小さなビーズを並べてアイロンの熱でくっ付けて、自由自在にモチーフやオブジェをつくることができる「パーラービーズ」。今年で日本発売から20周年を迎えたロングセラーの商品で、特に30歳前後の人には子どものころに遊んだ懐かしい記憶のある人が多いのではないだろうか。

また、図案や色選びをしたりといった創造性を育むと同時に、手先の器用さや集中力も養うことができ、大人になった今でも十分楽しめるのもこの商品の魅力。やり始めると、時間を忘れてついつい没頭してしまうほど楽しくなる。気分転換や、何か忘れたいときに気を紛らすのにももってこいだ。

クリスマスのデコレーションはパーラービーズで!

そんなパーラービーズだが、今回はクリスマスが近いということもあり、クリスマスをテーマにしたモチーフづくりに親子で挑戦してみた。

用意したのはパーラービーズのラインナップの中でも「筒入り」と称されるバケツ容器に入ったタイプ。丸・四角・六角の基本プレートが入った「マルチビーズ」、女の子向けの「ガールスタッフ」、ブラックライトで光る「ネオンブライト」の3種類。それぞれ約5,000ピースのビーズのほかに、ピンセットとアイロンペーパーが同梱されている。

左から「マルチビーズ」、「ガールスタッフ」、「ネオンブライト」。ビーズを並べる土台となるプレートとカラーセレクトが異なる

バケツの中にはそれぞれ約5,000ピースが入っている

この3種類は、いずれも20周年を記念した「丸プレートL」が入った特別仕様。フタと同じ直径の大きさの丸いプレートで、標準のプレートよりもかなり大きなサイズのモチーフを作成することができる。今回のテーマだと、クリスマスリースなどをつくったりするのにちょうどよい。

早速、製作開始

というわけで、早速リース風のクリスマスプレートを作成してみることに。手順はプレートの大きさが違っても基本は同じ。プレートの突起にビーズの穴を引っ掛けて並べていき、最後にアイロンペーパーを乗せて裏表両面上からアイロンを押し当て、ビーズを熱で溶かしてそれぞれをくっ付ける仕組みだ。

フタの上に同じ直径の「丸プレートL」がもう1点付属している、20周年特別仕様の3製品

まずは図案の考案から。なんとなく周辺がクリスマスリース風で、その内側にサンタクロースを描いてみようとイメージ。とはいえ、いったいどこから何からつくり始めるべきなのか見当もつかず、とりあえず外周からクリスマスリースをイメージしたカラーで埋めてみた。

すると、最初の段階よりも中の空間が狭まり、図案がよりイメージしやすくなった。エリアが小さくなった分、円の中心も捉えやすくなり、今度は内側から外側へとイメージを膨らませていった。

中心部にサンタクロースの髭を。次に目を配置して、そこから顔の肌の部分を広げていった。なんとなくサンタの顔っぽく見えるようになってきたので、今度は帽子と洋服の上下の方向へそれぞれ広げていった。

すると帽子の部分はちょうど頂点が外周の既にビーズを並べた部分に合流したのでそこで終了。一方、下方向の洋服に関しては、そのまますべて同じ色で並べてしまうのはなんとなく味気ないと思い、プレゼントボックスを片手に持っているイメージを思い浮かべ、その中心としてリボンを十字に並べていき、バランスのいい大きさになったところで、周りを別の色でボックスを描いていった。

ビーズを地道に並べていく。付属のピンセットを使えば、ビーズのつまみ出しも並べる作業もやりやすい

あとはその周りを身体の形になるように洋服の色で埋め尽くしていったが、それだけではなんとなくつまらないので、サンタクロースが片手を上げて挨拶しているようなポーズに腕の部分を継ぎ足した。そして手の先には星が光っているイメージでビーズを配置。反対側にはモミの木をイメージしてビーズを並べて、残った部分を背景として同色で埋めていった。

