毎日のように舞い込んでくる、AI(人工知能)関連のニュース。
プロ棋士を破った「AlphaGo」やレジを通さずに商品購入できる「Amazongo」など、大きく話題になった出来事もあり、AI関連銘柄に注目が集まっています。
AIとは「artificial intelligence」の略で、人工知能のこと。
技術の進歩に伴いAI市場もますます拡大することが予想され、2030年までに現在の30倍以上成長するという見込みもあるんですよ。
この記事では、オススメのAI関連銘柄や市場規模、将来性について解説します。ぜひ銘柄選びの参考にしてくださいね。
AIのオススメ関連銘柄4つを紹介!
AI市場のなかで特に成長が期待されているのは、AIを利用したサービス。私たちの身近にあり、すでに利用されているAIを使ったサービスがこちらです。
サービス | 利用例 |
---|---|
AIスピーカー | 音声認識、自然な言語生成 |
自動翻訳 | 言語認識、自然な文章生成 |
自動運転車 | 画像認識、機械制御 |
無人レジ | 画像認識、購買データの分析 |
WEB広告 | 検索履歴からの推測 |
この記事では、AI関連銘柄から4つをピックアップして紹介するぞ。
<3996>サインポスト
サインポストは「スーパーワンダーレジ」という、AI搭載の無人レジを開発している企業です。
いくつかの店舗で実証実験されており、数年以内には実用化の見通し。
株価はすでに上がり調子ですが、実用化に向けさらなる上昇が期待できます。
<3853>アステリア
アステリアは「ASTERIA Warp」というRPA※ツールを販売している企業です。
AIを利用した、ロボットによる業務自動化の取り組み。販売や経理処理などの繰り返し的な作業を、人間の代わりにロボットが実施します。
RPAについては「RPA関連銘柄を紹介!今後の市場規模は5,000億円以上」で紹介しています。
また2018年10月、オフィス向けに「AI搭載IoT」の貸し出しサービスも開始。グローバル展開にもさらなる力を入れるなど、事業を拡大しています。
3月期決算での大幅増収や、5月・6月の連続した新サービスの発表時期に比べると、現在の株価は下がり気味。とはいえ新サービスの発表など好材料次第で上昇が見込まれる、注目の企業です。
<3666>テクノスジャパン
テクノスジャパンは企業の基幹システム導入サービスや、ビジネスコンサルティングを主な業務としている企業です。
2018年10月にはAI/IoT展に出展するなど、AI事業にも精力的に取り組んでいるようです。
<2488>日本サード・パーティ
日本サード・パーティは、ビジネスアシスタントやマーケティングとAIの複合サービスを提供している企業です。
ほかにNVIDIA社と提携を結んだ企業の株価は、<6629>テクノホライゾン・ホールディングスが3カ月で約3倍。<3655>ブレインパッドが1年で2倍以上と、軒並み高騰しています。
日本サード・パーティも一時株価を下げたものの再び上がり調子なので、今後に期待が持てますね。
AIの市場規模はどのくらい?将来性に期待できる注目の分野
AI(人工知能)は次世代コンピューターと言え、さまざまな分野で広く使われる技術です。ネットワーク接続のある電子機器のほとんどに、AIが搭載されるようになるとも言われるほど。
しかしAI技術の発達により進歩するサービスの種類は幅広く、AI関連事業と言っても特定の分野に絞ることはできません。
AIの導入が検討・実施されているのは、次の産業です。
業種 | AIの用途 |
---|---|
農林・水産 | ・農林水産業用ロボティクス |
製造 | ・産業用ロボティクス ・自動運転車 |
建設・土木 | ・建設用ロボティクス ・老朽インフラ監視システム |
電力・ガス・通信関係 | ・電気やガスの使用量を通知するシステム ・IoTや5Gなどが導入された通信機器を制御するシステム |
卸売・小売 | ・顔認証受付 ・店舗監視 ・顧客行動観察システム ・AI利用電子商取引システム |
金融・保険 | ・フィンテック関係 ・自動運転車保険 |
不動産 | ・膨大なデータにもとづく不動産診断 |
運輸 | ・自動運転トラック輸送 |
物流 | ・倉庫のシステム管理 ・ドローン利用輸送システム |
広告 | ・アドテクノロジー |
エンターテイメント | ・旅行関係 ・ペット産業(体調診断、活動レコメンドシステム等) ・興行場関係 |
教育・学習 | ・自習学習支援システム ・教員授業支援、評価支援システム |
医療・福祉 | ・介護・手術支援ロボティクス ・医療診断支援 |
生活関連 | ・人材マッチングシステム ・清掃用ロボティクス ・コールセンターオペレーター |
AIの市場規模は国内だけでも毎年60%増、世界では今後15年で30倍以上の成長が見込まれています。
AIに必須であるGPUを開発するNVIDIA社を中心に、AI関連銘柄の動向から目が離せません。
AI関係のニュースに注目するとともに、今後AIにより発展すると言われている業種について、こまめに情報収集をしておきましょう。
多様なAI関連のサービスから、自分に合ったテーマを探そう!
次世代コンピューターであるAIは、多くの分野と複合的に発展していくことが予想され、市場規模は拡大を続けるでしょう。
AIがより日常的になることで、株価はこれまで以上に上昇することが考えられます。
AI関連ニュースに目を向けるとともに、さまざまな分野の知識を幅広く身につけておきましょう。
この記事でオススメした銘柄は、ビッグデータの活用やマーケティング、RPA、無人レジにAIを利用するサービスです。いずれもさらなる発展が予想されています。
たくさんあるAI関連のサービスから、自分に合ったテーマを選択して投資しましょう。