「Active Mode」でテンポよく、語句や文法をチェック

朝英語Biz』のテキストブックは、ストーリー仕立ての三巻構成。1日の学習は4ページで、これをCDの音声を聞きながら約20分間で学習する。内容は、知識人による名言や、オフィスを舞台としたドラマなど、聞いているだけでも楽しくなるものばかりだ。ちなみにテキストブック第1巻では精密機器製造・販売の会社に転職した日本人社員が、大きなプロジェクトに取り組むストーリーが展開する。今回ご紹介するレッスン1は、転職初日のシーンとなる。

1日分の4ページ中、前半2ページはリスニングや発声などで頭を活性化させる「Active Mode」。まずはその日のタイトルに続き、『Quote of the Day』で鳥のさえずりをBGMに、世界各国のことわざや偉人の名言などが紹介される。いきなり本題に入るのではなく、ちょっとした雑学を聞くことで、寝起きのアタマに好奇心が目覚める感覚。お手本を参考に、リピートして発声してみよう。

「Active Mode」の2ページ。レッスンはスピード感があり密度が濃い。朝の忙しい時間に集中してこなすにはぴったりだ。

続いて読み上げられるのはその日のレッスンの『Over View』。ここでは今日学ぶストーリー内容についての骨子が、あらかじめ提示される。次の『Listen and Answer』では、その日のレッスン内容からクイズを出題。内容に合うものを三択で選ぶ形になっている。これは脳科学的に言うところの「プライミング効果」を狙ったもので、脳はあらかじめ刺激を与えると、その後の情報処理の働きが活性化される、という知見に基づくものだ。クイズに続いて、今日のストーリー全文が読み上げられるが、内容の一部が先に提示されることで本文をより深く理解することができる。 『Check the Vocabulary』では、ストーリーに登場した語句8個をリズムに乗せて読み上げてくれる。それぞれ「英語→日本語の意味→英語→ポーズ」という順番なので、ポーズのところでは自分で語句を発声してみよう。詳しい語句の意味は巻末の『Word List』に収録されているので、辞書を持っていない時でもすぐに調べることができる。

CDを音楽プレーヤーに取り込んで、通勤・通学時間にも活用できる。 テキストはiPhoneなどで閲覧できる電子書籍版も提供される。

ちなみに、1週間通してのレッスンで見てみると、週の1~3日目は『Check the Grammar』で文法事項をチェックする。文章を理解するためのポイントとなる部分なので、声を出してしっかりリピートし、頭に入れよう。次の『文法解説』でその項目について詳しく説明している。学生時代に一度は学んだはずの基本的かつ重要な文法なので、脳みそをたたき起こすウォーミングアップのつもりで取り組もう。週の4~5日目では、この部分が『Useful Expressions』と『表現解説』になる。ビジネスシーンで役立つ表現を紹介し、解説では応用も含めて説明されている。実戦ですぐに活用できる内容だ。

「Creative Mode」で"英語ひらめき体験"!

後半2ページは、前半でインプットしたことをアウトプットにつなげる「Creative Mode」。学んだ知識や経験が「あ、そうか!」というひらめきにつながり、脳が喜ぶ「英語ひらめき体験」を得ることができるのだ。

後半の「Creative Mode」2ページ。赤シートを活用し、目と耳で応用していく

テキストを見ながら全文を読み上げる『Hide and Repeat』では、「Hide=隠す」の意味のとおりに、付属の赤いシートで、前半の「Active Mode」で学んだ部分を隠しながらリピート練習を行う。前半で学んだ文法事項や役立つ表現を思い出しながら発声していこう。学んだ事項がきちんと頭に入っていれば、聞いた時に「これだ!」と思い出すことができる。ここは時間のある時に繰り返しリピートし、学んだことを忘れず定着させることに役立てたい。また、『Vocabulary Review』で改めて単語の意味を確認しておこう。

次の『Hide and Think』では、こちらも付属の赤シートで重要項目を隠しながら、学んだ文法事項や英語表現を応用できるかどうかを試す。和訳に沿った英作文をしていくのだが、頭の中で作文できたら、音声で隠れている部分を聞き取る。自分の作文と聞き取りが正しいかがチェックできるというわけだ。

さて、最後の課題は、自分の一日の目標を英語で宣言する『Morning Declaration』。簡単なことで構わないので、"今日何をするか"を英語で宣言して、気持ちの良い朝のスタートを切ることにしよう。「I'll leave the office on time.」「I'll sing an English song at a Karaoke bar.」など、巻末に収録されている例文から選ぶのもOKだ。これはアルクの朝英語サイトを通じて他のユーザーと共有することができる。他人に見られることで、学習継続のモチベーションにもなるだろう。

最後の仕上げに『Check!』でその日に達成した項目に印を入れる。このチェックが積み重なっていくことで、毎回達成感を得られることができるというわけだ。脳を喜ばせて、次回の学習へとつなげていこう。

以上で1日のレッスンは終了だ。ここまでの所要時間は約20分弱。こうして文章にしただけでも、かなりの充実した内容だということがお分かりいただけただろうか?もちろん、少しだけ早起きして毎日続けることがお勧めだが、時間が取りにくい人は前半・後半に分けて細切れで学習をしたり、土日に1週間分をまとめてやるという方法もオススメだ。次回は、学習を継続しやすくするために用意された本教材の仕掛けと、学習を続けるための工夫のしかたを紹介しよう。

(マイコミジャーナル広告企画)

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