作り始めたときは、大きな丸い円のプレートを前に最初は途方に暮れていたものの、手掛かりを見つけた途端にあっという間に完成。筆者にとって、実はこれがパーラービーズの楽しいところでもある。というのも作図がパズル感覚でできるからだ。なんとなく並べ始めて、そこで偶然出来上がった形や見つけた法則性をもとに図案を展開していく。実を言うと、子どものころから手芸など女子力の高い創作は苦手で、図工のほうが得意だった筆者にとってはこういう進め方のほうが飽きずにできるのだ。

まずは外堀から固めて、徐々に内側を攻めていく戦法で完成した、リース風のクリスマスプレート。丸型プレートはビーズを並べる溝が放射状になっているので図案を考えるのに意外に頭を使うのだ

付属のアイロンペーパーを上からかぶせてアイロンを押し当てる。ビーズ同士がしっかりくっ付いてプレートから外した時にバラバラにならないようにまんべんなく念入りに

粗熱が取れた後、そっとアイロンペーパーを剥がす。この時くっ付いていないビーズがあれば、もう一度やり直す

しっかりくっ付いているのを確認したらプレートから外して、反対の面も同様に

作り方は人それぞれ

一方、子どもにビーズを並べさせてみると、これまた違ったやり方をする。筆者宅の小3男児の場合は、いつも最初は貼り絵のように絵を描こうとする。ゆえに空間を塗りつぶすという発想がなく、ビーズどうしが必ずしも隣り合っておらず、いざアイロンで引っ付けようとしても不可能。そのことを指摘すると、今度は頭の中で図案を描いているのか、絵の具の色を用意するかのように並べる前に必要な色をそれぞれ集め、それから並べ始めたのだ。並べながら色を考え、探していく筆者とはまったく違ったやり方で、いろいろな遊び方があるのだなと毎回興味深い。

小3男児が単独でつくった作品。パズルのように並べて図案を考える母とは違い、よりフリーダムな発想だ。丸型のプレートを用いた作品は野球のボールにサンタクロースを組み合わせたとのことで、なかなかユニーク

今回は簡単な立体物の作成にも挑戦。丸型プレートの1列の半分ほどを開けてビーズを埋め尽くした板を2枚用意する

ビーズを並べていない部分を溝にして2枚を噛み合わせる

平面から立体的な球のようなモチーフに

子どもと一緒につくったクリスマスデコレーション用モチーフ。ビーズを並べる作業を協業したり、アイディアを出し合ったり、コミュニケーションを図りながらの共同作業を親も子も楽しめる

というわけで、大きな「丸プレートL」を前に一度挫折していた子どもの前で、見事に大作(?)を完成させ、「ママ、スゴイ!」と敬意を抱かせることに成功した。

ビーズの穴にヒモを通せば吊るして飾ることができる。穴の大きさと耐重荷力を考慮すると刺しゅう糸ぐらいが最適。筆者宅にはこの青の刺しゅう糸しかなかったのでそれで妥協したが、クリスマスカラーにするともっと雰囲気が出そうだ

こんなふうにビーズが溶けすぎてしまって穴がふさがってしまっている場合がしばしばあり、アイロンで接着する際にはご注意を!

穴がふさがってしまった場合は、先の尖った硬いもので穴を開ければ大丈夫

全部の作品にヒモ通しが完了。後は飾り付け

作ったモチーフを飾り付けてみる

パーラービーズなら穴の部分にヒモを通せば、そのまま窓に吊るしたり、クリスマスツリーのオーナメントとしても飾ることができる。そこで、我が家もツリーを設置したりと、今年もそろそろクリスマスを迎える準備を。いつも使っている市販品のオーナメントに混ざって今年はオリジナルのバラエティに富んだツリーが完成! 蛍光ビーズタイプの「ネオンブライト」は、暗闇でブラックライトを当てると光らせることもできるとのことで、よりクリスマスっぽい演出にもなりそう。これからの季節、クリスマスや年末年始のデコレーション用に家族総出でパーラービーズのオリジナルの作品をつくりながら、楽しい一家団らんの過ごしてみるのもいかがだろうか。

「丸プレートL」で作成した大きなモチーフは天井やドアノブに吊るして、ウォールデコレーション

(マイナビニュース広告企画:提供 株式会社カワダ)

[PR]提供: