楽天モバイルの契約を検討している人の中には、SMSが利用できるのかやその料金について気になっている人もいるのではないでしょうか?
結論として、楽天モバイルでもSMS利用は可能です。ただし、Androidは送受信ともに無料で利用できるものの、iPhoneでの利用の場合は注意事項もあるのでそちらも詳しく述べていきます。そのほかにも楽天モバイルでのSMS利用のメリットやSMSの利用手順をわかりやすく解説しております。
また楽天モバイルのSMSが届かないときの対処法も紹介しておりますのでぜひ参考にしてくださいね。
楽天モバイルでSMSは使える?

まずは結論として、楽天モバイルでSMSは利用可能です。さらに、「Rakuten Link」アプリを利用することで、送受信とも無料で利用可能です。
そもそもRakuten Linkアプリとは、楽天モバイル提供のコミュニケーションアプリです。無料通話ができることをご存じの方は多いと思いますが、実はSMSにも対応しています。
ただし、Rakuten LinkアプリはAndroidとiPhoneで、仕様が異なっている点があることには注意が必要です。
・Androidの場合
Androidでは楽天モバイル利用者はアプリをダウンロードするだけで、「Rakuten Link」アプリからSMSの送受信や通話の発着信が無料で利用可能です。こちらは発信・送受信相手が「Rakuten Link」アプリをダウンロードしているかどうかは関係なく適用されます。
ただし、電話・SMSともにAndroid標準アプリから発信や送信をした場合、通話は22円/30秒の通話料、SMSは文字数に応じて3.3円/通〜33円/通の送信料金が月額料金とは別途発生するので注意しましょう。
・iPhoneの場合


iPhoneの場合、自身が「Rakuten Link」アプリをダウンロードしていたとしても、発信・送受信相手が「Rakuten Link」アプリをダウンロードしていない場合は、通話の着信やSMSの受信は標準アプリで行うことになります。また送信についても標準アプリから送信を行うことになります。
そのため相手が「Rakuten Link」アプリをダウンロードしていなければ、SMS送信時には文字数に応じて3.3円/通〜33円/通の送信料金が必ず発生してしまうことを認識しておきましょう。
ただし、相手も「Rakuten Link」アプリをダウンロードしている状態での発着信・SMSの送受信や、自身が「Rakuten Link」アプリから発信する場合は、無料で利用可能なのでご安心ください。
【iPhoneでの「Rakuten Link」アプリ利用時の料金の有無】
※横にスクロールできます。
相手が「Rakuten Link」アプリを ダウンロードしている |
相手が「Rakuten Link」アプリを ダウンロードしていない |
||
---|---|---|---|
通話 | 発信 | 無料(Rakuten Linkで発信) | 無料(Rakuten Linkで発信) |
着信 | 無料(Rakuten Linkへ着信) | 無料(標準アプリへ着信) | |
SMS | 送信 | 無料(Rakuten Linkで送信) | 有料(3.3円/70文字) |
受信 | 無料(Rakuten Linkで受信) | 無料(標準アプリで受信) |
楽天モバイルのSMS料金

まずは楽天モバイルでSMSを利用する際、いくら支払うことになるのか確認していきましょう。
Rakuten Linkアプリと通常のSMSで支払う可能性がある料金についてまとめたので、まずはこちらをご覧ください。
【Rakuten Linkと通常のSMSの料金表】
※横にスクロールできます。
Rakuten Linkの料金 ※iPhoneは非対応 |
通常のSMSの料金 | |
---|---|---|
送信 (国内) |
無料 | ・全角(文字)の場合 1~70文字:3.3円 71~134文字:6.6円 135~201文字:9.9円 202~268文字:13.2円 269~335文字:16.5円 336~402文字:19.8円 403~469文字:23.1円 470~536文字:26.4円 537~603文字:29.7円 604~670文字:33円 |
受信 (国内) |
無料 | 無料 |
送信 (海外) |
無料 ※相手がRakuten Linkアプリを利用していない場合、海外指定66の国と地域以外は有料 |
・全角(文字)の場合 1~70文字:100円(不課税) 71~134文字:200円(不課税) 135~201文字:300円(不課税) 202~268文字:400円(不課税) 269~335文字:500円(不課税) 336~402文字:600円(不課税) 403~469文字:700円(不課税) 470~536文字:800円(不課税) 537~603文字:900円(不課税) 604~670文字:1,000円(不課税) ・半角(文字)の場合 1~160文字:100円(不課税) 161~306文字:200円(不課税) 307~459文字:300円(不課税) 460~612文字:400円(不課税) 613~765文字:500円(不課税) 766~918文字:600円(不課税) 919~1071文字:700円(不課税) 1072~1224文字:800円(不課税) 1225~1377文字:900円(不課税) 1378~1530文字:1,000円(不課税) |
受信 (海外) |
無料 | 無料 |
※価格はすべて税込
先述したように、楽天モバイルで通常のSMSを利用する場合、国内では送信料3.3円/70文字が発生します。ただしこの表にあるように、文字数によっては1通毎に最大33円も発生するのでなるべく簡潔に文字数を少なくするように意識するといいでしょう。
Rakuten Linkアプリから送信すれば、SMS料金は基本的に無料です。
ただし、国外の指定66ヶ国以外の地域に送信する際、相手がRakuten Linkを使用していない場合は通常のSMSと同じ料金が発生します。あまり多くないケースだとは思いますが、念のため理解しておきましょう。
楽天モバイルのSMSの利用手順

