auの格安20GBプラン「povo」では、無料でテザリングが利用できます。povoを契約していれば、お持ちのPCやタブレット、ゲーム機などをauの快適なインターネットにつなぐことができますよ。さらにpovoでは「データ使い放題24時間」をトッピングすると、たった220円追加するだけででテザリングも24時間使い放題です!
ただし、テザリングはバッテリーの消費が早くなったり、通信制限にかかりやすくなったりするなどいくつかの注意点があります。
今回は、povoでのテザリングの接続方法や注意点、つながらないときの対処法まで詳しく解説します。この記事を読めば、povoのテザリングに関する悩みがすべて解消されますよ!
povoは無料でテザリング可能!
povoでは、申し込みやオプション料金などは不要で、無料でテザリングを利用できます。
他社キャリアや格安SIMでは申し込みが必要だったり、オプションとして料金が発生したりすることもありますが、povoではその必要がありません。外出先でネットにつなぎたいときなどは、とても便利です。
ただし、テザリングで利用するデータは、毎月の容量である20GBのなかから消費されます。テザリングでもスマホのデータ消費量を常に確認しておきましょう。
220円で24時間テザリングが使い放題になる
トッピングの「データ使い放題24時間」なら1日あたり220円追加することで、データ通信量が24時間使い放題となります。もちろん、テザリングでも使い放題に含まれます。
例えば、急きょ外出先でZoomなどのオンラインミーティングをしないといけなくなった場合や、データを大量にダウンロードする必要が生じた場合などに便利なオプションです。
auの格安20GBプラン「povo」についておさらい
まずはpovoのプラン概要についてご紹介します。
【povoのプラン概要】
月額料金 | 2,728円 |
---|---|
月間データ容量 | 20GB |
データ繰り越し | 不可 |
通信速度 | au回線と同等の速度 |
制限時の速度 | 最大1Mbps |
エリア | 日本全国 |
5G対応 | 2021年夏頃から開始予定 |
通話料金 | 22円/30秒 |
通話オプション | あり |
家族割 | 割引対象外 |
キャリアメール | なし |
eSIM | 対応 |
テザリング | 申し込み不要 無料 |
契約 | オンラインのみ |
サポート | オンラインのみ |
契約期間、違約金 | 縛りなし、違約金0円 |
※価格はすべて税込
月額2,728円で、20GBものデータをauスマホと同じエリアと質の高速通信を使えるのはお得といえます。また、auの格安プランなので、auスマホからの乗り換え手続きが簡単にできます。
ただし、ショップや電話でサポートを受けられず、家族割や光回線とのセット割を使えないなどのデメリットもあります。そのため、オンライン手続きができる人、auユーザーでスマホを安くしたい人、データ容量が20GBで収まる人にはおすすめといえます。
テザリングとは?
テザリングとは、スマホをモバイルルーター代わりにWiFiの電波を発信し、その電波によってパソコンやタブレットなどにつないでネットが使える機能です。
例えば、外出先で急にデータを送らなければならない場合などに、パソコンにテザリングで接続すれば、通信ができるようにます。
持ち歩いているスマホからすぐに接続できるので、外出先で急にネットにつなぐ必要が生じたときに便利です。また、普段使っているネット環境で障害が発生した場合にも、スマホがあれば最低限のネット環境を確保できます。
続いては、povoでテザリングを利用するまでの流れについて解説します。
テザリングする手順
テザリングには大きく以下3種類の方法があります。
- Wi-Fiテザリング
- Bluetoothテザリング
- USBテザリング
「Wi-Fiテザリング」は最も一般的な方法で、スマホを一時的にモバイルWi-Fiルーター代わりに利用して、無線で通信を利用する使い方のことを指します。
「Bluetoothテザリング」は、スマホと端末をBluetoothを利用して接続する方法です。
こちらも「Wi-Fiテザリング」と同様に無線で通信を利用します。
「USBテザリング」は、これまでの2つと異なり、有線を利用した方法です。
テザリング機能をオンにしたスマホと通信を行いたいPCやタブレットをケーブルで接続し、接続されたスマホを経由して通信が行われる方法です。
それぞれの方法について、利用の手順をiPhoneの場合とAndroidの場合にそれぞれわけて解説していきます。
povoを利用してる以外の人も手順は変わらないので、ぜひ参考にしてみてください。
Wi-Fiテザリングの場合
「Wi-Fiテザリング」は、無線でパソコンなどと接続できる最も一般的な方法です。
特徴として持ち歩き型のWi-Fiルーターを保有してなくても、電波の届く場所であればWi-Fiに対応している機器を複数台同時接続することも可能な点が挙げられます。
また、パスワードが設定することができるのでセキュリティ面でも安心です。
【iPhoneの場合】
①iPhoneの設定→「インターネット共有」を選択する
②「他の人の接続を許可」のスイッチをオンにする
③パソコンのWi-Fi画面をひらき、自分のiPhoneを選んで接続する
パソコンなどで初めてテザリングをしているiPhoneに接続する際には、他のWi-Fiに接続する際と同様にパスワードの入力を求められます。
iPhoneの設定から「インターネット共有」を選んだときに表示される「Wi-Fiのパスワード」は事前に確認しておきましょう。
【Androidの場合】
