアートあり! 街中にあふれる作品

香港の街中には、個性豊かなギャラリーが数多くありますが、歩いているだけでも気軽にアートに触れることができます。

街中の壁にアート作品が

アーティストやその卵たちが腕を競うのがストリートアート。お店のシャッターや壁などいたるところに個性的な作品が描かれています。

これらのアートは、不定期に塗り替えられており、訪れるたびに「あれ、ここちょっと変わった!」という楽しみが。建物の形や窓などもうまく利用して、のびのびと描かれたアートが展開されています。旅行で訪れたなら是非とも写真に収めてほしい、まさに道端のギャラリー。作品のテイストはそれぞれ異なっており、お気に入りの作品を探してみるのも楽しそうです。

特に、中環(セントラル)エリア 。ギャラリーや、かつて警察官の宿舎だった建物を改装したアーティストのスタジオやショップが集まる「PMQ」があったり、洋服や雑貨屋さんも多いエリアです。ショッピングやカフェに立ち寄ったり、ぶらぶら街歩きをしながら、お気に入りのストリートアートを見つけてみてはいかがでしょうか?

アートをバックに写真撮影する人

ギャラリーもたくさんある

通過するだけじゃもったいない。駅の中にもアート

街中だけでなく、MTR駅の中にもアートがあふれているので、移動の際には要チェック! 特におすすめは、MTR(地下鉄)西營盤(サイインプン)駅。駅の構内のところどころに設置されたアートを見る為だけに訪れる価値がある作品ばかりです。

西營盤駅の壁に広がる謝明荘氏による写真作品

若手の芸術家を支援するためのHong Kong Youth Arts Foundationと地元の写真家で香港を代表する著名なアーティストのひとり、謝明荘氏によるアートプロジェクト「Art in station architecture」の一環で、西營盤駅の構内に大型のアートが飾られています。

Louis Soloway Chan氏による立体の絵画。迫力がある

Louis Soloway Chan氏による立体の絵画は、西營盤の街の日常風景をその活気やローカルの人々の表情まで細やかに描かれており、これぞザ・香港! という喧騒とバイタリティが感じられる作品。

駅構内のエレベーターにはそれぞれ異なった作品が展示されている

さらに香港駅では、メインエントランスや、ルーフトップガーデンにもカラフルなアートが点在しています。

香港駅は空港へわずか20分で直行できるエアポートエクスプレスが通っているほか、MTRセントラル駅、IFCモールにも直結している利便性の高い駅なので、ちょっとここで足を止めてアートを探してみるのもいいかもしれません。

香港迷も絶賛! アート・バーゼル香港。世界のアートが結集

もっともっと本格的にアートが見たい! という方は、3月のアートマンスに香港へ。毎年の恒例行事となった「アート・バーゼル香港」をはじめ、「アート・セントラル」やホテルでのアートエキシビションなどアジアだけでなく、世界中のアーティストによる選りすぐりの作品が香港に集結します。

© Art Basel

130回を超える香港渡航経験を持つファッション誌『SPUR(シュプール)』前編集長の福井由美子さんによると、「アート・バーゼル香港の会場では2フロアに渡り、世界中の名だたるギャラリーがブースを設け、ピカソやマチスなどの超有名作家から新進作家まで、多彩なラインナップで展示。駆け足で見て回っても3時間はかかります。これだけの量の作品をイッキに、しかも、販売会でもあるため、ミュージアムよりもカジュアルに至近距離で見られるという、こんな機会は日本ではまずないです。飛行機に乗ってでも見に行くべき! と熱烈推薦させていただきます。ちなみに、2016年は当日券もお昼ごろには売り切れていました。前売券の購入をオススメします」とのこと。次回のアート・バーゼルは2017年3月23日から25日香港コンベンション&エキシビションセンターで開催予定。

2019年には西九龍に新しく視覚文化の美術館「M+」を控える香港。今後ますますアートシーンが盛り上がります。グルメやショッピングだけでなく、街中のアートにも注目してみたら、新しい香港の魅力に出会えるかもしれませんね。

ギャラリー

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香港のストリートアート

MTR西營盤駅内

MTR香港駅

2016年のアート・バーゼル香港の様子 © Art Basel

取材協力

福井由美子

SPUR前編集長。現在、集英社コミュニケーションデザイン室 室長。ひとり旅を“ひとりっぷ®”と命名、女性のひとり旅を応援中。海外ひとりっぷ®歴20年以上、回数300回以上、うち100回以上が香港。ひとりっぷ®の達人として、トークショーやイベントなどでも活躍中。座右の銘は「旅は人生の貯金」、合言葉は「思い立ったがHave a nice ひとりっぷ®!」。「今日も世界のどこかでひとりっぷ®」ムック本が2016年12月31日発売予定。

ブログ: 今日も世界のどこかでひとりっぷ®

インスタグラム:SPURGRAM

※「ひとりっぷ®」は(株)集英社の登録商標です。

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