インクジェットプリンターに、いろいろな先入観を持っている人は多いのではないだろうか。たとえば、ビジネス向けの機種は写真プリントがあまり綺麗ではない、家庭用の機種はすぐにインクがなくなってしまう、というようなものだ。もちろん正しい部分もあるのだが、それを覆す力を持った機種も存在する。それが、ブラザーのインクジェットプリンター「DCP-J983N」だ。

家庭向けプリンターと同じく写真印刷も鮮やかにこなす力を持ちながら、印刷可能枚数は従来機種から大幅に増え、大量印刷に対応。それでいて外見はコンパクト、取り扱いも家庭用機種と同じく手軽になっているのが大きな特徴だ。在宅でビジネスをしている人やSOHOで働いている人、町内会やPTAといった場で多くの印刷物を作る機会がある人など、これまでの家庭用インクジェットプリンターでは少々力不足を感じていた人にぴったりの機種となっている。

「DCP-J983N」

わずか幅2cmの拡張で印刷枚数の大量増を実現!

コンパクトでありながら大量印刷に対応できる秘密は、正面から見て右側にある小さな段差に詰まっている。「DCP-J983N」はA4サイズのプリントとスキャンに対応し、ADF機能も備えているなど、基本的な印刷性能は既存の「DCP-J963N」と共通しており、外見的にもそっくりなのだが、このわずか2cmの改良が大きな違いを生み出しているのだ。

右側に階段のような2cmの張り出しがある

側面全体ではなく前側半分程度だけの張り出しだ

側面全体ではなく前半分のスキャナより下部分だけが張り出しているこの部分は、インクカートリッジの格納部分となっている。前扉を開くと中にカートリッジを差し込む場所があるのだが、ブラックのカートリッジが目に見えて大きい。つまり、1つのカートリッジで印刷できる枚数が格段に増えているのだ。

実際、印刷可能枚数を既存の「DCP-J963N」と比較してみると、文書印刷の場合、ブラックインクのプリント枚数が約375枚から約2,340枚(※)と、実に6倍以上もの出力が可能になっている。カラーカートリッジは従来通りのサイズながら内容量がアップしており、こちらも約499枚から約1,230枚と2.5倍近い枚数の出力ができるように進化。これにより、たくさん印刷する環境でもカートリッジの取り替えを頻繁に行わなくて済むことになった。

張り出した部分には大容量のインクカートリッジを収納

ブラックインクの容器が大きくなり、カラーインクはサイズを変更せず内容量のみ増加させた

コストメリットもある。カートリッジ1本あたりの価格を出力枚数で割ったA4サイズ1枚あたりの出力コストは、モノクロ文書なら約1円、カラー文書なら約4.6円となる。これも「DCP-J963N」のモノクロ約2.7円、カラー約8.5円からは大きな進歩だ。大量印刷を手軽に、リーズナブルに行いたいという需要に応えてくれるモデルといえるだろう。

前側からの給排紙やインク交換の手軽さは家庭用機種と同じ

ブラザーのインクジェットプリンター全般が備えている機能だが、「DCP-J983N」もフロントからのアクセスのみで基本的な給紙、排紙、インク交換が行える。給紙は前面にあるトレイを引き出して行うのだが、内部が二段構造で、A4サイズの紙とL判/はがきが同時にセットできるようになっているため、紙を入れ替える手間が省けるのがうれしい。

前側から引き出せる用紙トレイ

下段で合計100枚のA4用紙がセットできる

プリントしたものの排紙は、給紙トレイの上にある排紙トレイに行われる

なお、本体背面にあるもので普段利用するのは、手差しトレイくらいだろう。A4サイズ、はがきやL判写真といった一般的なものは全て前面のトレイにセットできるが、唯一封筒だけは手差しトレイを使うことになる。

本体背面には引き出し型の手差しトレイが備えられている

インクカートリッジは前述のように前から簡単に取り替えられる。インクを詰め替えるような作業は必要なく、インクが切れた時に手や周囲を汚すような心配はない。大量印刷対応モデルといえども、使い勝手は一般的な家庭用プリンターと変わりないだけに、従来の家庭用プリンターから少しだけステップアップしようという人にとって使いやすいだろう。

折りたたみADFとマットなホワイトボディがどこにでも馴染む置きやすさ

本体デザインがすっきりとコンパクトであることも大きな魅力だ。本体サイズは幅420×奥行き341×高さ172mmで、先にも述べたとおり家庭用のスタンダードモデルである「DCP-J963N」との差は幅の2cmだけ。しかも部分的な張り出しであり、そこに排気口やケーブルの飛び出しもない。

背面側も手差し印刷を多用しないのならば普段は触る必要がないため、スキャナ利用時にムリなく上部が開ける程度の隙間があればよく、設置場所に困ることはないだろう。これまで家庭用プリンターを置いていた場所に問題なくセッティングできそうだ。

本体背面には突起がなくすっきりとした作りになっている

電源ケーブルは本体左側から出ているが大きな飛び出しはない

ボディカラーは部屋になじみやすいホワイトで、上部の一部パーツを除いてマットな表面加工になっている。触った手のあとやホコリが目立ったり、拭き取りづらかったりすることはない。普段は上部のADF部分が畳まれていることもあり、あまり自己主張のないデザインになっている。リビングやオフィスなど来客の目に触れる場所に設置しても見映えが悪くないというのは嬉しいところだ。

上部のADFは折りたたみ式。最大20枚までのA4用紙をセットできる

本体前面についている操作パネルはカラータッチ液晶で、誰にでも使いやすい。角度調節も行えるから、設置場所の高さと利用者の目の高さにあわせて使いやすい設定が可能だ。さらにその左側にはスマートフォンからダイレクトプリントを簡単に行うためのNFCポート、メモリーカードやUSBメモリからのプリントを可能にするインターフェースなども用意されている。このあたりも、家庭用プリンターと同じ使い勝手でわかりやすいのがよい。

カラーのタッチパネルで簡単に操作ができる

操作部は角度調整可能だ

NFCポートやメディアスロットも備えている

1年保証+2年間に1回修理の最長3年続く安心

頻繁に利用する人や、ビジネスで利用する人にとって気になるポイントのひとつは保証だろう。多くのモデルには1年間のメーカー保証がついているが、長くできるだけ安心して使いたい人向けのサービスを、ブラザーでは「DCP-J983N」専用に用意している。

専用のサポートアプリをインストールし、ブラザーのユーザーサイトである「Brother Online」に会員登録していることと、「DCP-J983N」をネットワーク接続して利用していることが条件になるが、1年間のメーカー保証が終了した後、2年間のうちに1回利用できる修理サービスが提供される。つまり普通に利用していて壊れたなら、購入してから最長3年間は修理の対応をしてもらえるということだ。

このサービスは2016年11月スタートを予定しており、外出中でもインク残量などのチェックが可能になるという。また、インクカートリッジの型番も確認できるので、出先で家電量販店に立ち寄った時にさっと買い物を済ませられるのもうれしい。これも、頻繁に利用するユーザーが快適に使い続けられるための工夫だろう。

在宅ビジネスやSOHOでの利用、趣味や地域活動等でこれまでの家庭用プリンターでは力不足を感じていた人にぴったりのインクジェットプリンター「DCP-J983N」。プリンターをどんどん活用していきたい人にとって嬉しい1台だ。

※詳しい測定条件はブラザー公式サイトを確認ください

(マイナビニュース広告企画:提供 ブラザー販売)

[PR]提供:ブラザー販売株式会社