1万円でこれだけ充実！GIGABYTEの売れ筋Haswellマザー「GA-H87-D3H」

マザーボード市場でも最激戦区となるのが1万円前後の商品だ。PCがコモディティになったと言われる昨今、あえて自分だけのマシンを作りたいという自作PCユーザーなら、機能面での充実や、将来のアップグレードに向けた余裕などを求めることだろう。そのような何かしらのこだわりを持つユーザーのニーズを最低限満たすことができるのが、1万円前後クラスのマザーボードだと考えられる。

もちろん、値段だけを見ればさらに安価な5,000～7,000円前後のモデルも多数存在するが、それらは仕様的な充実よりも価格を優先した製品で、H81やB85チップセットを採用するものがほとんどだ。これに対し、1万円前後の製品ならH87チップセットを採用しているものが主流。これらのチップセット間ではUSB、SATAポートの数の違いなどもあるが、自作ユーザーが最も気にするのはRAIDの対応だろう。H87はH81やB85と異なり、RAIDカード等を増設しなくてもオンボード機能だけでストレージをRAID構成にできるので、複数台のSSDをRAID 0のストライピングでシステムドライブにすることで、システムの応答性を手軽に高めることが可能だ。

今回ご紹介するGIGABYTEの「GA-H87-D3H」は、まさにこの激戦区である1万円のレンジに投入されたH87採用のマザーボードだが、品質・機能とも価格以上の充実が感じられる製品となっているので、あらためて詳しくチェックしてみよう。

GA-H87-D3Hは標準的なATXフォームファクタのマザーボードで、"Haswell"のコードネームでおなじみの第4世代Coreプロセッサーに対応したLGA1150ソケットを搭載する。4本のメモリースロットを備えており、最大で8GBのDDR3-1333/1600(PC3-10600/12800)メモリ4枚、計32GBを搭載可能だ。

クオリティ面では、GIGABYTEの品質基準の最新版「Ultra Durable 5 Plus」に準拠したものとなっており、すっきりとしたデザインながら冷却能力をアップした電源回路部分のヒートシンク、パワー半導体の専門メーカー・IR(International Rectifier)のデジタル制御電源の採用。UFEI ROMに不具合が発生した場合も自動バックアップが可能なUEFI DualBIOS、電源供給性能も強化し電圧降下の少ないUSBポートなどが特徴となっている。

主なオンボード機能としては、CPU内蔵グラフィックス機能からのHDMI、DVI、D-Sub 15ピン(アナログRGB)の3系統出力、Realtek ALC892のサウンド機能、ギガビットLAN、SATA3×6ポート、USB 3.0×6ポート(背面4、ピンヘッダ2)、USB 2.0×8ポート(背面4、ピンヘッダ4)などを備えている。

機能のラインナップだけを見ると標準的な構成に思える。しかし、サウンド機能では背面にS/PDIFの光出力(内部ピンヘッダにはS/PDIF出力および入力を搭載)が用意されていたり、オンボードLANのコントローラーにはインテル製のI217-Vが採用されていたりと、この価格帯の製品では省略やローコストパーツで代替されることがしばしばあるような部分でも手抜かりがないのは特筆すべきだろう。また、ボード上のコンデンサーはすべて日本製の固体コンデンサーを使用しており、長期間の使用でも信頼性の維持が期待できる。

拡張スロットはPCI Express x16が1本、x4(サイズはx16)が1本、x1が2本、PCIが2本で、上からx16、x1、x1、x4、PCI、PCIの順で並ぶ。AMDのCrossFireをサポートしているので、x16とx4の2スロットにRadeon搭載グラフィックスカードを装着して性能をたかることができる。

また、システムファン×3、CPUファン×2の合計5つのファン用電源ピンヘッダが用意されている。CPUファン用に2つめの電源を搭載したことで、ポンプ電源の必要な水冷クーラーが利用可能なほか、最近増えてきたデュアルファン搭載の大型CPUクーラーにも対応できるのが特徴だ。

1万円前後のH87搭載マザーボードは各社から多数の製品が発売されており、店頭でも選ぶときに迷ってしまうことが多いが、今回チェックしたように細かい機能のサポート状況や、使用パーツのグレードなどを見てみるとかなりの違いも発見できる。中でもGA-H87-D3Hは、価格をできるだけ抑えながらもマニアが納得できる十分な品質を備えた製品と言うことができるだろう。

（マイナビニュース広告企画）

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