2日目のツアーも毎年充実

それでは、2日目のツアーの様子を紹介しよう。Samsung SSD Global Summitは毎年、1日目が発表会、2日目がツアーというスケジュールになっている。2日目のツアーは、美術館やミュージカルの鑑賞など、毎年充実している。これは単なる招待者へのもてなしではなく、サムスンの半導体工場やショールーム、サムスングループが運営している美術館など、サムスングループが関係する幅広い事業を知ってもらいたいという意図もあるのだろう。

ちなみに2012年は、サムスンが抱える半導体工場の1つであるファソン工場と、サムスンのショールームである「Samsung d'light」の見学、そして日本チームは特別にサムスン製SSD搭載PCをそろえたPCバン(日本でいうインターネットカフェ)の見学を行った。ファソン工場をメディア関係者が見学できる機会は非常にまれとのことで、写真撮影はほとんど許されなかったものの、非常に貴重な体験であった。なお、2012年のファソン工場見学やSamsung d'lightの見学、PCバン訪問については、「テクニカルライター石井英男のSamsungメモリ工場潜入レポートと題して、ITGマーケティングのWebサイトに書かせていただいたので、合わせてご覧いただければ幸いだ。

2012年のツアーで見学したファソン工場の外観

ファソン工場の内部イメージ写真

2012年のツアーで訪れたサムスンのショールーム「Samsung d'light」の外観

Samsung d'lightの様子。サムスンの最新製品や技術に触れることができる

2012年のツアーで訪問したPCバン「LION PC」。サムスン製SSD搭載PCがそろっていることをウリにしている

LION PCの様子

2013年は、サムスンのショールーム「Samsung d'light」とサムスン美術館「リウム」の見学、ミュージカル「BIBAP」の鑑賞というプランだった。リウムは韓国美術と外国美術が一堂に会した現代美術館である。サムスングループの創立者、故イ・ビョンチョル会長は、韓国の文化財や美術品を収集しており、その意志を継いで、李健煕サムスン会長も、韓国美術史における重要な作品や世界的な現代美術家の作品を精力的に収集してきた。

2013年のツアーで訪れたサムスン美術館「リウム」に展示されていたオブジェ

2013年のツアーで観劇した「BIBAP」の劇場内