通常のアプリとRakuten LinkでSMSを送信するまでの手順をそれぞれ解説していくので、自分に合うほうをご覧ください。
AndroidとiPhoneのどちらの端末を利用している方でも、手順どおりに進めれば簡単にSMSを送信できるはずですよ。
通常のSMSの利用手順
・Androidの場合
AndroidでRakuten Linkを利用しない場合は、メッセージアプリもしくはGoogle提供のハングアウトアプリを使ってSMSを送信します。
今回はAndroid標準のメッセージアプリを用いた例として手順を紹介します。
①「メッセージ」アプリを開く
まずは吹き出しのようなアイコンをした「メッセージ」アプリをタップして開きましょう。
②「チャットを開始」をタップする
アプリを開くと、画面の右下に表示される「チャットを開始」をタップしましょう。
③送信したい相手の連絡先を検索する
送信したい相手の連絡先に登録している名前やメールアドレス、連絡先に登録がない場合は、送信先の電話番号を入力してください。
入力し終えたら、「入力した情報(名前、電話番号など)に送信」をタップしましょう。
④送信内容を入力する
「テキストメッセージ」と薄く記載された空欄に、送信したい内容を入力しましょう。入力内容を確認後、紙飛行機マークをタップすれば送信完了です。
・iPhoneの場合
iPhoneユーザーの方は、標準でインストールされている「メッセージ」アプリからSMSを送信しましょう。iPhoneでSMSを送信する手順は以下のとおりです。
①メッセージアプリを開く
まずは白い吹き出しが描かれた緑色のアイコンの「メッセージ」アプリを開きましょう。
②右上の鉛筆マークをタップする
右上の鉛筆マークをタップして「新規メッセージ」の画面を表示させてください。
③送信したい相手の電話番号を入力する
宛先欄に送信したい相手の電話番号を入力しましょう。もしくは隣の「+」マークを押すことで登録している連絡先からも選択が可能です。
④送信内容を入力する
空欄に送信したい文章を入力し、「↑」マークをタップすれば送信完了です。
文章で見ると難しく感じてしまう方もいるかもしれませんが、、実際に手順どおりに進めれば簡単にSMSを送信できるのでぜひ試してみてください。
Rakuten LinkアプリからのSMSの利用手順
続いては、Rakuten LinkアプリからSMSを送る手順を見ていきましょう。
先述したように、Rakuten LinkのSMSはiPhoneに対応していません。この先は主にAndroidユーザーもしくは、送受信者双方がRakuten Linkアプリをダウンロードしている場合の手順となります。
①メッセージ画面を開く
Rakuten Linkアプリをタップ後、左下のタブの「メッセージ」アイコンを選び、メッセージ一覧の画面を開きましょう。
②画面右下の「+」アイコンをタップする
右下にある吹き出しに「+」のアイコンの丸いボタンをタップしましょう。
③画面右下の「新規メッセージ」をタップする
「お客様サポート」「グループ作成」の下に表示される「新規メッセージ」をタップしてください。
④SMSを送る相手を選ぶ
「宛先:」の部分に送信相手の名前か電話番号で検索し、タップしましょう。もしくは右上の「人」のアイコンをタップすることで連絡先を一覧表示することも可能です。
⑤送信内容を入力する
「メッセージを入力」と薄い文字で記載されている空欄をタップし、送信したい内容を入力しましょう。
⑥SMSを送信する
入力内容を確認後、右側の紙飛行機のマークをタップすれば送信完了です。
このようにRakuten Linkアプリを利用する場合も、簡単にSMSを送信できます。Androidを利用している方は送受信ともに無料なので、積極的に活用していきましょう!
楽天モバイルのSMSのメリット

