世界で最も観られているTVドラマに6回も選ばれた『CSI:科学捜査班』。そのスピンオフ(兄弟番組)である『CSI:マイアミ』『CSI:ニューヨーク』を含めたエピソード数は、なんと800以上! そんな大ヒット・シリーズの新たなスピンオフが『CSI:サイバー』だ。同作は、全米で今年の3月から5月にかけて放送されたばかりの新作で、日本でも11月14日(土)よりWOWOWで初放送される。今回は新スピンオフの日本上陸を祝し、世界中で愛され続ける『CSI:』シリーズの魅力に迫った。

11月14日(土)よりWOWOWで日本初放送される『CSI:サイバー』

犯罪者の思考までも変えた『CSI:科学捜査班』

『CSI:科学捜査班』は、CSI(Crime Scene Investigation)所属の科学捜査官たちが最新科学を駆使した捜査技術で凶悪犯罪を解決していく姿を描いた、原則1話完結のクライム・ドラマ。これは、『CSI:』シリーズ共通のフォーマットで、『CSI:科学捜査班』はラスベガス、スピンオフはマイアミ、ニューヨークが舞台となっていた。

もともとアメリカでは、クライム・ドラマは定番の人気ジャンル。しかし、鑑識という、一見地味な作業をエンタテインメント化したところが、『CSI:』シリーズの特長といえるだろう。銃創や血痕から、犯人の動きを突き止め、犯行の一部始終を再現映像で見せる圧倒的なリアリズムは視聴者の度肝を抜いた。今では、鑑識が登場しないクライム・ドラマは皆無と言って良いほどだ。

そして、この『CSI:』シリーズの世界的大ヒットは、現実社会にも影響を及ぼした。CSIに憧れる学生たちが法医学クラスへ殺到したほか、犯罪者が現場で証拠を残さないように注意し、陪審員が裁判で証拠を重視するようになったのだ。これらの現象は“CSI効果”と呼ばれた。このような多方面に影響力を及ぼしたドラマは『CSI:』シリーズ以外に見当たらない。

サイバー犯罪を描く、新スピンオフ『CSI:サイバー』

『CSI:』シリーズの新スピンオフである『CSI:サイバー』の舞台は、アメリカの首都ワシントンD.C.。同地を拠点とするFBI(米連邦捜査局)本部のサイバー犯罪部門で働く捜査官たちの活躍を描いている。

『CSI:サイバー』がほかの『CSI:』シリーズと異なるのは、サイバー犯罪に特化しているところ。チームのメンバーたちはサイバー犯罪が起これば、全米各地に駆け付けるのだ。サイバー犯罪と聞くと、一般市民に遠い犯罪のように錯覚するかもしれない。しかし、我々の日常生活はインターネットで制御されているものばかり。『CSI:サイバー』のエピソードでは、犯罪とは無縁に思えるベビーモニターやジェットコースター、タクシー配車システムなどがハッキングされ、大惨事を引き起こす。サイバー社会で暗躍する犯罪者たちは顔も名前も不明。キータッチひとつで社会を混乱に陥れてしまう。『CSI:サイバー』は、『CSI:』シリーズの中で、私たちにもっとも身近な恐怖を描いているのだ。

『CSI:サイバー』の女性主任エイヴリーもサイバー犯罪被害者のひとり。臨床心理士だった彼女はパソコンがハッキングされ、患者を殺されてしまう。患者の死を調べるうちに、FBIでサイバー犯罪のプロたちを率いる立場となったのだ。エイヴリーが心の専門家の知識を駆使して、捜査対象者の表情や体の動きを細かに観察。彼らの本音を見破っていく過程は実に鮮やかだ。そして、彼女の右腕的存在の捜査官ムンドは離婚経験があり、一人娘を溺愛する父親。さらに、新人のネルソンは元ブラックハッカー(悪意を持ってハッキングする人を指す)だ。『CSI:』シリーズ同様、捜査官たちの人間性や背景が序盤でしっかりと描かれており、視聴者をより惹きつける効果を発揮している。

多彩なキャストが作品を盛り上げる

エイヴリーに扮するのは、映画『6才のボクが、大人になるまで。』で第87回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、シーズン7まで続いた人気TVドラマ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』で主役を務めた、実力派女優のパトリシア・アークエット。彼女はエイヴリー役で『CSI:科学捜査班』シーズン14の第21話「サイバーキラー」に初登場していたため、『CSI:』シリーズのファンにはおなじみの顔だろう。イケメンのムンド捜査官には、『ドーソンズ・クリーク 青春の輝き』でブレイクしたジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク。元ブラックハッカーのネルソンには、キッズ・ラッパーとして一世を風靡したバウ・ワウこと、シャド・モスが扮している。エイヴリーの上司を演じるのは、『アリー・myラブ』のピーター・マクニコルだ。映画、海外ドラマ、洋楽ファンの三方面にアピールするバラエティ豊かな面々が顔を揃えた。製作総指揮はもちろん、『CSI:』シリーズの立ち上げ時から関わってきたヒットメイカーのジェリー・ブラッカイマーだ。ちなみに、『CSI:科学捜査班』で主任のD.B. ラッセルを演じたテッド・ダンソンは、現在、アメリカで放送中の『CSI:サイバー』シーズン2に同じ役でレギュラー出演している。

『CSI:』シリーズの正式な後継ドラマとも言える『CSI:サイバー』。同作はこれまでのシリーズを見ていない人でも楽しめる内容になっていることも特長のひとつ。そのため、同作はすべての海外ドラマ・ファンにおススメしたい新作だ。

(c)2015 CBS Studios Inc. All Rights Reserved
(c) 2015 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.

(マイナビニュース広告企画:提供 WOWOW)

[PR]提供:WOWOW