ノートPCに求めるものは、人によってさまざまだろう。大画面が欲しい人もいれば、持ち歩きに便利な超小型ノートPCを選ぶ人もいる。ただ、いつも外を歩き回り、時間があればカフェの休憩時間でバリバリ使いこなし、会社に帰ったら、メインマシン代わりにも使う――そんなぜいたくな使い方をしたいビジネスパーソンは多いはずだ。

薄型、軽量、ハイスペックのノートPC「dynabook SS RX1

しかし、スペックを求めるとノートPCは大きく、重くなり、軽さを求めると画面は小さく、キーボードは打ちにくく、性能もそれなり……という難問にぶつかりがちだ。いつも持ち歩くからこそ気軽に持ち運べ、いつも使うからこそ快適なスペックが欲しい。そんな難問に対して東芝が出した答えが、今回紹介する「dynabook SS RX1」だ。22年間にわたってノートPCの差異化技術と経験を蓄積してきたノートPCのパイオニアである東芝が放つRX1の実力とは。

使いやすくてしかも強い、RX1の底力

いつもノートPCを持ち歩くモバイラーにとって、持ち歩くのが苦になるほど重いPCは極力避けたいもの。個人的な感覚だが、だいたい1.5kgを超えると重く感じ始め、2kgを超えると長時間の持ち歩きに苦労するようになる。重いカバンをガマンして移動するのも手だが、どうせならPCを軽くして、そのほかのことに力を使いたい。RX1だったら、重さはほぼ1kg(1,015g)で、手提げカバンに入れて持ち歩くことだってできるレベルだ。

とはいえ、一言で「軽い」と言ってしまうと、「軽い=小さい、使いにくい」というイメージをもたないだろうか。世の中には画面が小さくて特殊配列のキーボードで打ちにくい、なんてノートPCも存在する。ところが、RX1は違う。液晶ディスプレイは12.1型WXGA(1,280×800ドット)のワイド液晶を搭載し、十分な画面の広さを確保。本体サイズは約283(W)×215.8(D)×19.5~25.5(H)mmであり、ボディの幅全体を使ったキーボードにより、19mmのキーピッチと2mmのキーストロークを実現しているので、デスクトップPC並みにスムーズに入力できるのだ。画面が広くてキーボードが打ちやすいので、仕事もはかどるし、使用していてストレスが少ないというのは、ノートPCにおいては非常に重要な要素だ。

ディスプレイも薄く、最薄部は20mmを切っている

ボディはほぼA4サイズだが、厚さは最厚部でも25.5mm程度なので、バッグにも収まりがいい。そこで気になるのが、バッグに入れて壊れはしないか、という点。バッグに入れて持ち歩いていると、ついどこかにぶつけてしまったりと、満員電車で押さえつけられてしまったり、精密機器であるノートPCには過酷な事態に陥りやすいからだ。

十分なキーピッチが確保されたキーボード

RX1では、ボディ外装に軽量で強度に優れたマグネシウム合金を採用。さらに長薄肉鋳造技術を開発してわずか0.45mmという肉厚までスリム化したことで薄さと軽さを実現した。これだけでは堅牢性が十分ではないとして東芝は、液晶カバー部には天板から側面部までを一体化した立体成型(バスタブ構造)を使い、薄さを犠牲にせずにねじれやたわみによる液晶パネルの破損を防止することを可能にした。

液晶の湾曲した部分がバスタブ構造

さらにデザインにも配慮し、全体のラウンドフォルムやプロテクラバー、応力分散ドーム式構造といった工夫を凝らしたことで、満員電車内でRX1が押しつぶされそうになっても、誤って落としてしまっても壊れにくいボディを完成させたのだ。

その結果、机からの落下を想定した75cmの高さから落下させるテスト、液晶カバー全面に均等に100kgfの圧力を10秒間加える面加圧テストを実施したところ、いずれも液晶も割れず、正常に動作したという。薄くて軽いのに、安心して持ち歩けるマシンなのだ。

薄くて一見きゃしゃだが、その実、十分なテストをクリアしたボディ。男性に例えたら「細いけど筋肉質なハンサム」といった感じか

さらに、ノートPCにありがちなダメージとして、カフェで飲んでいた水やコーヒーをこぼしてしまった……なんていう経験はないだろうか(筆者はある)。水がノートPCにこぼれた瞬間に電源が落ち、今まで作成したデータがパーになる、という悲劇は誰にでも起こりうるのだが、こういう場合でも安心なのがRX1だ。

キーボードやタッチパッドから水の侵入を遅らせるために防水フィルムを使ったウォーターブロック構造を採用。水をこぼしてもあわてず騒がず、データを保存して通常のシャットダウン操作をしておけば、電源ショートによるHDDの破損も防止できる。

もちろん、この耐水性もきちんとテストされており、動作中のRX1のキーボード部に100ccの水を注ぎ、作成中のデータを保存するまでの一定時間、電源ショートしないことを確認している。しかも、コーラやコーヒーでもテストする念の入れようだ。

こうしたテストは、厳格なテストを実施することで定評があるというドイツの認証機関テュフラインランドグループにおいてクリアしているので一層安心感が高い。

振動を検知すると、自動的にHDDのヘッドを待避させる「東芝HDDプロテクション」を搭載。視覚的にヘッドが待避する様子を見ることもできて面白い