ギャンブル依存で借金まみれ…借金が返せないから自己破産したいけどできないって本当？

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ギャンブルで借金地獄…返せないとヤバい？どうなる？

ギャンブルは、気分転換や娯楽として楽しむ範囲内では問題ではありません。

「朝から晩までギャンブル！四六時中、ギャンブル！」そうなってはお金が常に必要になります。給料を使い込み、借金をしてまでギャンブルに行く…珍しい事でないです。

ギャンブルにのめり込み借金を続けるとどうなるのでしょう？返済できないとどんな事態が待っているのか詳しく解説します。

そもそもギャンブルの種類とは？FXなどの投資も注意！

• パチンコ
• パチスロ
• 競輪
• 競馬
• 競艇
• 宝くじ

一般的に知られているギャンブルが上記です。

• 海外旅行でカジノ
• オンラインカジノ

日本を離れて海外旅行でカジノへ行く、本場海外のカジノをオンラインで楽しむなどもあります。（オンラインカジノは合法と見なされています）

またFXは、ギャンブル性が高い投資と言われています。レバレッジで大きな金額をトレードできる反面、ハイリスク、失敗すると損害が大きい、FXで借金や破産をしている人がいて深い関係があるなどが理由です。

パチンコ、競馬など身近にあるギャンブルは成人なら誰でもできます。しかし、こんな場合は要注意です。

• ギャンブルで生活費を稼ぐ
• 無職でギャンブル
• 遊ぶお金がないなら借金すればいい
• 借金はギャンブルで勝って返済する

楽しむ範疇を超えて、ギャンブルにのめり込み、更に借金に手を出すのは危険です。借金が返済できないと何が起こるか次から説明します。

どこからお金を借りる？隠れて借金したり闇金に手を出すことも

• 消費者金融
• 銀行カードローン
• クレジットカードのキャッシング枠
• 家族、友人

消費者金融やカードローンは審査が通るとお金を借りられます。少額なら家族など親しい間柄でお金を貸してくれるかしれません。

そうなると…隠れて借金をすることも考えられます。「誰でもOK」「即日融資」「審査なし」などの甘い言葉に誘惑される可能性が。これは大変危険です。

• SNSからの融資の勧誘
• 闇金（ヤミ金）
• ソフト闇金
• パチンコ金融など（ギャンブル施設の近くに闇金が潜んでいる）

LINEやTwitterなどで勧誘をする「SNS金融」や違法な営業をしている「闇金」から借金をする危険があります。

高金利（トイチ、トゴ）などが特徴で、すぐに返済ができなくなる可能性が高いです。脅迫めいた取り立てを受けることもあり精神的に追い詰められていきます。

ギャンブルで借金、返済できないと何が起こる？

ギャンブルにハマっている人は、借金に対して罪悪感や抵抗感が低い傾向があります。自分がいくら借りているのかわからず借金地獄に陥ってしまう人も少なくありません。

金融業者に対して、返済が遅れるなど事情を相談すると返済日を延長してもらえます。

【借金を返済できず、借金滞納すると起こること】

• 電話で支払いの確認がくる
• はがきや電話で支払いの督促状がくる
• 3ヶ月程度返済が遅れると一括請求がくる
• 借金滞納が事故情報として信用情報機関へ登録される
• 裁判の通知がくる
• 給料や財産が差し押さえになる
• 住宅が競売にかけられる

督促状が届いてもすぐに支払えば何も起こりませんが、ずっと無視や放置していると最終的には会社にも連絡がいき給料や銀行口座などを差し押さえられてしまいます。

当然、踏み倒しや逃げ切れるという甘い考えは通用しません！夜逃げなどで行方をくらませても借金はなくなりません。

【さらに闇金から借金をするとこんなことも…】

• 鬼電と呼ばれる取り立ての電話が1日に何回もかかってくる
• 執拗なまでの取り立て、自宅訪問も…
• 家族や会社に脅しのような電話
• 宅配を届けたり、ビラをまくなど迷惑行為
• 「危害を加える」などの怖い脅し文句

