スマホの料金見直しなどのタイミングで、大手キャリアよりも格段に安い料金で運用できる「格安SIM」を選択肢のひとつとしてお考えの方もいることと思います。
しかし、格安SIMは本当に安心して使えるのか、ドコモ・au・ソフトバンクの三大キャリアのように快適に通信できるのか気になるものです。
そこで今回は、格安SIMへの乗り換えを検討している方に向けて、格安SIMに乗り換えるメリットや注意点をわかりやすくまとめました。
また、おすすめの格安SIM7社や乗り換えの流れについても解説しています。
ぜひこの記事を参考に、ご自身が格安SIMに乗り換えて問題ないか、どこが一番合っているかなどを確かめていただき、格安SIMへスムーズに乗り換えましょう!
格安SIMに乗り換えるメリット

まずは格安SIMに乗り換えることで得られるメリットについてご紹介します。
<格安SIMに乗り換えるメリット>
- 大手スマホキャリアより料金が格段に安くなる
- 数多くのデータプランから選べる
- 今使っているスマホをそのまま継続利用できる
- スマホ端末を格安でセット購入もできる
大手スマホキャリアより料金が格段に安くなる
ドコモ・au・ソフトバンクの大手スマホキャリアと格安SIMの料金を比較すると、格安SIMの料金のほうが圧倒的に安いです。
年間で比べると十数万円単位で変わることもあるため、「とにかく料金を安くしたい」とお考えの方は、格安SIMへの乗り換えを検討してみましょう。
ここでは、格安SIMである「ワイモバイル」と大手キャリアの「ソフトバンク」の月額料金を比較してみました。
【ワイモバイル・ソフトバンク月額料金比較】
※横にスクロールできます。
プラン | 月間データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
ワイモバイル | シンプルS | 1年目:4GB ※1 2年目以降:3GB |
2,178円 |
シンプルM | 1年目:18GB ※1 2年目以降:15GB |
3,278円 | |
シンプルL | 1年目:28GB ※1 2年目以降:25GB |
4,158円 | |
ソフトバンク | ミニフィットプラン | 5GB | 6ヶ月目まで:7,128円 7ヶ月目以降:8,228円 |
メリハリ無制限 | 無制限 | 7,238円 |
※価格はすべて税込
※1 550円/月のデータ増量オプションに申し込んだ場合。(キャンペーンにつき1年間無料)
ここでひとつ注目しておきたいポイントが、月間のデータ容量です。大手キャリアは無制限や大容量プランを用意していますが、格安SIMの場合だと大容量のプランを用意していないキャリアがあります。
ただし、ここで紹介しているワイモバイルの場合では、プランM・Rであれば月間データ容量を使い切ったあとでも最大速度1Mbpsの速度で利用可能です。
数多くのデータプランから選べる
格安SIMでは月間のデータ容量を細かく分け、たくさんのプランを提供しているキャリアがあります。
自身が毎月どのくらいのデータを使用するのかを把握しておけば、無駄にデータを余らせることなく利用できるので、料金を抑えられます。
今使っているスマホをそのまま継続利用できる
格安SIMでは、今利用しているスマホをそのまま流用可能です。そのため、新たにスマホを買いなおす必要がなく、少ない初期費用で格安SIMを契約できます。
ただし、今のスマホを流用するためには、そのスマホが契約する格安SIMの動作確認済み端末であることが必要です。
それぞれの格安SIMキャリアの公式ページにて動作確認済み端末の一覧を確認できるため、申し込み前にチェックしておきましょう。
スマホ端末を格安でセット購入もできる
格安SIMキャリアはSIMカードだけではなく、スマホ端末も販売しているため、セットで購入することも可能で、スマホの価格も大手キャリアに比べると格安です。スマホも一緒に機種変更したいという需要にも応えられます。
セット購入をする場合は、動作確認済み端末であることを確認する必要はありません。
格安SIMに乗り換えるその前に!気をつけたい注意点

次に、格安SIMに乗り換える際、または乗り換えたあとに起こるかもしれない注意点について解説します。
事前に把握しておけば、自分に格安SIMが向いているのか判断しやすくなります。
<格安SIM乗り換えの注意点>
- 電話・インターネットを使えない期間が発生しないように計画する
- SIMロック解除をする
- 大手キャリアと比べて通信が不安定になりやすい
