ソフトバンクでMNP予約番号を発行する方法が分からない方や、乗り換えに不安のある方も多いかと思います。
難しく考えがちなMNP予約番号での乗り換えは、以下の4ステップで簡単に完了します。
【乗り換え手順】
- 1.SIMロック解除を行う
- 2.MNP予約番号を発行する
- 3.乗り換え先へMNP転入手続きをする
- 4.乗り換え先の新しいSIMカードを挿入する
MNP予約番号があれば、今と同じ携帯電話番号のまま乗り換えることができます。また、大手キャリアや格安SIM、SIMカードのみの契約でも必要です。
今回は、MNP予約番号取得や乗り換えを初めて行う方でもスムーズに手続きができるように、方法や注意点などを解説します。
※自宅受取の場合。指定プランあり。
ソフトバンクからMNP転出をする方法

(引用元:ソフトバンク)
現在ソフトバンクと契約している人が、他社へ乗り換えようと考えている場合の転出方法を解説していきます。転出方法は以下のとおりです。
- 1.SIMロック解除を行う
- 2.MNP予約番号を発行する
- 3.乗り換え先へMNP転入手続きをする
- 4.乗り換え先の新しいSIMカードを挿入する
乗り換えに伴って端末ごと買い替える場合、SIMロック解除は必要ありませんが、現在使っている端末を乗り換え先でも使いたい場合は必要となります。
今回は、現在使っている端末を乗り換え先でも使う場合の転出方法を解説しているので、該当する方はしっかりチェックしておきましょう。
①SIMロック解除を行う
ソフトバンクで購入した端末を乗り換え先でも使いたい場合は、SIMロック解除を行わなければなりません。手続きはMy SoftBank、またはソフトバンクショップで可能です。
【SIMロック解除】
My SoftBank | ソフトバンクショップ | |
窓口 | My SoftBankへログイン | 最寄りのソフトバンクショップ |
受付時間 | 9:00~21:00 | 店舗の営業時間 |
問い合わせ先 | 〈ソフトバンクカスタマーサポート〉 ソフトバンク携帯から:157 一般電話から:0800-919-0157 (受付時間:10:00~19:00) |
店舗の電話番号 |
費用 | 無料 | 3,300円 |
※価格は全て税込み
ソフトバンク解約後にSIMロック解除を行う場合は、店頭受付のみとなるので注意しましょう。
②MNP予約番号を発行する
乗り換え先でも同じ電話番号を使うためには、MNP予約番号を発行してもらう必要があります。MNP予約番号は3つの方法で発行してもらえます。
ソフトバンクショップ
用意するもの | 本人確認書類(運転免許証など) |
受付時間 | 店舗の営業時間 |
電話
受付窓口 | ソフトバンク携帯から:*5533 一般電話から:0800-100-5533 |
受付時間 | 9:00~20:00(年中無休) |
手続き方法 | 電話がつながったら、音声ガイダンスにしたがって「1」を押す(不明な点がある場合はそのまま待てばオペレーターにつながる) |
注意点 | 電話での手続きは契約者本人のみ可能 |
オンライン
受付窓口 | My SoftBankへログイン |
受付時間 | 9:00~20:00(年中無休) |
手続き方法 | 「設定・申込」 →「契約者情報の変更」 →「番号ポータビリティ予約関連手続き」 →「番号ポータビリティ予約」 |
自身にとって手続きしやすい方法を選択するべきですが、それを判断するためにもそれぞれのメリット・デメリットを頭に入れておきましょう。
【それぞれの方法のメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
ソフトバンクショップ | スタッフが対応してくれるのでわからないことがあれば質問できる | ショップの混み具合によっては長い待ち時間が発生する |
電話 | 用意するものがない | 契約者本人しか手続きできない |
オンライン | 待ち時間なく、自宅から気軽に手続きできる | 手続き途中で受付時間を過ぎてしまうと操作が無効になる |