最近は、LINEなど手軽に利用できるコミュニケーションアプリも普及しています。そんな中、わざわざ楽天モバイルでSMSを利用する必要があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
楽天モバイルを利用する際、SMSがなければ不便に感じる場面は多々あります。ここでは、楽天モバイルでSMSを利用できるメリットについて深掘りしていきます。
①SMS認証が可能
近年ではWebサービスを利用する際、ログイン時のセキュリティ認証でSMSで認証番号が届く場面は意外に多く感じるのではないでしょうか?
思い出してみてください。InstagramやLINEなどでアカウントを作成する際、SMS認証を求められた記憶が誰でも1度はあるはずです。
その際、SMSが利用できないと機能が一部利用できなかったり、最悪の場合は登録自体できなかったりします。そういった場面でも、楽天モバイルではSMSが利用できるので、認証時に困ることはありません。
②メアドがわからなくても連絡可能
SMSを利用すれば、電話回線を利用してやりとりする仕様なので、相手のメールアドレスを知らない状態でも連絡を取れます。
また、メールアドレスと違い、電話番号は変更すること自体も少ないので相手の電話番号さえ把握していれば確実にメッセージが送ることができます。
人によっては、気軽にメールアドレスを教えたくない方もいるでしょう。そのような場合でも、楽天モバイルならSMSに対応しているので電話番号のみで連絡可能です。
③送受信がわかりやすくて簡単
SMSは送受信がシンプルでわかりやすいのも特徴的です。最近では、連絡手段としてLINEを利用している方も多いでしょう。
LINEはとても便利なサービスですが、決済やスタンプ機能など様々な機能が次々に増えてきており、高齢者などインターネットに疎い方にとっては、仕組みが少し複雑に感じてしまってる人もいるのではないでしょうか。
しかしSMSでは、電話番号のみでやりとりが可能です。送信する際も、文字を入力し送受信するだけと、初心者にもわかりやすい仕様となってます。
楽天モバイルならSMSに対応しているため、LINEなどが難しいと感じる方でもメール以外の連絡手段として確保できますよ。
楽天モバイルのSMS利用上の注意点

ここまで読んだ方なら、楽天モバイルでSMSを利用できるメリットは理解していただけたでしょう。しかし、楽天モバイルでSMSを利用する際はいくつか注意点もあります。
楽天モバイルの契約を後悔しないためにも、メリットとあわせて確認しておきましょう。
①iPhoneではRakuten LinkのSMSが利用できない
これまでお伝えしてきたように、iPhoneではRakuten LinkアプリのSMS機能が利用できません。Rakuten LinkではAndroidのみSMSを利用できることは忘れないでくださいね。
iPhoneユーザーが楽天モバイルでSMSを利用する場合は、標準のメッセージアプリを使用するか、送受信者双方がRakuten Linkアプリを利用している必要があります。通常のSMSを利用する際は、文字数に応じた送信料金が発生します。
つまり、Rakuten Linkアプリが利用できないiPhoneでSMSを利用する際は、基本的に送信料金がかかってしまいます。
②楽天回線のみで通常のSMSが使える
楽天モバイルでは「パートナー回線」でSMSが現状利用できません。通常のSMSは楽天回線が利用できるエリアでなければ、送信だけでなく受信もできないのです。
ただしRakuten Linkアプリであれば、パートナー回線でもSMSの送受信ができます。
このようにAndroidでは回線を問わずSMSを利用できますが、iPhoneではエリアによって利用自体ができない可能性があるのです。
【回線・OS別のSMS利用可否】
楽天回線エリア | パートナー回線エリア | |
---|---|---|
Androidユーザー | ・OS標準のメッセージアプリ ・Rakuten LinkアプリでのSMS |
・Rakuten LinkアプリでのSMS |
iPhoneユーザー | ・ OS標準のメッセージアプリ | SMSの利用不可 |
iPhoneユーザーは、SMSの利用でAndroidユーザーより制約があることを理解しておきましょう。
③文字数によって値段が変わってくる
楽天モバイルで通常のSMSを送る際、文字数によって送信料が変わります。通常のSMS送信料は、以下のように1通あたりの文字数が増えるごとにどんどん高額になるので注意しましょう。
【通常のSMSの送信料金一覧表】
文字数 | 送信料金 |
---|---|
1~70文字 | 3.3円/通 |
71~134文字 | 6.6円/通 |
135~201文字 | 9.9円/通 |
202~268文字 | 13.2円/通 |
269~335文字 | 16.5円/通 |
336~402文字 | 19.8円/通 |
403~469文字 | 23.1円/通 |
470~536文字 | 26.4円/通 |
537~603文字 | 29.7円/通 |
604~670文字 | 33円/通 |
※価格はすべて税込
たとえば10通送る場合、70文字までなら33円/通で済みますが、604文字以上なら330円/通も送信料が発生します。1通だけならそれほど気にならない金額でも、複数送る場合は思っていたよりも費用かかる可能性があります。
SMSの送信料が気になる方は、Rakuten Linkアプリが使えるAndroidスマホを利用するのもいいかもしれません。
SMSが送受信できないときの対処法

