Basicシリーズならスピーディにクラウド環境を構築できる

前回に引き続きGMOクラウドのALTUS Basicシリーズを試していこう。ALTUS Basicシリーズは14日間無料かつ機能制限なしで実際に試すことができるため、他のクラウドサービスを契約してみたものの、ユーザーがイメージしたものと異なる場合や、目的のアプリケーションが動作しないといったトラブルも未然に防げるはずだ。サービスを試すには、Webから会社名や個人情報などを入力し、支払い方法の選択やライセンス条項などを確認して申し込めばよい。ちなみに支払い方法は銀行振り込みとクレジットカードの2種類から選択可能だ。

GMOクラウドのトップページ。赤色の14日間無料のボタンから申し込みが可能になる

入力フォームに必要な情報を入力してユーザー情報の登録を行う。ここで支払い方法の選択やライセンス条項の確認を行う仕組みだ

本人確認には電話認証を採用。登録した電話番号に音声案内が着信し、読み上げられた5桁の数字をフォームに入力する

これで申し込みは完了だ。後はメールの着信を待つだけである

申し込みが完了するとものの数分でメールが到着し、サービス申し込み完了メール、IDや仮パスワードを記載した登録完了を知らせるメール、そしてサービス開始となるメールが素早く届く。後はIDおよび仮パスワードでポータルサイトにアクセスすれば、ダッシュボードから各種操作が可能になる仕組みだ。なお、仮パスワードは社内で管理しやすいものに変更しておくといいだろう。

こちらはユーザー登録完了を知らせるメール。記載されたIDと仮パスワードを用いてポータルサイトにアクセスする

こちらがALTUS Basicシリーズのダッシュボード。メンテナンスおよび障害情報や、各種操作を記載したヘルプページの参照も簡単に行える

まずはダッシュボードからコンソールを有効にしてから、設定管理画面で仮想サーバーを作成する。ここでは各リソースが自由に設定できる「リソースパックサーバー」を選択し、ホスト名やOS、CPU、メモリー、セキュリティ設定を選択する。OSは執筆時点でCentOS 5.9/同6.4/同6.4 with Plesk12/同6.4 LAMP/Ubuntu 12.04/Windows Server 2008 R2 Standard Edition SP1/同Enterprise Edition SP1/Windows Server 2012 R2 Standard Edition/同Enterprise Editionから選択可能。仮想サーバーの作成は40秒程度だった。

設定管理画面から仮想サーバーを作成するため、「仮想サーバー作成」のボタンをクリックする

ここで仮想サーバーの種類やホスト名、OSなどを選択する

約40秒で仮想サーバーの作成は完了した。端末から操作することが多い場合はrootパスワードの変更もお忘れなく

こちらは仮想サーバー作成完了の管理設定画面。サーバーの状態などを確認できる

ちなみに設定管理画面では仮想サーバーに関する各種設定やファイアーウォール設定関連等の一元管理、CSVファイルによる情報取得も行える。続けて社内や外部から仮想サーバーにアクセスするためのグローバルIPアドレスの新規取得も行おう。こちらも特段難しい操作は必要とせず、設定管理画面の「未割り当てグローバルIPアドレス」から画面の指示に従って進めるだけでよい。

設定管理画面の「未割り当てグローバルIPアドレス」に並ぶ「IPアドレス取得」のボタンをクリックし、画面の指示に従って操作するだけで作業は進む

これでグローバルIPアドレスの取得が完了した

続いて取得したグローバルIPアドレスを仮想サーバーに対して割り当てる必要がある。GMOクラウドでは本操作を「スタティックNAT設定」と呼んでいるが、操作自体は簡単だ。「管理サーバー」を開いてグローバルIPアドレスを紐付するだけで操作は完了する。

グローバルIPアドレスの割り当ては「仮想サーバー」と書かれたタブから行う。「IPアドレス」にある「+」のボタンをクリックする

ドロップダウンリストから取得したグローバルIPアドレスを選択すれば、仮想サーバーのIPアドレス割り当てが完了する

こちらは設定後の仮想サーバー情報。「IPアドレス」部分が変化している

最後に外部もしくは社内から接続可能にするため、ファイアーウォールの設定を変更しなければならない。ここではTCPに対してすべての外部から接続可能にするが、社内に限定する場合はIPアドレス範囲を設定する。また、sshなど特定のプロトコルを選択する場合は「ポート番号」から変更しよう。ちなみに仮想サーバーから外部への通信となる「送信規制」だが、未設定の場合はすべて許可となる。

設定管理画面の「ファイアーウォール」に並ぶ「受信規制」の「+」をクリックするとファイアーウォールの設定変更が可能になる

ここでプロトコルやポート番号、接続可能なIPアドレス範囲を選択する

設定完了後は「受信規制」に解放したポート番号などが並ぶ。こちらはHTTPとSSHを解放した状態

これでクラウド仮想サーバーの完成だ。このように実に簡単な操作で仮想サーバーの作成が可能になるため、ALTUS Basicシリーズであれば専任管理者でなくても運用は可能だろう。さらに仮想サーバーの状態を保存しておきたい場合は、ディスクスナップショットを作成しておけば、いつでも以前の状態に戻せるため安心だ。

ディスクスナップショットを作成する仮想サーバーのカメラマークボタンをクリックすれば、そのままスナップショット作成が始まる

「スナップショット」と書かれたタブを開けば作成したスナップショットが並ぶ仕組みだ

ALTUS Basicシリーズで実現できる機能を並べ上げると枚挙に暇がないため割愛するが、サービスサイトで公開されているロードマップをみると今後も新たな機能拡張が続くようだ。GMOクラウドではサービス導入から構築、運用に各種問題を迅速に解決するため、電話・メールによる、24時間365日無料問い合わせ窓口を用意している。また、マニュアルやサポートサイトも充実しているため、いついかなる時でもクラウドサービスを潤沢に活用できるだろう。

日本に限らず数多のクラウドサービスが存在するが、より簡単により速くより低価格でクラウドサービスをビジネスシーンに導入したいユーザーは、GMOクラウドの「ALTUS Basicシリーズ」を候補に加えるべきだ。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 GMOクラウド株式会社)

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