どんな状況になっても常にギャンブルのことで頭の中がいっぱい！勝ち負けで感情的になっている…。ギャンブルにのめり込み過ぎて状況を客観視できないことも…。

しかし多額の借金で取り返しがつかないところまできている！と早く気づかないといけません！今すぐ現状の把握をしないと、今後の人生が台無しになってしまいます。

ギャンブルにハマる人の特徴は？どんな心理か解説

ギャンブルと借金は関係が深いと感じられます。借金をしてまでギャンブルを繰り返す人には、どんな特徴があるのかみていきましょう。

【どんな人がハマりやすい？】

• 勝ち負けに強いこだわりがあり、負けず嫌いの人
• ギャンブルでストレス発散、日々ストレスを感じている人
• 元から何かに依存するタイプの人
• 熱中できる趣味がない人
• 一攫千金、大逆転など狙っている人
• お金にルーズで、金銭感覚がゆるい人
• 親がギャンブルをしていた環境で育ち、抵抗感がない人
• 現実逃避、嫌なことから解放されたい人
• 日中時間のある主婦・主夫
• 公務員（真面目さや堅い仕事のストレスから）

勝負事が好き、負けた分は勝って取り返すという人がハマりやすいという印象です。日々の生活で、不平不満を抱えている、ストレス発散でギャンブルにハマる人も多くいます。

逆に、「ギャンブルは得がない。お金の無駄だ」と冷静に判断ができる人はハマらないと言われています。

借金をしてまでギャンブル…どんな理由がある？

• 生活費が足りないので、借金を繰り返す
• 大負けしても借金をしてまたパチンコをすればいい
• 借金が増えても勝って返済すればいい
• ギャンブルのワクワク、ドキドキ感がクセになる

ギャンブルにお金の大半を使い込み、生活費などもギャンブルに使ってしまうことも。大損、大負けをしてもまた借金をすればいい、ギャンブルで負けた分は勝って返済に当てよう…この負のループの繰り返しになります。

ギャンブルのすぐ近くに潜むヤミ金の存在もある

「パチンコ金融」はパチンコ屋の近くに存在しています。「あともう少しで勝てたのに！」と感情的になっている時に、目の前でパチンコ金融がお金をすぐ貸してくれたらどうしますか？

興奮して判断ができなくなり、そこでお金を借りてパチンコの続きをしにいく人もいます。

パチンコ屋の近隣の電柱に即融資のビラ、駐車した車にビラを貼り勧誘など、闇金とギャンブルは密接な関係にあります。

ギャンブルで借金まみれ、離婚はできる？

夫（妻）がギャンブルにハマり借金を繰り返している…「ギャンブルで借金まみれの夫（妻）とは生活できない、離婚したい」と多くの人が思うでしょう。

ギャンブルが原因で離婚は成立する？

裏切りや信頼をなくし離婚したいと思うのは当たり前でしょう。家庭での様子が下記のようだと、離婚に踏み切る重要な理由もなります。

• 生活費を使い込むまでギャンブル
• 生活費を渡さず困っている
• 常にイライラ、怒りっぽい
• 会社に行かずギャンブル三昧

信頼関係も壊れ家庭崩壊の危機なります。離婚が成立すると、家を追い出され子供にも会えなくなります。

配偶者のギャンブルを理由に即離婚の選択は、リスクが多くあります。主婦の場合は離婚後の生活の安定を第一に行動することが大切です。子供がいれば尚更慎重になるべきです。可能であれば実家に戻るなど別居がおすすめです。

「ギャンブルも借金もやめる！」と約束をしても改善の見込みがなく、状況の悪化がする一方であれば離婚をするのも手です。

ギャンブルが離婚理由でも慰謝料や養育費はもらえる？

ギャンブルが理由で離婚をしても慰謝料は請求できます。ですが、ギャンブルで借金を繰り返している場合だと、財力がなく多くは請求できない可能性があります。

生活費を渡さなかった、困窮した生活を強いられたなどの精神的苦痛は計り知れないものです。納得して話を進めたい場合は、離婚問題を専門とする弁護士に相談すると良いでしょう。

子供の養育費は、借金があっても請求できます。自己破産など債務整理をしたとしても、養育費の支払い免除にはなりません。成人するまで請求ができます。

ギャンブルで借金を繰り返すと末路はどうなる？仕事を失うことも

ギャンブルにハマり借金が原因だと離婚の確率は高くなります。幸せだった家族との生活も破綻。親や親族にギャンブルで借金をしていることが知られると、親子の縁起り、勘当もあり得ます。