- 乗り換え前のキャリアの独自サービスを受けられなくなる
- クレジットカード払いのみに対応している会社が多い
- 乗り換えには費用がかかる場合が多い
- スマホが格安SIMに対応していない場合もある
電話・インターネットを使えない期間が発生しないように計画する
格安SIMに乗り換える場合、現在のスマホの解約手続きは、格安SIMを契約した後に行いましょう。
格安SIM契約前に現在の契約を解約をしてしまうと、電話もインターネットも格安SIMが届くまで使えなくなってしまうからです。
格安SIMへの乗り換えは、MNP予約番号の発行 → 格安SIMの申し込み → 回線切替えの流れで、電話とインターネットの不通期間をゼロにできます。詳しくは、『格安SIMへの乗り換え手順』で解説していますので、そちらを参考にしてください。
SIMロックを解除する
三大キャリアでスマホを購入した人は、格安SIMを申し込む前にSIMロックを解除しておきましょう。
キャリアで購入したスマホには基本的にSIMロックがかかっており、解除しない限り、乗り換え先でもスマホの購入元と同じ使用回線しか使えなくなってしまいます。
乗り換え先が同回線の場合はSIMロック解除不要ですが、今後スマホ代を見直すタイミングが来た際に幅が広がりますので、キャリアスマホユーザーなら解約前に手続きをしておくと安心ですよ。
大手キャリアと比べて通信が不安定になりやすい
格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアと比較すると通信速度やつながりやすさに不安が残ります。
これは格安SIMの通信回線が大手キャリアの通信回線の一部を借りて提供されていることが理由であり、料金の安さの理由でもあります。
なお、格安SIMのなかでも通信品質が安定しているのは、「ワイモバイル」と「UQモバイル」です。これらの格安SIMキャリアはそれぞれソフトバンクとauのサブブランドとして提供されているため、そのほかの格安SIMよりも回線環境が優遇されています。
したがって、格安SIMの通信面が気になる方は、「ワイモバイル」か「UQモバイル」の選択がおすすめです。
乗り換え前のキャリアの独自サービスを受けられなくなる
格安SIMへの乗り換えを行うと、今のキャリアで利用していたいくつかのサービスが利用できなくなってしまいます。
代替となるサービスがない、サービスが使えなくなることで大きな手間が発生するという場合は、格安SIMへの乗り換えを見送ったほうがいいかもしれません。
<格安SIMへの乗り換えで利用できなくなるサービス(一部)>
- キャリアメール
- キャリア決済
- キャリアポイント
- バックアップサービス
- 故障・紛失サポート
- テクニカルサポート
とくに、ドコモの「~@docomo.ne.jp」、auの「~@ezweb.ne.jp」、ソフトバンクの「~@softbank.ne.jp」といったキャリアメールは乗り換え後一切使えなくなってしまいます。
「Gmail」や「Yahoo!メール」など、代替となる無料メールサービスはありますが、多くのサービスに登録していたりたくさんの人との連絡に使っていたりする場合は、以降の手続きやお知らせへの手間が発生するので注意しましょう。
ただし、QR決済や動画配信サービスのようにほかのキャリアのユーザーも利用できるサービスであれば乗り換え後も継続利用できます。
クレジットカード払いのみに対応している会社が多い
格安SIMキャリアには毎月の支払い方法をクレジットカードのみとしているところが多く、クレジットカードを持っていない人や、使えない人は契約できる格安SIMが限定されてしまいます。
乗り換えたい格安SIMキャリアがクレジットカード決済のみ対応で、希望が口座振替や請求書払いだった場合は、乗り換えを見送るか別の格安SIMを選択する必要があります。
一部口座振替に対応している格安SIMキャリアもありますが、手続きが増えたり別途手数料が取られたりすることもあるので、注意してください。
口座振替に対応している代表的な格安SIMには、以下が挙げられます。
<口座振替に対応している格安SIM>
- ワイモバイル
- UQモバイル
- BIGLOBEモバイル(データ通信専用SIM契約の場合のみ)
乗り換えには費用がかかる場合が多い
格安SIMへの乗り換えを行う際、以下のような費用が発生することがあり、初期費用として合計で数万円かかることもあります。
【乗り換えにかかる費用】
