GeForce GTX 980M SLIは4K解像度をどこまで動かせるか?

最後に、各種ベンチマークテストにて「NEXTGEAR-NOTE i71101SA1」の性能を確認しておこう。まずは「WIN SCORE SHARE」を利用してWindows エクスペリエンス インデックススコアから見ていこう。なお、Windows 10ではゲーム用グラフィックスは計測されないため、こちらの項目は"0.0"となっている。結果としては、いずれの数値も堂々の"8.0"越え。ゲーム向けのデスクトップPCでも、これほどのスコアを出すとなるとアッパーミドル以上となるだろう。ノートPCのイメージを覆すスコアだ。CPUとOpenGLをテストする「CINEBENCH R15」は、特に良スコアが目立つ。デスクトップ同様のCPUと、SLI構成のGPUが効果的に動作している。

「WIN SCORE SHARE」にて計測したWindows エクスペリエンス インデックススコア

「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果

続いてFuturemarkの定番ベンチ2本を見てみよう。「PCMark 8」のHome acceleratedは「WIN SCORE SHARE」の結果に準じ、全体的にスコアが高い。CPU性能とハイエンドGPU、そしてそれらを支えるSSDがうまくかみ合った結果といえるだろう。「3DMark」のFireStrikeのスコアは、SLIの効果がハッキリとわかるものだ。ノートでありながらExtremeでも通用するそのパワーはさすがとしか言いようがない。ただし4K gamingのテストを行うUltraではさすがにスコアを下げてしまっている。

「PC Mark 8」Home acceleratedのベンチマーク結果

「3DMark」Fire Strikeのベンチマーク結果

「3DMark」Fire Strike Extremeのベンチマーク結果

「3DMark」Fire Strike Ultraのベンチマーク結果

ゲームベンチで見る4K(3840×2160ドット)の動作

ここからは、実際の3Dゲームで動作を試していくことにしよう。まずは国産MMO定番タイトルからスタート。「ファイナルファンタジーXIV : 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」だ。画質はDirectX11の最高品質に設定した。フルHD(1,920×1,080ドット)のスコアは文句なしで"非常に快適"、そして4K(3,840×2,160ドット)ではスコアを落とすもののそれでもしっかりと"快適"という結果を出している。あのファイナルファンタジーXIVの最新グラフィックスを、現在最高クラスの画質で楽しめるノートPCが出現するとは、本当に驚きだ。

「ファイナルファンタジーXIV : 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」DX11/最高品質:フルHDのスコア

続いて、2016年に発売されたばかりのタイトル「Rise of the Tomb Raider」のフレームレートを測ってみよう。設定は"最高"を選択、ゲーム冒頭の雪山シーンの平均フレームレートを「Fraps」を用いて計測した。現在最高峰のグラフィックスを誇るタイトルだけに、その動作は本機をもってしても重い。それでもフルHDならば、なんと平均70FPSを出すことができた。ゲームが進めばさらに重いシーンも多数表れるが、画質を調整すれば十分に遊ぶことが可能だろう。一方4Kはといえば、こちらはさすがに分が悪い。冒頭のシーンですら最大20FPSまでしか届かず、平均16FPSといった結果だ。とはいえ、現状はデスクトップ向けGPUを持ってしても4K解像度でのプレイは困難を極めている状態。ノートPCでここまで動くというのは、なかなか類がない。またインターフェース表示が4Kに対応していないタイトルも多いため、現状は1,920×1,080ドット、もしくは2,560×1,440ドットなどを選んでプレイするほうが無難だろう。

「Rise of the Tomb Raider」のフレームレート

G-Tuneのフロンティアスピリットが生み出した型破りなモンスターマシン

ゲーミングPCブランドの先駆けとして登場し、すっかりと日本のPCゲームシーンに定着したマウスコンピューターの「G-Tune」ブランド。その魅力は、安定してゲームを動かすだけに留まらず、数々の挑戦をし続けたことによって培われたといってもよいだろう。この「NEXTGEAR-NOTE i71101SA1」もそんなG-Tuneの精神を受け継ぐ一台だ。ノートPCながらもデスクトップPC向けのCPUを搭載するという型破りな設計は、ただ単にパーツを買い付けるだけでは到底実現できないものといえる。フロンティアスピリットから生まれた本機が秘めるパワーは、まさにモンスター級。お金に糸目をつけず最高のハイパフォーマンスノートの購入を考えている方、デスクトップPCの性能が必要だがどうしてもノートPCサイズが必要な人には、唯一無二の選択となりそうだ。当面は最強のノートPCとしてG-Tuneラインナップに君臨することだろう。

標準スペック

モデル名

NEXTGEAR-NOTE i71101 BA1
OS 基本構成 Windows 10 Home 64ビット
アップグレード選択可能 Windows 10 Pro 64ビット
CPU プロセッサー インテル Core i5-6400 プロセッサー
詳細 2.70GHz
グラフィックス グラフィック・アクセラレーター 【SLI】 GeForce GTX980M
ビデオメモリ 8GB×2
メモリ 標準容量 8GB (8GB×1)
メモリタイプ PC4-17000 DDR4 SODIMM
ストレージ ハードディスク 500GB HDD

チップセット

インテル Z170 Express

カードリーダー

マルチカードリーダー(右側面×1) [対応メディア:SDメモリーカード (SDXC,SDHC 含む)、マルチメディアカード]
液晶パネル 液晶 17.3型 クアッドフルHDノングレア (IPS方式/ LEDバックライト)
解像度 3,840×2,160
インターフェイス ディスプレイ 5 (HDMI 背面×1、mini DisplayPort 右側面×2、DisplayPort 右側面×1、Thunderbolt 右側面×1)
USB3.0 5 (右側面×1、左側面×3、背面×1)
USB3.1 1 (右側面×1) ※こちらのポートは DisplayPort、Thunderbolt と共用になります。
イーサネット 2 (Killer E2400 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45) / 左側面×2)
サウンド ヘッドフォン出力(ミニジャック メス/左側面×1)、マイク入力(ミニジャック メス/ 左側面×1)、ラインイン(ミニジャック メス/ 左側面×1)
無線 IEEE 802.11 b/g/n・ Bluetooth V4.0 + LE 準拠モジュール
eSATA -
S/PDIF 1 (オプティカル/ ミニジャック メス 左側面×1)
拡張カード -
その他 指紋センサー(スライド式/ クリックボタン中央部×1)

Webカメラ

200万画素

動作時間 (標準バッテリー使用時最大)

約 2時間

本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm)

428×308×45 (折り畳み時)

重量

約 4.8kg

価格・構成については、記事作成時の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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