試用機の主な仕様 [CPU] Intel Core i5-2410M(2.30GHz) [チップセット] モバイル インテル HM65 Express [メモリ] 8GB [SSD] 約256GB(64GB×4) [グラフィックス] AMD Radeon HD 6630M/インテル HD グラフィックス 3000 [OS] Windows 7 Ultimate with SP1 64ビット版 [価格] オープン

今月新登場したVAIOモバイルノートの中で、マイコミジャーナル読者のようなパワーユーザーにとって特に注目すべきモデルが、13.3型ワイドノート「VAIO S」シリーズのプレミアムラインナップだ。持ち運びに適した軽量・スリムなボディながら、モバイル環境でも最高のパフォーマンスを約束してくれるこの新製品を、実機の試用を交えながら3回にわたってご紹介しよう。

最速クラスのCore i7を搭載しながら1.6kgを切る軽量ボディ

VAIO Sシリーズ新モデルの型番をよく見ると、従来から継続販売される「VPCSB」シリーズと、今回新登場した「VPCSA」シリーズの2ラインナップが存在することがわかる。本稿中では前者をSBシリーズ、後者をSAシリーズと呼ぶことにするが、今回ご紹介するのは後者のSAシリーズである。

SBシリーズには店頭販売モデルとVAIOオーナーメードモデルの両方があるのに対し、SAシリーズはオーナーメード専用の製品となっている。SBシリーズでは選択できない高性能パーツが用意されるほか、1gでも軽く、0.1mmでも薄くするため細部にチューニングが施されているなど、モバイルノートに最高の性能とモビリティを求めるハイエンドユーザーをターゲットとした仕様になっている。

SAシリーズにはSBシリーズと比べてもさらに高級感のある専用色「グロッシーブラウン」「オールブラック」「ライトシルバー」を用意。今回の試用機はオールブラック

CPUは最高でCore i7-2620M(動作周波数2.70GHz、ターボ・ブースト時最大3.40GHz)を選択可能で、これはデュアルコア版のCore i7としては最高のモデルだ。このように、一般的なデスクトップPCと比べても高い性能を有しながら、本体の重量は最軽量構成時約1.54kg、厚さは約23.3mmと、片手でも気軽に持ち運ぶことのできるサイズを実現している。ちなみに、SBシリーズの場合最軽量構成は約1.64kg、厚さは約23.9mmとなっており、SAシリーズがいかに軽量化・薄型化に力を注いでいるかがわかる。

左右側面。フルフラットなボディに光学ドライブ、USB 3.0、HDMI、メモリーカードスロットや有線LANまで取りそろえている

また、ボディの形状は前面の端から背面までフルフラットなので、カバンからの出し入れも非常にスムーズ。一緒に入れていた書類がひっかかって出てきてしまうといった恐れがなく。いつでも使いたいときにサッと取り出すことができる。

ボディがフラットなためカバンからサッと出せる
標準的な配置でキーピッチにも余裕のあるキーボード 全モデルで指紋センサーを標準搭載

コンパクトながら必要な要素をすべて備えるオールインワンモデル

これほどの軽量薄型ボディでありながら、本体にはブルーレイディスクドライブまたはDVDスーパーマルチドライブを内蔵。外付けドライブを合わせて持ち歩くよりもスマートだ。

ユーザーの必要に応じてブルーレイまたはDVDスーパーマルチドライブを選択可能

また、IEEE 802.11a/b/g/n準拠の無線LANに加え、全モデルでモバイルWiMAX通信機能を搭載している。さらにオプションでNTTドコモのFOMA網に対応した無線WAN機能を追加することも可能なので、場所を選ばず、どこでもインターネットに接続することが可能だ。

無線LAN、Bluetoothに加えWiMAXも搭載し、さらにFOMA対応の無線WAN(GPS機能内蔵)も追加可能

そのほか、キー入力を行うと点灯するバックライトがキーボードに搭載されており、暗い場所でもキーの位置を正確に知ることができるのもユニークなポイントだ。照度センサーと連動しているため暗い場所でだけ点灯し、不要な場合はオフにすることもできるので、ユーザーの好みやバッテリー残量に応じて使い分けることができる。

バックライトキーボードが点灯したところ

最近ではSkype等によるテレビ電話や、USTREAMなどを利用した動画のライブ配信もますます身近になってきており、多くのノートPCにWebカメラが内蔵されているが、SAシリーズではデジタルカメラ「サイバーショット」でも定評のある“Exmor”CMOSセンサーを採用した有効画素数131万画素のカメラを搭載。光量に限りのある室内などでも従来より鮮明な映像を届けることができる。

SAシリーズは“Exmor”CMOSセンサー採用の131万画素Webカメラを搭載

次回は、VAIO SAシリーズの実機を使用し、ベンチマークテストの結果なども交えながらその性能をチェックしてみる。

(マイコミジャーナル広告企画)

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