かかる費用 | 発生するケース |
---|---|
MNP手数料 | 電話番号を引き継ぐ場合 |
SIMロック解除手数料 | 今のスマホと格安SIMの回線の種類が合わない場合 |
解約金 | 前キャリアの契約期間中の場合 |
契約事務手数料 | 必ず |
端末購入費用 | 格安SIMキャリアで端末を購入する場合 |
解約金に関しては乗り換えのタイミングを現在の契約の更新月にずらしたり、解約金の少ないプランに変更したりするなどの対策で抑えられます。
また、申し込みをオンラインから行うことでオンライン限定のポイント還元キャンペーンを使えたり、端末購入の頭金が免除されたりすることもあります。
スマホが格安SIMに対応していない場合もある
基本的にそれぞれの格安SIMキャリアが提示している動作確認済み端末でなければ、その格安SIMでは正常に動作しません。
今まで使っていたスマホの流用をお考えの場合は、必ず動作確認済み端末一覧を確認してください。
一覧にないスマホでも使えることがありますが、実際に使ってみないとどのような問題が発生するかわからないため、正常に動作しなかった場合に自己責任となることを覚えておきましょう。
乗り換え先の格安SIMの選び方

格安SIMのキャリアはたくさんあり、それぞれ特徴や金額が異なります。そのため、乗り換え先を選択する際には以下を基準にすると失敗しにくいでしょう。
<格安SIMの選び方>
- 「データ通信専用SIM」または「音声通話SIM」から選ぶ
- 自分に合ったデータ量のSIMを選ぶ
- 自分の「ゆずれないポイント」を決めておく
- 利用回線から選ぶのもあり
「データ通信専用SIM」または「音声通話SIM」から選ぶ
格安SIMには「データ通信専用SIM」と「音声通話SIM」があり、電話番号が必要かどうかで選択肢が変わります。
月額料金は電話番号での通話機能のない「データ通信専用SIM」のほうが安く設定されています。
<選択の基準>
電話番号が必要ない・・・データ通信専用SIM
電話番号が必要・・・音声通話SIM
自分に合ったデータ容量のSIMを選ぶ
日常的に外出先でも高画質の動画やゲームをする方は大容量のプラン、自宅や職場のWi-Fiを利用できる方は小容量のプランなど、自分で使うデータ量に合わせた格安SIM・プランを選択するのがおすすめです。
ただし、あまりにもギリギリの容量のプランを選んでしまうと速度制限になってしまう可能性があるため、多少の余裕があるプランを選びましょう。
自分が毎月使っているデータ量は、現在契約中のキャリアのマイページから確認できます。また、1GBでどれくらいの操作ができるのかを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
1GBでできること(参考サイト)
Webページ閲覧 | 約2,347回 |
---|---|
写真添付メール送信(500万画素) | 約333通 |
YouTube再生(360p) | 約158分(約2時間30分) |
Google Map読み込み | 約348回 |
ネット音声通話(Skype) | 約1,704分(約28時間) |
自分の「ゆずれないポイント」を決めておく
それぞれの格安SIMキャリアには機能や料金、通信品質などに一長一短の特徴があります。
そのため、「必ずここだけはゆずれない」というポイントをあらかじめ設定しておくと、乗り換え先を見つけやすくなります。
<ゆずれないポイントの例>
- 料金・・・月額2,000円以下で収まる
- データ容量・・・月10GB以上は必要
- 通信品質・・・ゲームができる速度・安定性は必須
- 機能・・・データフリーがほしい
利用回線から選ぶのもあり
今のスマホを流用する場合、乗り換え先の格安SIMキャリアの回線種類と今のスマホを購入したキャリアが一致していればSIMロックを解除する必要がありません。
回線の種類には、ドコモ・au・ソフトバンク回線があり、格安SIMキャリアによって利用している回線が異なります。例えば、auで購入したスマホであればau回線を使っている格安SIMを選択することで、SIMロック解除をせずに乗り換えできます。
ただし、SIMロックの解除自体はそこまで難しいものではなく、現在ではオンラインやサポートに連絡するだけなので簡単です。
解除さえしてしまえばどの種類の回線でも利用できるため、SIMロック解除自体を負担に感じる必要はないでしょう。
【2021年最新】乗り換え先としておすすめの格安SIM7社を紹介!
