昨今、中国語を日常生活の中で耳にする機会が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。飲食や買い物をするタイミングであったり、職場、大学などであったり……。

日本国内だけでなく世界的なビジネスシーンにおいても、13億人という巨大なマーケットは重要で、ビジネスマンにとって中国語のニーズはますます高まっているといえます。

そこで今回は、マイナビニュースの「中国語が気になっている読者」300人を対象にアンケートを実施。中国語と中国語学習に関する調査を行いました。

40%以上の人がビジネスの中で中国語を必要だ・学びたいと感じている?

「ビジネスの中で中国語は必要だ・学びたいと思いますか?」という質問に対して「はい」と回答した方は43.3%、「いいえ」と回答した方は56.7%でした。さらに「どんなシーンで必要だ・学びたいと感じましたか?」という質問に対しては、以下のような回答が寄せられました。

  • 「中国の企業とのやりとりで、通常は英語で済むが中国語が使えると親近感が増す」(50歳以上/男性/技術職【設計・エンジニア】)
  • 「中国の方とのビジネスの交渉時に、もう少し突っ込んだ話ができればと思った」(49歳/男性/事務系専門職【法務・財務・人事・総務など】)
  • 「ここにきて中国との取引が増え、各種書類などを読まなくてはならないシーンでそう思う」(41歳/男性/機械・精密機器)
  • 「上海や香港とビジネスが本格化し始めているので、いずれ自分も現地に行き仕事をしたいと思う」(29歳/女性/医薬品・化粧品)
  • 「先日中国に仕事で行きましたが、英語も通じない人がいたので中国語を話せたほうがいいと思いました」(29歳/男性/マスコミ・広告)

ほかにも、「これからの時代は英語だけではなくほかの言語が必要になってくる、距離が近く話者の多い中国語は役立つシーンが多い」「オリンピックの際に話せたら販売業には絶対いい」などの意見も見られました。

「中国語が気になるのは何故ですか?(複数回答可)」という質問に対しての回答は以下のようになりました。

仕事上必要、また就・転職に向けた実力の強化として、と答えた方は多いのですが、2位、3位には「中国へ行って異文化交流がしたい」「友人・知人と話したい」という意見も。

そのほかの意見の中には「中国情勢が知りたい」「反日デモなどもある中で、実際にどういうことを中国の人が言っているのか聞いてみたい」といった意見もありました。

やっぱり難しいのは発音? 独特の発音に対して壁を感じる人が多い

中国語学習に対するイメージを聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

「発音が難しそう」と答えた方は44%。就職や転職に有利になりそう、というメリットを感じる一方で、中国語の独特な発音を難関と感じる方は多いようです。また「中国語を学ぶとしたら、どういう形式で学ぶことを想定するか?」という質問に対しては、「教室に通う」と回答した方が全体の40%。続いて「e-ラーニング」15%、「本屋さんで教材を買う」が13%でした。

やはり「発音が難しそう」というイメージがある中国語学習に対しては、実際に先生から発音を聞きながら勉強できる、"通学"を想定している方が多いようです。

続いては「中国語学習をする際、どんなことを重要視しますか?」という質問です。

やはり1位はコストを気にする方が多いようです。5位までを総合すると「最初は無料で試せて、全体的な費用は安く、なおかつ継続しやすいように自分のペースで、短期間に習得できるような学習方法」が理想的、という要望がうかがえます。意外にも、検定での実績などよりも「自分のスタイルに合わせて手軽にできる」ことが重要という結果に。

「中国語が気になっているのに、始められない理由は?」という質問に対しては、費用面や動機で回答が分散したものの、「時間がない」「何から始めていいかわからない」が20%ずつで同率1位となりました。

後編では、中国語の語学学習教材を専門的に開発・販売・企業コンサルティングしている、株式会社WEIC(ウェイク)の内山雄輝社長(右の写真)に、このアンケート結果についてお話を伺いました。プロの視点から見た中国語学習について、興味深い見解をお届けいたします。

調査時期: 2013年10月28日~2013年10月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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