BIツールでできること

[2018/03/27 14:04] ブックマーク ブックマーク

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BIツールとは企業の中にあるデータを統合・分析・可視化するツールです。さまざまな企業で導入されていますが、なぜ必要なのか、何ができるのか、疑問に思うこともあるでしょう。ここでは、なぜBIツールの必要性が高まったのか、具体的に何ができるのか、どのような役割を期待できるのかを解説します。

なぜBIツールが必要とされるか?

BIとは「ビジネス・インテリジェンス」の略称で、1958年にIBM研究所の研究員が初めて使用したといわれています。しかし、現代におけるBIの概念は1989年にガートナーグループのアナリストによって提唱されたといわれており、その内容は、経営者や一般社員が支援システムを使ってデータを分析し、意思決定に役立てるというものです。

2000年代になり、企業が売上データや顧客データなどのデータを大量に蓄積するようになりました。一方で、あらゆる情報がデータとして管理されるので、経営者や一般社員にとって情報の意味を実感しくにくい時代になったともいえます。そこで、さまざまなデータを統合・分析して意思決定に役立てるための支援システムであるBIツールが必要とされるようになったのです。

BIツールで何ができるのか?

BIツールで何ができるのかを考えるためには、具体的にどのような機能を備えているのかを知る必要があります。機能を活用することで、できることが広がっていくからです。多種多様な機能を持つBIツールが存在していますが、その機能は大きく4種類に分類されます。

1つ目はレポーティングで、企業が蓄積していくデータを監視して、異常があれば知らせてくれる機能です。例えば、この機能によって飲食店の客単価を監視しておけば、客単価が目標を下回ってしまった場合にすぐに気付いてなんらかの対応を取ることができます。

2つ目はOLAP分析(オンライン分析処理)で、大量のデータを多次元的に分析することで、情報を深掘りして事象の要因を特定します。例えば、ある会社のA店舗における2017年度の売上データを、ドリルダウンという操作によって月ごとの売上データにしたり、スライシングという操作によってある商品のみの売上データを取り出したりが簡単にできるようになります。

3つ目はデータマイニングで、さまざまなデータを回帰分析や相関分析などの統計手法をもちいて分析する機能です。

4つ目がプランニングで、過去の実績の分析とそれをベースにした将来のシミュレーションをおこない、経営者が予算や事業計画を作成する際の根拠を作成します。

また、BIツールではダッシュボードと呼ばれるUI(ユーザーインターフェース)も重要です。このUIにより、車や飛行機のダッシュボードのようにさまざまな情報を統合して表示することができるので、企業の経営状態を把握しやすくなります。

BIツールのダッシュボードの例

BIツールで何が解決できるのか?

BIツールは多様な機能を備えているので、これを上手に利用すれば幅広い問題を解決することができます。

例えば、全店舗の年間の売上データをOLAP分析によって解析した結果、ある商品の売上が良いことがわかったとします。しかし、その商品の月別の売上をみてみると、ある時期だけ爆発的に売れるものの、他の時期はぱっとしないことがわかりました。ここまでわかれば、なぜその商品がその時期に売れたのか原因を考えることができます。そして、その原因が季節変動によるもので来年の同じ時期にも需要が見込める、となったならば、その商品の在庫を増やすという意思決定につなげていくことが可能です。

BIツールを活用することでマーケティングにおける需要予測の問題を解決することができるのです。また、経営者がダッシュボードに整理された経営指標を確認することで問題をリアルタイムに把握し、迅速に解決に向けて動き出すことができます。BIツールによって経営のスピードが大きく向上するといえます。

BIツールの役割、人間の役割

BIツールが教えてくれるのは、ある商品の売上がある時期にある地域でだけ極端に落ち込んだなどという情報分析の結果までです。なぜそのような結果になったのかを考えて解決策を探り意思決定をおこなうことが人間の役割といえます。そして、解決策を探る際にも、データマイニング機能などによりBIツールは役に立ってくれるでしょう。

データがあふれた現代社会においてBIツールの必要性が高まっていますが、BIツールは意思決定を支援することが役割であり、意思決定は人間の役割であることを自覚して、便利な道具であるBIツールを使いこなすことが大切です。

BI(ビジネス・インテリジェンス)の基礎知識

BIツールとは?

BIツールでできること

BIツール導入のメリット・デメリットとは

ExcelとBIツールの違い

BIツールを導入する際に着意すべき事項

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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