ここからは当サイトがおすすめするおすすめの格安SIMキャリアを7社ご紹介します。それぞれ選択の基準として以下のように分類していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ格安SIM>
- インターネット利用が多い人におすすめの格安SIM・・・ワイモバイル、UQモバイル
- 料金重視の人におすすめの格安SIM・・・mineo
- SNSの利用頻度が多い人におすすめの格安SIM・・・LINEモバイル、BIGLOBEモバイル
- スマホを安く購入したい人におすすめの格安SIM・・・OCN モバイル ONE、IIJmio
インターネット利用が多い人におすすめの格安SIM
インターネットの利用が多い人には、回線の速度や安定性など、通信品質に優れている「ワイモバイル」と「UQモバイル」の2社がおすすめです。
この2社は速度制限になっても著しく速度が落ちることはないため、大容量プランのように使えます。
ワイモバイル

「ワイモバイル」は、ソフトバンクのサブブランドであるため、通信速度・安定性に定評があります。
<おすすめポイント>
- 回線速度が速い(平均41.8Mbps)
- 速度制限中の速度が1Mbps(プランM・Rのみ)
- 60歳以上ならスーパーだれとでも定額(S)がずっと1,100円値引き
- 学割適用で1年間1,100円/月値引き
- 1年間データ容量が無料増量
- ネット回線とのセット割で大幅割引
速度制限中の速度である1MbpsはYouTubeの中画質(360p)程度であれば問題なく再生できる速度です。
また、ソフトバンク光やソフトバンクエアーとセット割「おうち割 光セット(A)」を組むことができ、月額料金が550円割引されます。
以上のことから、ワイモバイルは「通信速度を重要視する、現ソフトバンクユーザー」に特におすすめです。
【ワイモバイル】
※横にスクロールできます。
利用回線 | ソフトバンク | ||
---|---|---|---|
月間データ量 | 3GB(1年目:4GB) | 15GB(1年目:18GB) | 28GB(1年目:25GB) |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
セット割 | おうち割 光セット | ||
キャンペーン・機能 | ・月額料金割引 ・月間データ容量増量 ・学割 |
※価格はすべて税込
UQモバイル

「UQモバイル」は、auのサブブランドとして展開されている格安SIMです。格安SIMのなかでもトップクラスで高速な通信が期待できます。
<おすすめポイント>
- 回線速度が速い(平均46.2Mbps)
- 速度制限中の速度が1Mbps(くりこしプランR・Lのみ)
- データの繰り越しが可能
- 学割適用でくりこしプランSなら8か月間638円/月値引き、R・Lなら1年間1,100円/月値引き
- 節約モードでデータ消費がゼロ
UQモバイルもワイモバイルと同様に速度制限中も1Mbpsの速度で利用できます。「節約モード」をONにすることで速度を300kbpsに落とせば、その間のデータ消費はカウントされません。
また、auスマホであればSIMロック解除が不要なため、UQモバイルは「通信速度を優先したいauスマホユーザー」に特におすすめです。
【UQモバイル】
※横にスクロールできます。
利用回線 | au | ||
---|---|---|---|
月間データ量 | 3GB | 15GB | 28GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
セット割 | なし | ||
キャンペーン・機能 | ・データ繰り越し ・かけ放題オプション(有料) ・データ通信専用SIMあり |
※価格はすべて税込
料金重視の人におすすめの格安SIM
とにかく料金を抑えたい人には、「mineo」をおすすめします。
mineo

「mineo」は、関西電力グループの「オプテージ」が提供している格安SIMで、月額料金の安さに定評があります。
データ容量によって細かくプランが分けられているため、自分の利用料に合わせてプランを選択可能です。
<おすすめポイント>
- 月額料金が安い(どの回線でも同じ料金)
- 動作確認済み端末が多い
- セット購入できる端末の種類が多い
- すべての回線種類に対応
- 「パケット放題」でデータ消費がゼロ
ドコモ・au・ソフトバンクのすべての回線に対応しているため、今のスマホを流用する場合でもSIMロックを解除する必要がありません。