<Wi-Fi接続設定>
①Androidの「設定」アプリを開く
「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」を設定します。
続けて「アクセスポイントとテザリング」という項目を見つけて選択します。
②「Wi-Fiテザリング」のスイッチをオンにする
「Wi-Fiテザリング」にあるスイッチをオンにします。
そこからまずは、「アクセスポイント名」から任意のSSID(ネットワーク名)を設定します。その後「セキュリティ」を選択し接続時のパスワードも自由に設定可能です。
また、セキュリティ方式が「WPA2 PSK」になっているかも確認しておきましょう。
③接続したい端末のWi-Fi設定画面を開く
スマホのテザリングがオンになっていることを確認し、接続をしたいPCやタブレットの Wi-Fi設定画面を開きます。
その中に先ほど自身で設定したネットワーク名と同じものがSSIDの項目に表示されるので、あとは同時に設定したパスワードを入力すれば接続設定は完了です。
接続設定は、初回接続時のみでOKです。2回目以降は、ネットワーク名を選択するだけで自動でつながります。
※Androidの場合、機種やメーカーによって設定の名称や操作手順が異なる場合があるのであくまで手順は参考としてください。
Bluetoothテザリングの場合
「Bluetoothテザリング」はWi-Fiテザリングと同様に、無線通信で使える便利な方法です。
特徴として、「Wi-Fiテザリング」よりも速度は劣りますが、その代わりのに電池持ちはいいと言われています。またパスワードの設定も不要なので気軽に接続することができる点もポイントです。
【iPhoneの場合】
<初回ペアリング設定>
①iPhoneの「設定」→「Bluetooth」のスイッチをオンにする
②接続したい端末側の「設定」→「Bluetooth」の設定画面を開き、 「Bluetooth」接続の新規接続先を検索する
③接続先として出てきたiPhoneを選択する
接続したい端末でもペアリング画面が出てくるので、同様に「ペアリング」を選択しましょう。
ここまでのペアリング作業は1回だけです。ペアリング後は以下の接続作業のみでOKです。
<Bluetooth接続>
①iPhone側の設定→「インターネット共有」をオンにする
※このとき「他の人の接続を許可」はオンにしておきましょう
②接続したい端末の「Bluetooth」設定を再度開き、「パーソナルエリアネットワークへ参加」を選択する
③iPhoneを選択し「接続方法」→「アクセスポイント」を選択して接続する
これによりインターネット接続も行えるようになり、設定は完了です。
【Androidの場合】
<初回ペアリング設定>
①AndroidスマホでBluetoothを有効にする
Androidスマホの場合は多くの機種で画面を上からスワイプしてBluetoothのアイコンをタップすることでも設定可能です。
②接続したい端末側でもBluetoothを有効にする
③Androidスマホで「Bluetooth」の設定画面から、Bluetooth機器を検索する
接続したい機器の名称が出てきたら、選択します。
④「ペア選択する」を選択します
⑤接続したい端末側でも同じ画面が出るので「ペア選択する」を選びます
ここまでのペアリング作業は1回だけです。ペアリング後は、以下の接続作業のみでOKです。
<Bluetooth接続>
①Androidの設定から以下のように選ぶ
「ネットワークとインターネット」から「アクセスポイントとテザリング」を選択。
②「Bluetoothテザリング」をオンにする
Androidスマホのテザリング設定画面内にある「Bluetoothテザリング」をオンにします。
③接続したい端末の「Bluetooth」をオンにして、Androidスマホと接続する
このように「Wi-Fiテザリング」よりは少し手順も複雑になっていますが、ぜひこの記事を参考に試しに設定してみてください。
USBテザリングの場合
「USBテザリング」はこれまでの2つの方法と違い、有線で接続をする方法になります。
特徴として、有線で直接繋がれているため比較的速度も早く、安定性も高いと言われています。またパソコンに繋いでいる場合は同時に充電も行えるので、長時間利用するような使い方でも電池切れの心配が少なく安心です。
【iPhoneの場合】
①パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続する
②iPhoneの設定→「インターネット共有」を選択する
③「他の人の接続を許可」のスイッチをオンにする
④パソコンのWi-Fi画面をひらき、自分のiPhoneを選んで接続する
そのパソコンで初めてiPhoneに接続する際には、パスワードの入力を求められます。iPhoneの設定から「インターネット共有」を選んだときに表示される「Wi-Fiのパスワード」をメモしておきましょう。
【Androidの場合】
①パソコンとAndroidをUSBケーブルで接続する
②Android画面にUSB転送のポップアップ画面が表示されるので、「はい」を選択する
③Androidの設定→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」を選択する
④「USBテザリング」を有効にする
povoでテザリングする際の4つの注意点
povoでテザリングする際には、以下の注意点があります。
<テザリングを使用する際の注意点>
- スマホのバッテリー消費が激しくなる
- 通信制限にかからないように注意する必要がある!
