BIツール、これまでの発展の歴史

[2018/07/20 14:31] ブックマーク ブックマーク

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企業に蓄積された貴重なデータを有効活用するという目的で、BIツールは企業にとって必要不可欠になってきました。ベンダーによってさまざまな機能が開発されるようになりましたが、それまでにはどのような発展の歴史があったのでしょうか。

BIツールってどういうもの?

BIツールのBIとは、ビジネス・インテリジェンス(Business Intelligence)の略です。インテリジェンスを直訳すると知性や知識という意味になりますが、ここではビジネス・インテリジェンス全体で「意思決定支援」のような意味で使われています。組織が大きければ多いほど、日々の活動のなかで蓄えられていくデータは膨大になるでしょう。

この蓄えられたデータはその企業の成長や改善を行ううえで欠かせない非常に重要な意味を持っています。しかし、膨大なデータを人間が分析し、経営上の意思決定に使えるまでに加工することは至難の業でしょう。データを扱うことに特化した人材がいればいいですが、そのような人材を抱えている企業のほうがまれです。そんなときに役立つのがBIツールで、企業内に蓄えられた膨大なデータを、経営上、意思決定しやすいような状態に分析・加工してくれるのです。

BIツールが開発される前の時代

ビジネス・インテリジェンスという考え方が出てきたのは、1980年代後半のことです。この時代以前にも、コンピュータを利用して企業内部に蓄積されたビッグデータを使いやすい形で加工していこうとする考え方はありました。

実際、1970年代からのコンピュータが普及した時代にはDecision Support System(意思決定支援システム)が人気を博しました。これとは別に、Management Information System(経営情報システム)も同時期に普及しだしています。ここから数年たつと、MIS(経営情報システム)をさらに応用させたStrategic uses of Information System(戦略情報システム)というものも開発されました。企業間の競争戦略を考えだすうえで、より重要な働きを担うようになります。

このように、1970年代からデータを基にした経営戦略の立案をしていこうとする動きはすでにありました。しかし、これらのシステムを動かすための端末の不足やシステム自体の能力不足などにより、実務の世界で大きな力を発揮するまでにはいたらなかったのです。

BIツールの誕生とその背景

ビジネス・インテリジェンスという考えを始めて提唱したのは当時アメリカのアナリストであったハワード・ドレスナー氏でした。今までその道に精通した専門家にしかデータの分析や加工ができなかったものを、意思決定のためにだれでも簡単に使えるシステムとしてBIの考え方をまとめたのです。

この時代からコンピュータを使ったデータの分析・加工ニーズはより活発になり、EUCやDWHといったシステムが開発されました。特にDWH(データウェアハウス)は現在のBIとよく似ています。大規模データベースを基幹系システムと分離して導入することで、企業内に蓄えられたデータを素早く分析することが可能になり、意思決定支援の名にふさわしい働きをしていました。

しかし、このDWHを使いこなすためにはデータの取得にSQLの知識が必要で、専門知識を持っていない者からすると使いこなすことが難しいハードルの高いものだったのです。こういった流れのなかで登場してきたのがBIツールで、ブラウザを開くだけでだれもが簡単に高水準のデータ分析・加工を行うことができるようになっていきました。

現代のBIツールと注目されている機能

現代のBIツールは各ベンダーによって多種多様な機能を持っています。例えば、モバイルBIやセルフサービスBIはその典型でしょう。モバイルBIとは、外出先であってもスマホなどのモバイル端末からBIツールの管理画面にログインできる機能を備えたものです。どこにいてもデータを参照できるという点が特徴的です。一方、セルフサービスBIとは、専門家の手を一切借りずにデータの分析から加工、意思決定までを行えるようにしたBIツールのことを指します。

このほかにも、国内のみならず海外の拠点で収集したデータも統合し、全社レベルでの分析を可能にするエンタープライズbiというものも注目されています。こう見るだけでもBIツールにはさまざまな種類があるため、目的や課題に合わせたツール選択が重要になってくるでしょう。

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