また、2021年2月に新料金プランが開始され、業界最安ともいえる価格設定になりました。
上記から、mineoは「使用量にあったデータ容量を安い料金で解約したい人、他のキャリアでは動作確認されていない端末を利用したい人」におすすめの格安SIMといえるでしょう。
【mineo】
※横にスクロールできます。
利用回線 | ドコモ・au・ソフトバンク | |||
---|---|---|---|---|
月間データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
月額料金 | 1,298円 | 〜3ヶ月目:330円 4ヶ月目以降:1,518円 |
〜3ヶ月目:770円 4ヶ月目以降:1,958円 |
〜3ヶ月目:990円 4ヶ月目以降:2,178円 |
セット割 | なし | |||
キャンペーン・機能 | ・月額料金割引 ・データシェア ・かけ放題オプション(有料) ・パケット放題(有料) ・データ通信専用SIMあり |
※価格はすべて税込
SNSの利用頻度が多い人におすすめの格安SIM
SNSや動画サービスの利用が多い方には、「LINEモバイル」や「BIGLOBEモバイル」がおすすめです。
特定のサービスで利用するデータ消費がゼロになる「カウントフリー機能」があります。
LINEモバイル

「LINEモバイル」は、メッセージ・通話アプリとして有名な「LINE」が提供している格安SIMです。
「データフリーオプション」があり、LINEはもちろん、有料オプションにすればTwitterやInstagramなどもデータ消費ゼロで利用できます。
<おすすめポイント>
- 「データフリーオプション」がありSNS利用のデータ消費がゼロ
- すべての回線種類に対応
- 3ヶ月間月額料金が980円割引(3GBプラン以上から)
LINEモバイルには「データフリーオプション」という機能があり、標準ではLINEでのメッセージや通話が、有料オプションにすると各種SNSのデータ消費がカウントされません。
【データフリーオプション】
プラン | 月額料金 | データ消費ゼロSNS |
---|---|---|
LINEデータフリー | 0円 | LINE |
SNSデータフリー | 308円 | LINE、Twitter、Facebook |
SNS音楽データフリー | 528円 | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC |
※価格はすべて税込
上記から、LINEモバイルは「普段の連絡のほとんどがLINEの人、TwitterやInstagramを頻繁に利用している人」におすすめです。
【LINEモバイル】
※横にスクロールできます。
利用回線 | ドコモ・au・ソフトバンク | ||
---|---|---|---|
月間データ量 | 5GB | 6GB | 12GB |
月額料金 | 初月:日割り 〜4ヶ月目:550円 5ヶ月目以降〜:1,628円 |
初月:日割り 〜4ヶ月目:1,342円 5ヶ月目以降〜:2,420円 |
初月:日割り 〜4ヶ月目:2,442円 5ヶ月目以降〜:3,520円 |
キャンペーン・機能 | ・月額料金割引 ・かけ放題オプション(有料) ・データフリーオプション(一部有料) |
※価格はすべて税込
LINEモバイルは2021年3月より、ワイモバイルと同様ソフトバンクと同品質の「LINEMO」というMNOサービスに切り替わります。
ただし、3月31日の新規申込受付終了までに申し込んだユーザーは、継続してLINEモバイルの格安価格で利用可能となっているので、キャンペーン期間中にぜひ試してみてくださいね。
BIGLOBEモバイル

インターネットプロバイダである「BIGLOBE」も、「BIGLOBEモバイル」という格安SIMを提供しています。
「エンタメフリー・オプション」というカウントフリーオプションがあり、You Tubeなどの動画サービスが、データ消費ゼロで利用できます。
<おすすめポイント>
- 「エンタメフリー・オプション」で動画・音楽サービスのデータ消費がゼロ
- 契約から6ヶ月間月額料金が1,200円割引(3GBプラン以上から)
- エンタメフリー・オプションの月額料金が6ヶ月間無料
- 契約事務手数料が無料
- ポイント還元でセット端末を格安で購入できる
BIGLOBEモバイルの最大の特徴は、「エンタメフリー・オプション」の存在です。音声通話SIMなら月額528円でYouTubeなどを含む以下のサービスをデータ消費ゼロで利用できます。
<エンタメフリー・オプション対象サービス>
- YouTube