③乗り換え先へMNP転入手続きをする
ソフトバンクで発行してもらったMNP予約番号を、乗り換え先に伝えれば問題ありません。
Web申込の場合は、手続きの際にMNP予約番号を入力する項目があります。
④乗り換え先の新しいSIMカードを挿入する
SIMロック解除した端末に、乗り換え先の新しいSIMカードを挿入すれば乗り換え完了です。
初期設定を行って利用を開始しましょう。
ソフトバンクからMNP転出する注意点7つ

簡単に手続きが可能なMNP転出ですが、注意すべきポイントが7つあります。
以下のポイントを知っておくことで、余計な出費を抑えたり、トラブル回避に繋がります。それぞれを詳しく解説していきます。
- ①乗り換えが完了したらMNP転出手数料が発生する
- ②有効期限は取得日含めた15日間
- ③ソフトバンクで解約をする必要はない
- ④端末の残債は残る
- ⑤契約更新月以外は解約違約金がかかる
- ⑥MNP予約番号を第三者に教えてはいけない
- ⑦修理受付中のMNP転出はできない
①乗り換えが完了したらMNP転出手数料が発生する
※2021年4月より4キャリアのMNP転出料はオンライン・店頭問わず無料になっています。
MNP予約番号の発行に費用はかかりません。MNP予約番号を使って実際に転出した場合に、転出手数料が発生します。
したがって、MNP予約キャンセルの場合や、有効期限切れによって転出できなかった場合は、手数料が発生しません。
手数料は、通常3,300円です。ただし、手数料の金額が異なるケースがあるので、自分の手数料がいくらになるのかを確認しましょう。
【手数料の金額が異なる端末】
- みまもりケータイ
- シンプルスタイル携帯電話(プリペイド)
- 購入方法を「スマート一括」にした端末
- 新規契約3ヶ月以内のUSIM
②有効期限は取得日含めた15日間
MNP予約番号には有効期限があり、取得日を含めた15日間以内に手続きを進めないと、無効になってしまいます。
有効期限が切れてしまったMNP予約番号はもちろん使えなくなってしまうので、その際はもう一度取得しましょう。
③ソフトバンクで解約をする必要はない
乗り換えを前提としていても、MNP予約番号を取得しただけでは、まだソフトバンクとの契約は続いている状態です。
そのMNP予約番号を利用して他社へ乗り換え、乗り換え先の新しいSIMカードを使って電話番号が使えるようになると、自動解約となります。
したがって、自分でソフトバンク解約手続きをする必要はありません。
④端末の残債は残る
MNP転出によってソフトバンクを解約したからといって、端末代金の支払いも無くなる訳ではありません。
もしも、現在使っている端末の代金支払いが完了しておらず、支払いが続いている状態であれば、解約した時点で端末の残債があります。
残債があるかどうかはMy SoftBankで確認できます。確認方法は以下のとおりです。
【残債確認方法】
- 1.My SoftBankへログイン
- 2.「〇月ご請求」から「料金・支払い管理」→「請求情報・設定」
- 3.「割賦契約」の「確認する」
⑤契約更新月以外は解約違約金がかかる
ソフトバンクに限らず、契約期間が設けてある契約プランを利用している場合、契約更新月以外のタイミングで解約すると違約金が発生します。
違約金はプランや契約タイプによって異なります。
基本プラン | |
契約内容 | 契約解除料 |
2年契約なし | 不要 |
通話基本プラン・スマ放題/スマ放題ライト | |
契約内容 | 契約解除料 |
2年契約 | 1~23ヶ月目:10,450円 24~26ヶ月目:不要 27ヶ月目以降:10,450円 |
2年契約(フリープラン) | 1~23ヶ月目:10,450円 24ヶ月目以降:不要 |
2年契約なし | 1ヶ月目:10,450円 2ヶ月目:7,975円 3ヶ月目:5,500円 4ヶ月目以降:不要 |
ホワイトプラン/標準プラン | |
契約内容 | 契約解除料 |
ホワイトプラン(2年契約あり) | 1~23ヶ月目:10,450円 24~26ヶ月目:不要 27ヶ月目以降:10,450円 |
