古いノートパソコンの動作が遅く感じる最大の理由は、内蔵されているHDDの速度にある。CPUなどの速度ももちろん影響は大きいが、長年パソコンの体感速度のボトルネックとなっていたのは、ストレージだからだ。そんな古いパソコンの速度向上に有効なのが、ストレージのSSD化。そしてHDDからSSDへのデータ移行をサポートするツールが、ロジテックが提供する「ガチャベイ」シリーズのHDDスタンド「LHR-2BDPU3」だ。今回は、とある会社の部長と部下のやり取りから、その有効性を探っていくことにしよう。

ロジテック・ガチャベイシリーズのHDDスタンド「LHR-2BDPU3」

始まりはノートPCの速度に不満をもった部長の一言だった

部長 「ノートパソコンってこんなに遅くなるもんなのか、仕事の効率が落ちたな……」

2015年某日、とある会社の部長がぼやきだした。どうやら5年前に購入したWindows Vista搭載パソコンの動作に遅さを感じてしまい、かなり困っているご様子だ。そんな部長の嘆きを聞いて現れたのが、パソコンに詳しい新入社員の部下、Aくん。部長に取り入るため、すかさず解決のアイデアを提案した。

Windows Vistaを搭載した古いノートパソコンの速度に不満を覚える部長

部下Aくん 「お困りですね部長。さすがにそのノートパソコンはもう古くなっていると思いますよ。新しいノートPCを買いましょう! これなんかどうですか、最新のCPUを搭載しており、3Dグラフィックスもなんのその。液晶ディスプレイは4K対応ですごくきれいなんですよ!」

新人の部下Aくんは、部長に新しいノートパソコンの購入をプッシュ!

部長 「すまん、私はそんなにパソコンに詳しくないんだ。君が何を言っているのかわからん。というかAくん、それ30万円もするじゃないか。調べてくれるのはうれしいが、まず今やっている仕事を終わらせなさい。さっきからパソコンの値段を調べているだけで、手が止まっているよ?」

Aくんの目論見は外れ、逆に部長から小言を頂戴することに……

Aくんの目論見は外れ、新規パソコン導入の話は進展しないまま、仕事を終わらせた部長は自宅への帰途についた。だが、自称上司思いのAくんは考える。パソコンが遅いという悩みを抱えた上司を何とかしてあげたい。そう、それこそが部下の果たす役目なのだと。

部長は愛する妻のため、仕事をさっさと終わらせて定刻通りに帰宅するのであった。優秀な男である

そうだ、部長のパソコンのHDDをSSDに変えてあげよう!

そこで部下Aくんは考えた。せめて部長のノートパソコンのHDDをSSDに変えてあげよう。きっとパソコンが速くなって部長は大喜びするはずだと(そして自分の評価も上がるはずだと)。すでに思考が暴走気味なAくんだが、大丈夫だろうか?

部長の使用しているノートパソコンをこっそりと持ち出すAくん

部下A 「よし、まずは部長のパソコンを分解しよう。部長のパソコンのHDDは120GBか。SSDも安くなったし、家電量販店でも購入できるから、すぐにストレージは調達できそうだな。でもこれからSSDを買ってきて、データをコピーして、朝までに元に戻せるだろうか? 戻せなかったら、叱られるよなぁ……」

勝手に部長のノートパソコンを分解してしまったAくん。そのままだと怒られることは必至だ

部長が業務で使用しているノートパソコンを分解してしまったAくん。すでに暴走は止められない。心配するべき問題が違う気がするが……。Aくんは、部長が明日早朝に出社してくるまでに、どうやってデータをHDDからSSDにコピーし、元通りにするのか!? 答えは次項をチェック!!