- Abema TV
- U-NEXT
- YouTube Kids
- Google Play Music
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- RecMusic
- 楽天ミュージック
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天Kobo
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
月額料金やエンタメフリー・オプションの料金は、最大6ヶ月間割引されます。契約事務手数料も無料となるため、料金も大幅に抑えられます。
つまり、BIGLOBEモバイルは「YouTubeなどの動画サービスの視聴がスマホの用途のほとんどを占める人」におすすめの格安SIMです。
【BIGLOBEモバイル】
※横にスクロールできます。
利用回線 | ドコモ・au | ||
---|---|---|---|
月間データ量 | 3GB | 6GB | 12GB |
月額料金 | 〜6ヶ月目:440円 7ヶ月目以降〜:1,760円 |
〜6ヶ月目:1,045円 7ヶ月目以降〜:2,365円 |
〜6ヶ月目:2,420円 7ヶ月目以降〜:3,740円 |
キャンペーン・機能 | ・月額料金割引 ・エンタメフリー・オプション割引 ・端末セット特典 ・かけ放題オプション(有料) ・エンタメフリー・オプション(有料) |
※価格はすべて税込
BIGLOBEモバイルの音声通話SIM料金プランでは2021年4月より、15~40%安くなる新料金が開始します。
人気のエンタメフリー・オプションも音声通話SIMならなんと308円で利用できるようになるので、今後にも注目です。
スマホを安く購入したい人におすすめの格安SIM
スマホとのセット購入をお考えであれば、「OCNモバイルONE」「IIJmio」がおすすめです。
OCN モバイル ONE

「OCNモバイルONE」はインターネットプロバイダの「OCN」から提供されている格安SIMです。
スマホのセールを頻繁に行っており、回線とのセット購入をする場合に大変お得です。
<おすすめポイント>
- スマホのセット購入がお得
- 他社回線からの乗り換えでスマホ代金が5,000円OFF
- ドコモ回線の格安SIMではもっとも通信速度が速い(平均速度17.97Mbps:2020年2月MM総研調べ )
- データの繰り越しが可能
- 「MUSICカウントフリー」で音楽サービスのデータ消費ゼロ
OCN モバイル ONEでは、回線とのセット契約限定で最新スマホのセールを頻繁に行っており、新しいスマホを安く購入したい人におすすめです。また、他社回線からの乗り換えであればさらに5,000円割引されます。
つまり、OCN モバイル ONEは「ドコモユーザーの人、最新のスマホに安く機種変更したい人」にはとくにおすすめです。
【OCNモバイルONE】
利用回線 | ドコモ | ||
---|---|---|---|
月間データ量 | 1GB | 5GB | 10GB |
月額料金 | 1,298円 | 2,178円 | 3,168円 |
キャンペーン・機能 | ・スマホセット購入割引 ・データ繰り越し ・かけ放題オプション(有料) ・MUSICカウントフリー |
※価格はすべて税込
IIJmio

IIJmioは、ドコモとau回線が使用できる格安SIMです。400種類以上のスマホやタブレットに対応しているため、現在使用中のスマホを、ほぼ確実に継続利用できますよ。
<おすすめポイント>
- ドコモとau回線の両方に対応している
- データSIMは、翌月末以降にいつでも無料解約できる
- 音声通話付きSIMは、1年後ならいつでも無料解約できる
- 無料の専用アプリ利用で、常に通話料が50%オフ
- 取り扱い端末は40機種以上
- サポートが充実している
IIJmio
※横にスクロールできます。
利用回線 | ドコモ・au | |||
---|---|---|---|---|
月間データ量 | 3GB | 6GB | 12GB | |
月額料金 | ドコモ回線 | 1,144円 | 1,826円 | 2,790円 |
au回線 | 990円 | 1,672円 | 2,816円 | |
セット割 | mio割 | |||
キャンペーン・機能 | ・IIJmioプレミアム特典 ・データ繰り越し ・みおふぉんダイヤル ・SIMカード追加 ・再発行手数料割引キャンペーン |
※価格はすべて税込
格安SIM並みのプランを展開「楽天モバイル」もおすすめ!

