株価は常に変動しています。その変動に合わせて的確に「買い」を入れ、利益が出たら「売る」という作業ができたら、株で儲けを出すなんてどんなに簡単なことでしょう!
しかしこの作業は単純なようで、なかなかうまく実行できるものではありません。なぜなら人間の心理は「もっと利益が出るかも」と、欲を出してしまうからです。
利益確定のタイミングを逃したり、「もっと損失が膨らむかも」と下落相場でいらない損切りをしてしまったり。
こうした心理に振り回されず、着実に資産運用することができるのが「トライオートETF」なんです。
トライオートETFはあらかじめ決めておいたルールに従って自動売買するので、下落相場で焦ることも、投資タイミングで迷うことも一切ありません。
この記事では日本初のETFの自動運用システム、トライオートETFの概要やメリットとデメリットについて徹底解説します。
トライオートETFとは?売買手数料0円で世界のETFを自動売買!
トライオートETF利用者は、2016年4月の開始時期から1年足らずで平均72,721円も利益を出したという結果が出ています。
かなり実績が高くハイパフォーマンスな投資ツールであることがわかりますね。
トライオートETFの投資対象は、日本や海外のETF※です。
Exchange Traded Fundの頭文字を取ったもので、上場投資信託とも言います。分散投資に最適な投資信託でありながら、株式と同じようにリアルタイムで売買できるメリットもある金融商品です。
ETFについての詳しい解説は「ETFとは?仕組みやメリットをわかりやすく解説」を参考にしてください。
ETFを購入すると基本的に手数料がかかりますが、トライオートETFなら手数料はかかりません。
運用実績もさることながら、手数料無料のサービスは見逃せませんね。
選べる2つの取引スタイル「自動売買」と「マニュアル」取引
自動売買とマニュアルが選べますが、特におすすめなのはやはり「自動売買」です。
自動売買のメリットは3つです。
- 心理的弱さに負けた損切りで後悔しない
- 自動的に利益確定をしてくれる
- 寝ている間も資産運用ができる
トライオートETFの取引時間は、月曜日から金曜日までの以下の通りです。
取引時間 | |
---|---|
日本銘柄 | 9:05~11:25、12:35~14:55 |
米国銘柄 | 23:35~翌5:55 (サマータイム期間※は22:35~翌4:55) |
ご覧のとおり、米国銘柄の取引時間は深夜になっています。夜更かししてまで投資をするのは、あまり気がすすみませんね。
でも自動売買ができれば、米国ETFを取引するために深夜まで起きている必要はなく、寝ている間に自動的に資産運用できるのでとても便利なんです。
トライオートETFの取扱銘柄は全部で26種類!
トライオートETFで取引できる銘柄はマニュアル取引では対象ETFは26銘柄、自動売買では7銘柄です。
「なんとなく選択肢が少ないかな」という印象もありますが、これは世界のETFからインヴァスト証券が特に厳選したETFだから。
自動売買で対象となっているETFは、次の通りです。
ティッカー・証券コード | 銘柄名 | 取引所 |
---|---|---|
FAS | Direxion デイリー米国金融株ブル3倍ETF | NY証券取引所 |
SSO | プロシェアーズウルトラS&P500 | NY証券取引所 |
USO | WTI原油連動ETF | NY証券取引所 |
GLD | SPDR ゴールド・シェア | NY証券取引所 |
TQQQ | プロシェアーズ ウルトラプロQQQ | NASDAQ |
1357 | (NEXT FUNDS)日経ダブルインバース上場投信 | 東京証券取引所 |
1570 | (NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信 | 東京証券取引所 |
対象銘柄は多くありませんが、どんな銘柄でも株価が上下変動すれば儲かるチャンスがあります。
そのため選べる銘柄が多いことより、流動性の高い銘柄にしっかりマトを絞ってくれている方が利用する側にはより親切だといえますね。
トライオートETFは店頭CFD取引なので為替リスクはゼロ!
海外のETFを売買するとき気を付けなければならないのが、為替変動リスク※です。
為替レートによって貨幣価値が変動し、資産が増えたり(為替差益)、逆に資産が目減りする(為替差損)リスクのこと。
例えば100円=1ドルのとき1000ドル保有していた場合、日本円にして10万円ですが、円高になり90円=1ドルになれば、日本円にして9万円に目減りします(為替差損)。逆に円安になれば差益となり、資産は増えます。
トライオートETFなら、このような為替リスクを考慮する必要がありません。
なぜならトライオートETFはCFD取引※だからです。
Contract For Differenceの略で、「差金決済取引」とも言われます。現物の株式を売買するわけではなく、売買時の差額のみ損益として計上。証拠金を預け、実際の金額よりも大きな金額の取引ができるメリットがあります。
外国為替証拠金取引(FX)も差金決済取引の一種。株式やETFを対象としたものはCFDと呼ばれています。
CFD取引では実際の株式を売買するわけではないので、利益の差額にのみ為替損益がかかります。元本を割って、為替レートによる損失をこうむることはありません。
ただし、CFD取引は現物のETF取引とは違うため、利益の額にかかわらず確定申告が必要です。
トライオートETFの税金について、次の項目で解説するので参考にしてください。
トライオートETFの税金や確定申告について知っておこう!
