巷で人気のマザーボードメーカーASRockの売れ筋を徹底調査！―ASRock「FM2A85X Extreme4-M」

今や世界を舞台にシェアを拡大中の乗りに乗っているマザーボードメーカーといえばASRockだろう。アジアを席巻しているというニュースが示しているように、日本でもその人気は急上昇中だ。今回はそんなASRockの製品群の中から特に注目されている売れ筋商品を、同社の製品について特に詳しいツクモeX.にお伺いしてきたので紹介しよう。

ASRock「FM2A85X Extreme4-M」の主なスペック
フォームファクタ	マイクロATX
ソケット	Socket FM2 100W プロセッサ
チップセット	AMD A85X (Hudson-D4)
メモリ	DDR3 DIMMスロット×4
グラフィック	AMD Radeon HD 7000 シリーズ、 D-Sub、DVI-DおよびHDMI出力対応
オーディオ	HDオーディオ（Realtek ALC892）
ネットワーク	1000BASE-T
拡張スロット	PCIエクスプレス2.0 x16スロット×2、PCIエクスプレス2.0 x1スロット×1、PCIスロット×1
マルチGPU	AMD Quad CrossFireX、CrossFireXおよびDual Graphics
SATA 6Gbps	7基 (RAID0、RAID1、RAID10、RAID5)
USB3.0	3基

現在人気急上昇中の高性能マザーボード

安定した人気を誇るAMD AシリーズのCPUに対応するソケットFM2を採用したマイクロATXのマザーボード。チップセットにAMD A85Xを搭載し、最新のAPUを活用することができる。オンボードグラフィックもAMD Radeon HD 7000シリーズへとシフトできることもあり、現在は特に需要が高まっている。もちろん、AMD Dualグラフィックスをサポートするので、これまでのAPUと比較して圧倒的なグラフィック性能を得られることでも人気だ。この製品から回路に使われる各パーツが刷新され、日本製のコンデンサにおいてはランクが上のものが採用されている。また、付属ケーブル類も同価格帯にある他製品と比べて充実しており、SATAケーブルを買い足すなどの追加予算がほぼ無いのもうれしいところだ。

「作り込み良さが目を引きます」

このFM2A85X Extreme4-Mの特徴を、ツクモeX.のAMDフロアを担当する西田智氏にうかがった。西田氏は、自身も熱心なAMDユーザーだという

西田氏：FM2A85X Extreme4-Mはメーカーの本気度が見える製品ですね。回路も日本製を使っててしっかりと作られています。ソケットFM2でここまで作り込まれているのは、各ベンダーの中でもラインナップ上位モデルばかりです。それらと比較してもモノが良くて、値段が安い。選びやすいポジションにある製品だと思います。このマザーボードと、APUのAMD A10を購入しても2万円を切るというのは大きな魅力です。

このマザーボードでメインマシンを組むヘビーユースのお客様もいらっしゃいますが、ある程度パフォーマンスが期待できるサブマシン用としてこのマザーを選ぶ方が多いです。というのも、サブマシンを組む場合、ある程度予算との折り合いをつけて機能をあきらめることでトータルコストを抑えますが、この製品に限っては必要な機能を何一つ捨てずに選ぶことができるからだと思います。

AMDプラットフォームといえば、こだわりの自作ユーザー向けという印象が一時期強かったが、特にAPUの出現以降、その傾向は変わりつつあるそうだ。ユニスター、ツクモeX.の両者によると、法人用途としてのニーズが高まっているのだという。APUはベンチマークこそ低いが、実際の操作では非常に動作が高速に感じることが多い。特にマクロ実行のように割り込み演算を多用するような操作でのスピード感には、驚かされることもある。APUも世代を重ねたことで安定感が増しているため、上手くパーツをチョイスすれば劇的な低コストでPCを組むことができる。実用的で低コスト、これらにより法人にも人気が高まっているようだ。

インテルプラットフォームと比べ、情報が少ないAMDプラットフォームだが、ASRock正規代理店であるユニスターの高いサポート力と、ツクモeX.の豊富なノウハウを活用すれば、情報も得やすくトラブル時にも迅速な対応が期待できる。自作パーツを購入する際は、機会を作ってぜひツクモeX.の店頭で相談してみてほしい。

巷で人気のマザーボードメーカーASRockの売れ筋を徹底調査！
●「Z77 Extreme6」編
●「H77M-ITX」編
●「FM2A85X Extreme4-M」編

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