「楽天モバイル」は自社回線でサービスを提供しているため、厳密には格安SIMではありませんが、月額料金やキャンペーンなど格安SIMに引けを取らない特徴があり、格安SIMをご検討中の人にもおすすめできる回線です。
また、楽天モバイルは大手キャリアという位置付けから、最新のiPhone 13についても購入することが可能です。もちろん今持っているiPhoneでもiPhone6Sであれば、動作確認がされているので問題なく利用できます。
<おすすめポイント>
- 月額料金が安い
- 月間データ容量が無制限
- かけ放題が無料(Rakuten Linkアプリ経由)
- 端末セット申し込みで最大30,000円分のポイント還元
- SIMのみの契約で5,000円分のポイント還元
- 5G回線に対応
楽天モバイルから提供されている「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、従量課金制プランです。
データ消費量1GB未満の月は月額料金0円、3GBまでに収まれば1,078円、さらに20GB以上ならどれだけ使っても3,278円で無制限に使えるため、ライトユーザーもヘビーユーザーもお得に使えるプラン内容となっています。
月額料金 | ~1GB:0円 ~3GB:1,078円 ~10GB:2,178円 20GB~(無制限):3,278円 |
---|---|
各種割引適用時の最低料金 | – |
事務手数料 | 0円 |
契約期間 | なし |
データ容量 | 楽天回線エリア:無制限 パートナーエリア:5GB/月 |
データ追加料金 | 500円/1GB |
データカウントフリー | なし |
制限時の速度 | パートナーエリアで5GB超過後1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 |
Rakuten Linkアプリ使用時 | 0円 |
かけ放題内容 | アプリ利用でかけ放題 |
代表的な割引・キャンペーン | 3か月間月額料金無料 |
※価格はすべて税込
格安SIMへの乗り換え手順

最後に、格安SIMへの乗り換えの手順を解説していきます。大きく3つのステップにわかれており、早くて2〜3日程度で乗り換えが完了します。
<格安SIMへの乗り換え手順>
- ①事前準備
- ②格安SIMを申し込む
- ③SIM・端末が届いたらSIMカードを挿入
①事前準備
まずは乗り換えにあたっての事前準備を行います。今のスマホを流用するのか、電話番号は引き継ぐのかなど状況によって必要な準備が変わってくることに注意しましょう。
- ・動作確認済みかのチェック
- 今のスマホを流用する場合に確認を行います。乗り換え先として検討している格安SIMの公式サイトから、「動作確認済み端末一覧」のページを表示し、今のスマホが含まれているかを確認しましょう。
- 含まれていない場合は、「乗り換え先の格安SIMを再検討する」「端末とのセット購入にする」「自己責任で申し込む」のいずれかの対応が必要です。
- ・MNP予約番号の取得
- 今の電話番号を乗り換え先の契約に引き継ぎたい場合は、「MNP予約番号」が必要です。
- MNP予約番号は現在契約中のキャリアから取得するもので、電話や店舗、Webから取得可能です。
-
【MNP予約番号取得窓口】
キャリア 窓口 受付時間 ドコモ My docomo 9:00~21:30 電話
ドコモ電話から:151
一般電話から:0120-800-0009:00〜20:00 ドコモショップ 店舗営業時間に準拠 au My au 9:00~20:00 電話
0077-754709:00~20:00 auショップ 店舗営業時間に準拠 ソフトバンク My Softbank 9:00~20:00 電話
ソフトバンク電話から:*5533
一般電話から:0800-100-55339:00~20:00 ソフトバンクショップ 店舗営業時間に準拠 - ・SIMロックの解除
- 乗り換え先の格安SIMが使っている回線の種類が、今のキャリアと異なる場合(例:現在auを契約中でワイモバイルに乗り換えなど)、現在のスマホのSIMロック解除が必要です。
- SIMロックは、現在契約中のキャリアで解除できます。
-
【SIMロック解除窓口】
※横にスクロールできます。
キャリア 窓口 受付時間 手数料 ドコモ My docomo 24時間 0円 電話
ドコモ電話から:151
一般電話から:0120-800-0009:00〜20:00 3,300円 ドコモショップ 店舗営業時間に準拠 au My au 9:00~21:30 0円 auショップ 店舗営業時間に準拠 3,300円 ソフトバンク My Softbank 9:00~21:00 0円 ソフトバンクショップ 店舗営業時間に準拠 3,300円 ※価格はすべて税抜
- ただし、乗り換え先の格安SIMの回線と現在のキャリアが一致する場合、スマホを格安SIMで新しく購入する場合であればSIMロックの解除は必要ありません。
- ・本体データのバックアップ
- スマホを新しく変える場合は、今のスマホのデータをバックアップしておきましょう。
- バックアップの方法はいくつもあり、バックアップアプリを利用する、Google DriveやiCloudなどのクラウドサービスを利用する、iPhoneの場合はパソコンと「iTunes」を使ってのバックアップも可能です。
