KDDIウェブコミュニケーションズが提供するホスティング専門サービス「CPI」には、8人のエバンジェリストがいる。同社 クラウドホスティング事業本部 マーケティング部の阿部正幸氏を除けば、いずれも社外のエンジニアやデザイナー、ディレクター、プロデューサーなど、第一線で活躍するWebのエキスパートばかりだ。

CPIエバンジェリストは、イベントやセミナーでの講演、コラム記事などのコンテンツ発信を通じて、CPIのユーザーやパートナー、Web関連コミュニティと共に、Web業界の発展と地域活性を図ることを使命として選任されている。

CPIエバンジェリストの一人である菱川拓郎氏は、マークアップエンジニアやディレクターを経験したのち、現在はオープンソースCMS「concrete5」のサポートと普及活動を行うコンクリートファイブジャパンの代表取締役を務めるプロフェッショナルだ。

そこで今回は、菱川氏にCPIの魅力を語っていただいた。

── 「concrete5」とコンクリートファイブジャパンについて教えて下さい

コンクリートファイブジャパン 代表取締役 菱川拓郎氏

菱川氏 concrete5は、人気の高いWordPressやDrupalと同様にオープンソースのCMSで、非常に直感的に利用できる点が最大の特長です。

一般的なCMSは、独自のコードなどを埋め込むことによってWebページを作成していくものですが、concrete5はパーツをドラッグ&ドロップすることでコンテンツを作成することができます。開発も比較的容易で、インタラクティブなページであっても簡単に用意することが可能です。

CMSというとサイバー攻撃を不安に感じるユーザーもいます。concrete5は、公式に審査されたプラグインしかインストールできない設計となっており、CMSに不正アクセスしてもファイルを操作することができないなど、設計段階からセキュリティ対策が講じられているのも特長の1つです。

concrete5はオープンソースのため無料で利用できますが、導入や運用が容易とは言えません。そこで私たちは、デザイン会社などのパートナーと共に、concrete5を活用したWebサイトの設計や開発、運用管理までを総合的に支援しています。私は、CPIのエバンジェリストであると同時にconcrete5のエバンジェリストでもあるので、その魅力を伝えることも仕事の一環ですね。

── CPIの魅力はどのような点にあるのでしょうか

菱川氏 最近は極めて安価なホスティングサービスが登場しているため、それらと比べると高価に感じるかもしれません。しかしCPIは、価格以上の機能・サービスが提供されているところが魅力です。

大抵のサービスは“オールインワン”を売りにしているものですが、CPIのオールインワンはレベルが違います。というのも、バックアップやテストサーバー、WAFといった、準備や運用が面倒であったり、追加の費用が必要であったりする機能を標準で提供しているからです。

特にWebを安心して運用していきたいと思っているクライアントには、CPIをおすすめしています。必要な機能が無償で、しかも簡単に利用できます。不慣れなまま運用していたものを、CPIに任せることができるメリットはたいへん大きいと思います。

バックアップやテストサーバーが標準で準備され、公開もリカバリも手間なく実行できる「SmartRelease」は、特におすすめですね。

バックアップシステムは準備も運用も困難なことが多く、サーバーのプロフェッショナルでさえ失敗することがあります。本番サーバーのほかに、テストサーバーや開発機など、複数の環境を用意しなければならないのは、作業的にもコスト的にも大きな負担です。私も駆け出しの頃は、リカバリ失敗や、本番環境の操作ミスなどをした経験があります。

SmartReleaseであれば、バックアップは自動で保存されていますし、テスト環境を用意する必要もありません。本番環境へのリリースも、クリック1つで実行できますし、戻すのも一瞬です。FTPツールを使わなくてよいというのは、実に楽ですね。

先に述べたように、CMSを利用するユーザーは、セキュリティ対策を特に気にするものですが、CPIのWAFは、ある程度細かくコントロールできるのがよいですね。レンタルサーバーで提供されているWAFの多くは、フル機能のオン/オフしか出来ないものです。しかしCPIであれば、標準的な攻撃を防ぎつつ、必要な通信のみを通せるようにカスタマイズできます。CMSの通信がWAFで止められてしまうこともあるので、非常に助かります。

SmartReleaseの詳細はこちら

── 「Git」がお気に入りだと聞きました

菱川氏 concrete5の利用を考慮すると、最も助かっているのはバージョン管理システム「Git」の存在です。

concrete5は、ブロックを並べることでWebページを構成していく作りになっています。ブロックごとにデザインパターンを作って自由に適用できるため、簡単にWebデザインのバリエーションを増やすことができます。そのため、デザインを記述したテンプレートファイルが増大していくことになります。このファイルを管理するのに、Gitが非常に役立つのです。ファイルごとに変更履歴を追うことができるため、膨大な量になってもそれほどたいへんではありません。

Gitが特に活躍するのは、社内外で複数のスタッフがチームとなって活動する場合でしょう。クライアントから、膨大なファイル数の中から「差分ファイルだけメールで送って欲しい」というような難題を言われることもあります。サーバー側がGitに対応していれば、面倒でミスの多いファイルのやり取りは不要です。

問題は、わざわざGitをサーバー側にインストールして、自分で管理できるかどうかという点です。CPIであれば、標準で利用できますので、その点の心配は不要なのです。

テスト環境はGitでファイルを管理して、本番環境へのリリースはSmartReleaseを利用すると、非常に便利なことがわかっています。ただし、両者を連携するには、いくつか細かな設定や押さえておくべきポイントがあります。活用方法はコラムで細かに解説する予定ですので、ぜひ楽しみにしてください。

菱川氏のコラムはこちら >>

── CPIレンタルサーバーに期待したいところがあれば教えてください

菱川氏 CPIレンタルサーバーのスタッフは、ユーザーやWebプロフェッショナルとの距離が近いのがよいところです。勉強会などで気軽に会えますので、気になる点や困った点などをどんどん聞くことができます。その点でも、安心して利用できるのではないでしょうか。

今後もCPIレンタルサーバーといっしょに、Webプロフェッショナルが盛り上がり、業界全体を牽引していけるような環境を作っていきたいと思います。

CPIが選ばれる3つの理由

1.快適なレスポンス
2.万が一のバックアップ
3.安心のサポート
CPIを使うウェブサイト急増中!
集客を強化し、運営をサポートするレンタルサーバーです。
http://www.cpi.ad.jp/

(マイナビニュース広告企画:提供 KDDIウェブコミュニケーションズ)

[PR]提供:KDDIウェブコミュニケーションズ