- 「データ使い放題24時間」でも通信制限になることはある
- テザリング用のパスワードを必ず設定する
スマホのバッテリー消費が激しくなる
テザリングを利用している最中はスマホのネットワークを常に利用しているので、スマホ本体が高負荷で発熱することも重なり、バッテリー消費は必然的に早くなります。
特に遠出などして長時間の利用をする場合はモバイルバッテリーを用意するなど対策が必要になるかもしれません。
ただし「USBテザリング」であれば、パソコンからスマホを常に充電されながら利用できるので、電池持ちを心配する必要は少なくなります。
通信制限にかからないように注意する必要がある!
テザリングで通信を行うと、povoの20GBのデータ容量はどんどん消費されていきます。
そのため、動画を視聴したり、アプリを更新したりなど大容量のデータを送受信したりすると、データ量の上限を超えてしまう場合もあります。
上限を超えると最大1Mbps程度まで速度が制限されるので注意が必要です。
もしも事前にテザリングを大量に使うことがわかっている場合は、1日あたり220円の「データ使い放題24時間」のトッピングを使うとよいでしょう。
「データ使い放題24時間」でも通信制限になることはある
先述した「データ使い放題24時間」のトッピングを利用しても、極端なデータを大量に使用すると制限を受ける可能性があります。
どれくらいのデータを使用すれば制限がかかるかは公表されていませんが、あくまで一時的なものであるということを認識しておくといいでしょう。
テザリング用のパスワードを必ず設定する
テザリングの設定をする際には、パスワードの設定を必ずしておきましょう。
もし設定がされていないと、電波の届く範囲であれば誰でも接続して通信ができる状態となります。
スマホのテザリング使用時のパスワードは他人にわかりにくいものに設定し、定期的に変更することをおすすめします。また、利用が終わった後は最後に必ず設定をオフにしましょう。
こうすることで無駄な電池の消費を抑えることにつながり、勝手に使われることもありません。
パスワードの変更方法は、以下のとおりです。安全なパスワードを設定することで、セキュリティレベルを上げることが可能です。
【iPhoneの場合】
- ① iPhoneの設定→「インターネット共有」を選択する
- ②「Wi-Fiのパスワード」を選択し、パスワードを変更する
【Androidの場合】
- ①Androidの設定から以下のように選択する
「ネットワークとインターネット」
→「アクセスポイントとテザリング」 - ② 本体の「設定」から「Wi-Fiテザリング」を選択
→「アクセスポイント名」を入力
→「セキュリティ」を選択する - ③「アクセスポイントのパスワード」を変更する
テザリングがつながらないときの5つの対処法
ネットワークがつながらない場合には、以下の方法を試してみましょう。
- ①テザリング接続を切ってから再接続してみる
- ②まず端末を再起動してみる
- ③他の端末の接続を切る
- ④端末のバージョンを最新版にアップデートしてみる
- ⑤有線接続を試してみる
①テザリング接続を切ってから再接続してみる
通信うまくいかない場合はまずは一度テザリングを切って再度オンにしてみましょう。
多くの場合はこうすることで解決する可能性が高いです。
②まず端末を再起動してみる
ネットワークに繋がらない場合に限らず、スマホの調子が悪い場合にはスマホを再起動するのが、最も効果的と言われています。そのためもし再接続でも解決しない場合は、利用しているスマートフォンの再起動をしてみましょう。
③他の端末の接続を切る
もし再起動などを行っても解決しない場合は、同時接続数の上限に達しているという可能性もあります。もしくは利用場所の電波状況が良くない環境で、それぞれに速度が分散して繋がりにくくなってる場合も考えられます。
そのようなときは、一度接続台数を絞って試してみることで改善する場合があります。
④端末のバージョンを最新版にアップデートしてみる
ここまでしても繋がらない場合、スマホやパソコンのOSのバージョンが古いという可能性もあります。一度OSを最新バージョンのアップデートがきていないかも確認してみましょう。
アップデートをすることで解決した事例もよくあります。
⑤有線接続を試してみる
無線接続のテザリングでうまくいかない場合、「USBテザリング」を試すとうまく接続できることもあります。
Wi-FiやBluetoothは無線通信なので便利な反面、安定しにくく接続しづらい場合もあります。しかし、USBテザリングはケーブルで直接接続して通信を行うので、電波干渉などの影響も受けにくくなっています。
まとめ
この記事ではpovoでのテザリング利用について詳しく解説しました。povoでテザリングをするには、申し込みやオプション料金が不要です。ただし、テザリングをしている場合もデータ量は使うほど消費されるので注意しましょう。
テザリングの方法は、大きく以下の3つの方法があります。
- Wi-Fiテザリング
- Bluetoothテザリング
- USBテザリング
povoでテザリングを使えば、外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できたり、容量を無駄なく使えたりなど多くのメリットがあります。
ただし、テザリング利用時には、バッテリー消費が激しくなったり、使いすぎると制限にかかってしまう可能性があるなど注意点存在します。
それらも知っておいた上で、povoのテザリング機能を活用して、20GBの容量をさらに有効活用してみてください。