- また、LINEのトーク履歴やゲームのセーブデータなど、アプリひとつひとつを操作しなくてはとれないバックアップもありますので注意してください。
- ・必要書類の準備
- 申し込みに必要な書類を事前に準備しておきましょう。
-
<必要書類>
- 本人確認書類
- クレジットカード情報
- 主に必要であるの上記2つです。本人確認書類には「運転免許証」「マイナンバーカード」などが該当します。
- 「パスポート」や「健康保険証」も使用できますが、これらの場合は公共料金の支払明細など補助書類が必要です。
【キャリア別】MNP予約番号を発行する方法
MNP予約番号の発行方法は、キャリアごとで以下のように違います。
【ドコモ】
- 「Myドコモ」にログインし、各種手続きの「SIMロック解除」を選択する
ドコモの場合、MNP予約番号が発行できるのは9:00~21:30の間です。それ以外の時間帯では番号を発行できませんので、覚えておきましょう。 - IMEI番号を入力する
IMEI番号は、通話画面で「*#06#」と入力すると出てきます。 - 「SIMロック解除を申し込む」にチェックを入れ、MNP予約番号を発行する
以上でドコモユーザーはMNP予約番号を発行できます。
【au】
- 「My au」にログインし、「スマートフォン・携帯電話」→「お問い合わせ/お手続き」→「MNPご予約」の順で選択する
auの場合、MNP予約番号が発行できるのは9:00~20:00の間です。それ以外の時間帯では番号を発行できませんので、覚えておきましょう。 - MNP予約番号を発行する
「MNPご予約」をタップすると、次の画面ですぐに番号が表示されます。忘れないように、メモへ書き写しておきましょう。
【ソフトバンク】
- 「My SoftBank」にログインし、「契約・オプション管理」から「SIMロック解除手続き」を選択する
ソフトバンクの場合、MNP予約番号が発行できるのは9:00~20:00の間です。それ以外の時間帯では番号を発行できませんので、覚えておきましょう。 - IMEI番号を入力する
IMEI番号は、通話画面で「*#06#」と入力すると出てきます。 - 「解除手続きをする」をタップし、MNP予約番号を発行する
以上でソフトバンクユーザーは、MNP予約番号を発行できます。
ちなみに、MNP予約番号は電話やショップでも発行できます。しかし、電話やショップを利用すると手数料として3,000円を取られてしまいますので、上でご紹介したマイページから無料で発行しましょう。
②格安SIMを申し込む
事前準備が完了したら、格安SIMを申し込みます。オンラインからの申し込みが手軽でおすすめですが、一部には実店舗をかまえている格安SIMキャリアもあります。対面での申し込みを希望する場合は店舗を利用しましょう。
申し込みには「スマホとのセット購入」または「SIMのみ契約」の2つのパターンがあります。今のスマホをそのまま流用する、または中古ショップやオンラインショップを使って自身で新しい端末を用意する場合は、SIMのみの契約にしましょう
③SIM・端末が届いたらSIMカードを挿入
オンラインで申し込みをしてから2〜3営業日ほどでSIMカード(セット購入の場合はスマホも)が到着します。SIMカードをスマホに挿入し、初期設定を行えば利用開始です。
新しいSIMでの利用が開始されると、今までのキャリアとの契約はその時点で自動解約されます。
④各種設定を行う
SIMカードを挿入したあとは、以下の初期設定を行いましょう。
- ・APN設定
- モバイル通信の設定(APN設定)を行います。SIMカードを挿入すると自動で完了する場合もありますが、設定アプリからの手動設定やインターネットからのプロファイルインストールなどが必要です。APN設定が上手くいけば、端末の上部に4G(または5G)のマークが表示され、ネットに繋がるようになりますよ。
- ・バックアップの復元
- 格安SIMの申し込み前にとったバックアップデータを、同様の方法またはアプリで復元しましょう。
まとめ
格安SIMへの乗り換えは、料金面に大きなメリットがあります。月額料金が大幅に安くなる他、今のスマホを流用する形をとれば端末代もかかりません。
ただし、格安SIMは自社回線での提供ではないため、通信が不安定になりやすいというデメリットを持っています。また、今のキャリアのサービスも乗り換えを機に使えなくなってしまうこと、支払いにクレジットカードが必要なことなど注意点もあります。
なお、今のスマホが乗り換え先の格安SIMに対応していない場合、流用はできません。対応・非対応の実態はそれぞれの格安SIMの公式サイト「動作確認済み端末一覧」のページで確認できます。
当サイトがおすすめする格安SIMキャリアは以下のとおりです。それぞれ特徴があるため、「自分がゆずれないポイントは何か」を明確にして検討すると良いでしょう。
<おすすめ格安SIM>
- インターネット利用が多い人におすすめの格安SIM・・・ワイモバイル、UQモバイル
- 料金重視の人におすすめの格安SIM・・・mineo
- SNSの利用頻度が多い人におすすめの格安SIM・・・LINEモバイル、BIGLOBEモバイル
- スマホを安く購入したい人におすすめの格安SIM・・・OCN モバイル ONE、IIJmio