楽天モバイルでSMSを利用していると、送受信が突然できなくなることがあるかもしれません。突然そのような事態に陥ると、原因がわからず戸惑ってしまう方も多いはずです。
ここでは、SMSの送受信ができないときに試していただきたい対処法についてご紹介します。
スマホを再起動してみる
SMSの送受信ができなくなった場合、スマホを再起動することで不具合が改善されることがあります。また、原因によっては機内モードを一度オフにしてからオンに切り替えるだけで、SMSが送受信できるようになる可能性もあります。
まずは機内モードを切り替えてみて、それでも改善されない場合はスマホを再起動する方法を試してくださいね。
アプリを更新する
アプリのバージョンによっては、更新するだけでSMSの不具合が改善されることがあります。アプリは定期的にバージョンアップが実施されており、古いままだとSMSの送受信ができないなど、不具合につながってしまう可能性があります。
楽天モバイルに限らずスマホでは、設定によってアプリを手動で更新しなければならず、その際、過去のバージョンのまま使い続けていることが考えられるでしょう。アプリのバージョンが古い場合は、最新のものに変更したのち、自動更新されるように設定を変更してください。
SMSセンターの番号設定を行う
SMSの送信ができない場合、SMSセンター番号が間違っている可能性が考えられます。利用しているSMSアプリの「メッセージセンター」の番号を確認し、間違っている場合は変更しておきましょう。
SMSセンターの番号を確認・変更する方法は以下のとおりです。
<SMSセンター番号の設定方法>
1. メッセージアプリを開き、メニューをタップする
2. 「設定」をタップする
3. テキストメッセージ(SMS)にある「SMSセンター番号」をタップする
4. SMSセンター番号を「+8170 8581 1998」に設定する
「+8170 8581 1998」が表示されていない場合は、SMSセンターの番号が間違っています。変更することでSMSの送信ができるようになるので、設定しなおしておきましょう。
楽天モバイルのSMSに関するよくある質問

最後に、楽天モバイルのSMSについてよくあがる質問に3つほどお答えします。まだ疑問に思われていない方も、今後悩まされる可能性は十分あるので、この機会に確認しておきましょう。
誰とメッセージのやり取りができる?
Rakuten Linkアプリを使用しているユーザー同士はもちろんのこと、ほかの携帯電話会社を利用中の相手ともSMS経由でのやり取りが可能です。
ただし、iPhoneではそもそもRakuten LinkアプリでSMSの送受信ができません。iPhoneでSMSを使いたい場合は、iOS標準のメッセージアプリを利用してやり取りしましょう。
画像や動画も送信できる?
Rakuten Linkアプリを利用しているユーザー同士であれば、画像や動画を送信も可能です。
ただし相手がRakuten Linkアプリを利用していない場合は、画像や動画の送信はできません。
連絡先に登録していない相手へSMSは送れる?
Rakuten Linkアプリの使用の可否に関わらず、送信先の電話番号さえわかれば、連絡先に登録していない相手へSMSを送ることは可能です。
登録していない相手にSMSを送る際は、右下の吹き出しボタンから「新規メッセージ」を選択してください。その後、電話番号を入力し「メッセージを開始」を選択すれば、連絡先に登録していない相手でもSMSを送信できます。
まとめ
今回は楽天モバイルでSMSが使えるのか気になっている方に向けて、SMSのメリットや注意点、利用方法について解説してきました。
楽天モバイルでは、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、無料でSMSを送信できます。もちろん通常のSMSも利用できますが、その際は文字数に応じて送信料がかかってしまいます。
楽天モバイルでSMSを利用する必要があるのか疑問に思われている方は、メリットについて再確認しておきましょう。
<楽天モバイルのSMSのメリット>
①SMS認証が可能
②メアドがわからなくても連絡可能
③送受信がわかりやすくて簡単
このように楽天モバイルでSMSを利用するメリットはいくつもありますが、同時に注意点もあるのであわせて確認しておきましょう。
<楽天モバイルのSMS利用上の注意点>
①iPhoneではRakuten LinkのSMSが利用できない
②楽天回線のみで通常のSMSが使える
③文字数によって値段が変わってくる
楽天モバイルでSMSを利用していると、突然送受信できなくなることも考えられます。その際は以下の対処法を試してみましょう。
<SMSが送受信できないときの対処法>
- スマホを再起動してみる
- アプリを更新する
- SMSセンターの番号設定を行う
今回の記事を参考にして、SMSのメリット・デメリットを理解したうえで楽天モバイルに申し込みしてくださいね。
この記事の参考・引用サイト