友人関係にもひびが入り、誰からも信用されず孤独に陥る可能性もあります。

返済を怠ると会社に連絡がいき、給料の差し押さえの恐れがあります。会社にも迷惑をかけ、最終的に退職せざるを得ないことも十分あります。

ギャンブルがやめられない！ギャンブル依存症は病気、詳しく解説！

今までお伝えした「ギャンブルで借金がやめられない」この状況に対して「どうしてやめられないの？」「大損したらやめようと思うけど…」そんな意見もあるでしょう。

なぜギャンブルをやめられないのか？それは「ギャンブル依存症」という病気だからなのです。実はギャンブル依存症に苦しんでいる方は多くいらっしゃいます。次からは借金問題とは別に、ギャンブル依存症について解説します。

ギャンブル依存症とはどんな病気？

パチンコ、競馬、競艇などにのめり込み、日常生活や社会生活が正常に送れなくなる病気です。「ギャンブルをやめたいけれど、やめられない」自分で感情のコントロールができなくなります。

「あと少しで勝てそう！」そうなると脳内では報酬系というドーパミンの働きが活性化され、「あと少し、もう少しだけ続けたい…」抑制できなくなります。

• 負けていても勝っていると錯覚
• 勝った時の快楽や興奮が忘れられない
• ワクワク、ドキドキが止まらない

次第に脳内の快楽状態が鈍くなったり、負けが続くと…

一方、ギャンブル依存症になると日常会生活でこんなことが起こります。

• テレビや映画を見ても面白くない
• 笑顔が減る
• 食事を美味しいと感じない
• やる気がおきない
• イライラや憂鬱になる
• 仕事を休みがちになる

ギャンブル依存症は、これを飲めば治るという治療薬はありません。放っておくと症状は悪化し、本人だけでなく家族も苦しみます。

解決策は、自分はギャンブル依存症だと自覚を持つことです。カウンセリングや通院などで回復を目指すことは十分にできます。

ギャンブル依存症に陥りやすい人の特徴は？

• 甘え下手な人（何でも1人で解決を目指す人）
• 我慢強い人（忍耐力がある）
• ストレス発散が上手くできない人
• ギャンブルが当たり前の環境で育った人
• 借金を抱えている人
• うつなど精神疾患を患っている
• アルコール依存症などその他の依存症も併発している

「甘え下手な人」「我慢強い人」が圧倒的に多いと言われています。借金を隠したり、多額の借金も1人で解決しようと、苦しむことも多くなります。幼少期の家庭環境などアダルトチルドレンが背景であったりします。

その他、精神疾患があったり、アルコール依存症など別の依存症を患っていることがあげられます。また、女性よりも男性が多い傾向です。

ギャンブル依存症は回復できる！回復するためできること

特効薬がなくても、適切な治療をすれば回復できます。社会復帰も可能です。本人が自覚を持ち、家族や周りの協力やサポートは必須になります。

• お金は落ち歩かない
• ギャンブル友達、仲間がいたら関係を絶つ
• 趣味や熱中できるものを見つける
• 家族にギャンブルはやらないと宣言する
• 家族は「精神が弱い」「あなたはダメな人」など否定をする発言をしない
• １人で悩まず誰かに相談する（1人で抱え込まなくてもよい）
• 診療内科でカウンセリング（依存症のチェックDSM-5）
• 自助グループに参加（同じ境遇の方と話ができる）
• 入院治療を検討する

ギャンブルを共にする友人関係を絶ったり、パチンコ屋、競馬場などに立ち寄らないようにしましょう。「ギャンブルに求めていたものは何か？」と自分と向き合い、他に熱中できる趣味や活動を見つけるの良いとされています。

ギャンブルをしたいという衝動に負けてしまいそうと感じたら、診療内科やカウンセリングを受けましょう。本人が拒否したら家族が代わりに受診してもかまいません。

家族や周りがしてはいけないこととは？

子供がギャンブル依存症で多額の借金を抱えている…親や家族なら何とかしたい！助けてあげたいと思うはずです。

しかし、ギャンブル依存症の場合は「返済の肩代わり」はしてはいけません。

「ギャンブル依存症」という自覚がないまま借金がなくなると、再び借金に手を出してギャンブルに走ってしまう恐れがあります。通院に付きそう、話を聞いてあげるなど別の側面からサポートしましょう。

ギャンブル依存症の相談先の紹介！1人で悩まず上手く活用しよう

相談先を知れば解決法も見つけることができます。相談機関や自助グループを紹介します。

【ギャンブル依存症の相談先】

• 全国精神保健福祉センター長会
• 最寄りの保健所
• ギャンブラーズ・アノニマス（自助グループ）
• ギャマノン（家族のための自助グループ）
• 依存症対策全国センター（ギャンブル依存症、その他依存症の対策）
• 一般社団法人　ギャンブル依存症予防回復支援センター