トライオートETFで取引をする場合、利益額にかかわらず必ず確定申告をする必要があります。
税率は通常の株式投資と同じく、得た利益の20.315%が一律で発生。
トライオートETFで利益を出したのに確定申告しないと、脱税になるので必ず手続きしましょう。
トライオートETFの確定申告では、必要経費を申告することができます。
たとえばETFを勉強するための書籍代や、セミナーを受けた場合、受講料や会場までの交通費などが申告可能です。
領収書やレシートは確定申告の手続きで添付不要ですが、万が一税務調査で指摘された場合必要になるので必ず保管しておきましょう。
損失の確定申告をしておくことで、翌年以降3年間利益から損失を繰越控除できますよ。
確定申告については、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
トライオートETFの自動売買!4つのロジックで効率よく利益追求
トライオートETFで取り扱っている銘柄は、ほとんどがアメリカのETFです。
アメリカ市場の取引開始時間は日本では深夜に当たる時間帯なので、「寝ている時間も効率よく資産運用」するには自動売買がおすすめ。
自動売買では、次の4つのロジックを使うことができます。
それぞれ解説するので、参考にしてください。
<自動売買はレンジ相場に最適?「追尾仕掛け」で自動的に利益確定
自動売買で有用なロジックのひとつである「追尾仕掛け」は、レンジ相場で効果を発揮します。
次のように上下変動を繰り返す相場のことをレンジ相場、またはボックス相場といいます。
レンジ相場について詳しい解説は「レンジ相場(ボックス相場)とは!」を参考にしてください。
この一定のリズムで繰りかえされる動きに合わせて、的確に株価が下がったときに「買い」。株価が上がったときに「売り」を繰り返すと、少しづつ着実にお金を増やすことができます。
しかしこのようなこまめな取引をするには一日中パソコンの前に張り付いていなければならず、忙しいサラリーマン投資家にはとても無理な話ですよね。
そこで活躍するのがトライオートETFの自動売買なんです。
これがトライオートETFの「追尾仕掛け」といわれる投資法。
株価のうねりに合わせ、上図のように売買注文をいくつかに分けて入れることで、高値掴みを防ぎつつ確実に利益確定していくのです。
レンジ相場やもみあい相場といわれている相場に最適な投資法で、細かい値動きも利益として得ることができます。
変化にとんだ相場にも対応!「スリーカード」
レンジ相場に有利だった「追尾仕掛け」に対し、相場が一方向に動くときに利益が出るのが「スリーカード」という投資方法です。
一般的に〇〇ショックというと、投資家にはとにかくイヤな印象しかありませんが、自動売買なら経済ショックは絶好のチャンスに変わります。
株価が上昇したタイミングで一定のルールに従い、買いと売りを繰り返すことで利益を得るやり方はプロも認めている効果的な投資法の一つなんです。
上昇トレンドで大活躍!「ライジング」
「ライジング」は景気が上向きで、株価が上昇トレンドの場合に効果を発揮します。
上昇局面で「大き目の利幅」と「小さめの利幅」の2タイプを組み合わせた連続注文をして積極的に利益を上げるロジックです。
ただし損切りの設定がないので、気づいたら大きく損失が出ていたということにもなりかねないので、初心者にはおすすめできないロジックです。
下落トレンドでの逆転劇に期待大!「カウンター」
「ライジング」とは反対に、下落局面で効果を発揮するのが「カウンター」というロジックです。
下落幅に応じてレンジを捉え、下落後の相場で一定の取引を目指すよう4つの異なるカウンター値を設定。
上昇トレンド向きの「ライジング」と下落時にカバーできる「カウンター」を組み合わせる設定によって、さまざまな相場局面で利益を狙えます。
「投資なんてよくわからない」人にはETF自動売買セレクト!
「投資手法なんて難しいこと言われてもよくわからない」という人でも、トライオートETFなら心配ありません。
ETF自動売買セレクトでは、タイプ別の自動運用を提案しています。あなたに合った資産運用タイプを選ぶだけで、手軽に自動運用を始めることができますよ。
リターン重視 | 年間収益率が多い6タイプのETFをセレクト。中にはハイリスク・ハイリターンのものもあります。 |
---|---|
バランス重視 | リスクとリターンが平均的な6タイプのETFをセレクト。高いリスクを望まない人にはおすすめです。 |
リスク重視 | ローリスク・ローリターンな6タイプのETFをセレクト。リスクが取りたくない人におすすめです。 |
自分のリスク許容度にはどのタイプが適しているかを考えればいいだけなので、ETFを比較選択する手間が省かれて便利ですね。
トライオートETFのメリットとデメリット!