標準プラン(2年契約なし) | 1ヶ月目:10,450円 2ヶ月目:7,975円 3ヶ月目:5,500円 4ヶ月目以降:不要 |
データバリューパック | |
契約内容 | 契約解除料 |
データバリューパック用2年割引 | 1~24ヶ月目:11,000円 25~26ヶ月目:不要 27ヶ月目以降:11,000円 |
データバリューパック用年間割引 | 1~12ヶ月目:4,400円 13ヶ月目:不要 14ヶ月目以降:4,400円 |
フォトビジョン | |
契約内容 | 契約解除料 |
フォトビジョンバリュープラン | 1~23ヶ月目:10,268円 24ヶ月目以降:不要 |
スマート一括 | |
契約内容 | 契約解除料 |
2年契約 | 1~3ヶ月目:26,950円 4~23ヶ月目:10,450円 25~26ヶ月目:不要27ヶ月目以降:10,450円 |
※価格はすべて税込
⑥MNP予約番号を第三者に教えてはいけない
MNP予約番号が第三者に漏れてしまうと悪用されてしまう恐れがあります。取り扱いには十分に注意しましょう。
もし第三者に知られてしまった場合は、悪用されてしまう前にMNP予約番号のキャンセル手続きをしましょう。
【MNP予約番号キャンセル手続き】
受付窓口 | ソフトバンクショップ |
用意するもの | ・本人確認書類(運転免許証など) ・予約時に受け取った領収書 |
⑦修理受付中のMNP転出はできない
端末の故障や破損により修理に出している状態では、MNP転出はできません。
修理を終えて手もとに端末が戻ってきてから、転出手続きをはじめましょう。
費用を抑える3つのコツ!ソフトバンクからMNPで乗り換えよう

きちんと気をつけながら手続きすれば、回避できる費用もあります。支払わなくても済むものは、しっかりチェックして無駄のないMNP転出を目指しましょう。
違約金がない契約更新月に転出する
まずは一番の出費となりえる、解約違約金を回避することが大切です。回避するためには、契約更新月を確認することが重要ポイントと言えるでしょう。
契約更新月の確認方法は、「My SoftBank」から確認する方法と、「LINE」で確認する方法の2つです。
【契約更新月の確認方法】
- My SoftBankから確認
My SoftBankへログインすると確認できます。契約期間がないプランを選択している場合は、契約更新月に関する項目が表示されません。 - LINEで確認
WiFiをオフにして、ソフトバンクのLINE公式アカウントと友だちになると、My SoftBankとの連携ができるようになります。連携が完了すると、トーク画面から任意のメニューを選択可能です。
締め日にMNP転出を行う
ソフトバンクの料金は、日割り計算ができません。したがって、締め日に転出したほうが費用を抑えられます。
締め日は毎月「10日」「20日」「末日」のいずれかに設定されています。
【締め日の確認方法】
- My SoftBankで確認
- LINEのソフトバンク公式アカウントで確認
- 請求書で確認
- 申込内容確認書で確認
端末代の支払いが終えてから乗り換える
端末代を分割払いで支払っている場合、支払いを完了して乗り換えることがおすすめです。
解約しても、端末代の残債は支払い続けなければなりません。残債がある状態で乗り換えると、乗り換え先の料金と、ソフトバンクへの端末代のどちらも支払っていくことになるため、負担が増してしまいます。
まとめ
MNPは電話番号をそのまま乗り換え先で使える便利なシステムです。現在では認知度も高まり、当たり前のようにMNPを利用する人がほとんどでしょう。
ソフトバンクからMNP転出をする手続きは難しいものではありませんが、MNP予約番号の取得が一番のポイントとなります。また、手元にある端末を引き続き使いたい場合は、SIMロック解除も必要です。
解約違約金や転出手数料、端末残債などが発生する費用もありますが、いくつかはタイミングを見極めることによって回避できます。
注意点やポイントをしっかり押さえて、無理なく快適にMNP転出手続きを進めましょう。
※自宅受取の場合。指定プランあり。