全国精神保健福祉センター長会HPにアクセスすると、お住まいの県の福祉センターが紹介され電話相談などできます。

ギャンブラーズ・アノニマス他、自助グループではミーティングやイベントなど開いています。同じ境遇同士で分かり合えることもできます。気になる方はHPを確認してください。

ギャンブルで借金を抱えている場合は、法テラスや借金問題を解決できる弁護士の紹介もしています。ギャンブル依存症の方をトータルでサポートしてくれます。

ギャンブル依存症は借金問題とは別に並行して解決する方法を見つけましょう。

借金問題を解決するには弁護士へ！返済困難なら債務整理がおすすめ

借金が返済できない状態が長く続くと説明した通り、財産の差し押さえなど大変なことになります。

ですから、これ以上自力で返済が困難だなと感じたら借金問題専門の弁護士や司法書士へ相談しましょう。

法的に借金救済措置である「債務整理」には、主に3つの方法があります。

• 任意整理…利息の負担が大きい時は利息を減額
• 個人再生…返済額を少額にすれば完済できるなら大幅な減額
• 自己破産…全額免除

ギャンブル依存症で借金を抱えた場合は、どの方法が適しているのか詳しく見ていきましょう。それぞれメリット、デメリットもあるので注目です。

ギャンブルが原因だと自己破産できないって本当？

生活ができなくなるほど借金がある場合、自己破産を申請できます。裁判所に認められると借金の全額免除になり返済しなくて良くなります。大きなメリットがありますが、デメリットも多くあるので慎重に検討しないといけません。

【自己破産のデメリット】

• 手持ちの現金は99万円まで、それ以上は没収される
• 住宅、車、家財の没収
• 信用情報機関に事故情報として掲載される（ブラックリスト10年）
• 官報に氏名、住所など掲載
• 職業、資格の制限
• 免責不許可事由に該当すると自己破産できない

【免責不許可事由とは…】

• ギャンブル、浪費が理由で借金をした
• 財産を隠していた
• クレジットカードでの購入品を換金した
• 株やFXなど投資に失敗して借金をした

パチンコ、パチスロなどのギャンブルが理由の借金は、免責は認められません。ギャンブルによる借金は自己責任、甘い考えは通用しないようです。

• 裁判官との面談は正直に話し、嘘は申告しない
• 書類など提出期限は必ず守る
• 反省し更生の意思表示をする
• 申請後は、借金、ギャンブルは絶対にしない

上記のように、反省の態度や今後借金やギャンブルには手を出さないという決意が必要です。絶対にギャンブル・借金を繰り返さない努力しないといけません。

ギャンブルが理由で自己破産すると管財事件になる

免責不許可事由にあたる自己破産手続きは、「管財事件」になります。

管財事件とは…

裁判所が破産管財人を選び、管財人が破産申請者の財産を調べたり、家財管理をします。また債権者の対応など、裁判所に代わり自己破産の手続きを進めます。

破産管財人に支払う報酬は高額になります。同時廃止や少額管財よりも費用は高くなります。

• 裁判所への手続き費用…30～50万円程度
• 弁護士など専門家へ依頼費用…20万円～

最低でも70万円～が相場と言われ、手続きにかかる期間は6ヶ月～1年程度です。

自己破産ができない時は任意整理や個人再生で借金を解決できる

自己破産ができないからと言って債務整理は諦めてはいけません。

任意整理の特徴	利息分を減額できる。利息が多く元金が減らない人におすすめ
メリット	利息がなくなり返済に余裕ができる。3～5年以内での完済を目指す
デメリット	各種ローンが組めない。ブラックリストに5年間掲載される。

　

個人再生の特徴	借金を1/5大幅な減額が可能。借金総額が5,000万円まで
メリット	借金がかなり減るので完済できる。無理のない5年以内の返済 住宅は確保できる。
デメリット	任意整理同様ローンが組めない。収入の安定は必須。 ブラックリスト5～10年、官報に個人情報掲載など。

任意整理や個人再生でも、デメリットは免れません。借金が減らせるというメリットと引き換えに、ブラックリストに登録されてローンが一定期間組めないなどのデメリットもあります。

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