Windows 8を搭載したVAIO L

Windows 8の登場により、タブレットとしてもノートPCとしても使えるコンバーチブル型や、ピュアタブレットPCなど、ノートPCアーキテクチャ製品の勢いが増した。調査会社の最新のデータでも、Windows 8の登場によりノートPCの売り上げが向上したという報告が発表されている。確かにWindows 8の最大の特徴であるタッチ操作対応機能は、ノートPCとの相性がすこぶるよい。だが、デスクトップに積極的に採り入れることにより、価値を増したデスクトップPCも増えている。ソニーの「VAIO L」iconもそうした製品の中のひとつであるのは間違いない。


3種のヒューマンインタフェースを標準化

解像度1,920×1,080ドットの24型ワイド液晶を搭載する

とはいうものの実はVAIO Lは、タッチ操作をWindows 8登場前より積極的に採り入れてきたモデル。Windows 7からWindows 8になり、OSの特性を活かしてタッチ操作のコントロール性を向上させている。ソニーは、Windows 8のリリースに合わせて、コンバーチブル型のVAIO Duo 11や、家族でディスプレイを共有することをうたったVAIO Tap 20など、新コンセプトモデルを投入してきたが、VAIO Lは以前のモデルのコンセプトを堅実に継承したかたちだ。

なお、2012年夏モデルではVAIO L全3モデル中、タッチ操作対応モデルは1機種だけだったが、2012年冬モデルでは全4モデル中3モデルがタッチ操作に対応する。Windows 8のタッチコントロールのよさは、デスクトップPCにおいても有用だと考えたからだろう。これにより、普遍的な操作が行えるキーボード&マウス、遠隔操作が行えるリモコンというスタイルに加え、直感的に操れるタッチパネルと、3種のヒューマンインタフェースを備えたことになる。特にWindows 8からはライブタイル色のアプリ起動が可能になる。タッチ操作でこれらのアプリをコントロールできることは、デスクトップPCでも有用な操作方法のひとつになるといえるだろう。


ワイヤレスキーボード&マウス、リモコンのほかにタッチもヒューマンインタフェースとなる。なお、Windows 8からMediaCenterが省略され、それにともないリモコンからもMediaCenterのボタンが消えた