ここではトライオートETFのメリットとデメリットについて解説します。
トライオートETFはメリットがたくさん!
トライオートETFのメリットは次の通りです。
- 特別な知識が要らない
- ETFの取引手数料が0円
- 自動売買機能が使える
- 元本にかかる為替リスクを気にしなくてよい
- レバレッジを5倍までかけられる
- 預けた証拠金は全額保全される
トライオートETFの最も大きなメリットは、特別な知識が必要ないことです。
トライオートETFは日経平均株価やS&P500※指数など、ポピュラーな株価指数に連動するETFを採用しています。
投資対象として大変わかりやすく、透明性が高いのが魅力ですね。
アメリカの代表的なベンチマーク(株価指数)の一つで、アップルやグーグル、マイクロソフトなど、米国経済をけん引する500銘柄で構成されています。
また自動売買機能を使うための知識や、複雑な作業も必要なく、「ETF自動売買セレクト」で簡単に自動売買を始めることができます。
トライオートETFは有効証拠金を上限なしで全額保全!
「もしインヴァスト証券が破綻したら大事な資産はどうなっちゃうの?」という疑問が浮かびますね。しかし、トライオートETFなら心配ありません。
金融商品の取引の仲介などをする企業は、自社の資産と顧客の資産を分け、金融機関などで管理することを義務付けられています。
上図のような仕組みで資産が守られているため、もしものときも預けた資産は戻って来ます。
トライオートETFのデメリットとは!
トライオートETFのデメリットは以下の通りです。
- 金利調整額がかかる
- 追加で証拠金が必要になるときがある
- 場合によってはロスカットも
トライオートETFはETFの売買に手数料はかかりませんが、ETFを保有している日数に応じて金利調整額※がかかります。
CFD取引において必要になるコストで、買いポジションでは支払う必要があり、売りポジションでは受け取ることができる金利です。
金利調整額はこのように求められています。(トライオートETFは自動計算機能があるので自分で計算する必要はありません。)
売り建玉= 前週木曜日の終値× 保有口数× ((Libor -1.25%)-(3% + カバー先金利))× 付与日数/365
イギリスの短期金利の指標。ロンドン市場の銀行間取引金利で、国際的金融取引の金利の目安としても使われています。
金利がかさむことから、買い建てによる長期保有はおすすめできないです。
売り建てだと逆に金利調整額分を受け取ることができるため、長期保有に向いています。しかし売り建てで利益を出すために、長期保有することはあまりありません。
そのため金利調整額のことを考えると、トライオートETFはできるだけ短期で売買して利益を得る投資方法が向いているといえます。
必要証拠金額は建玉(たてぎょく)を維持するのに必要な金額。証拠金の有効比率は、<有効証拠金÷必要証拠金×100>で求められます。
レバレッジを何倍かかけて取引している場合は、有効比率が150%を切ると「プレアラートメール」が送られ、120%以下で「アラートメール」が届きます。
それでも追加で証拠金が補填されない場合は、有効比率100%以下で強制的に保有している建玉を強制的に決済されてしまうんです。
ちなみにレバレッジ1倍で取引している場合のロスカットは、有効比率が20%を割った時点です。
リスクを取りたくない、という人はできるだけレバレッジを低めに設定するほうがいいかもしれません。
相場の急変を用心するなら、レバレッジは低めに設定しておいたほうがいいぞ。
トライオートETFを始めるには?インヴァスト証券に口座開設を!
「トライオートETFを始めてみようかな!」という人は、まずはインヴァスト証券に口座開設をしましょう。
口座開設の流れは簡単な3ステップです。
- インターネット上で口座開設申込
- 本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出
- 審査をパスすれば証拠金を入金後取引スタート!
口座開設するとトライオートETFだけでなく、インヴァスト証券のシストレ24やトライオートFX、FX24口座が同時に開設されます。
取引口座間の資金も無料で振り替えられるので、自由度の高い資産運用ができますよ。
特別な知識は必要なし!トライオートETFで資産運用をもっと身近に
トライオートETFは特別な投資の知識がなくても、世界のETFで自動売買し、資産を着実に増やせる可能性の高い次世代の資産運用方法です。
実績は非常に高く、多くの投資家から良い評判のある投資ツール。
「株をやっていたけど、売買タイミングが難しくて結局挫折しちゃった」「メンタルが弱くて売り煽りに負けた」そんな人でももう心配ありません。
トライオートETFの自動売買なら心理的な弱さに流されることも、売買タイミングに迷うようなこともなく、効率のよい資産形成が自動的にできますよ。ぜひもう一度、自信をもって資産運用にチャレンジしてみてください。