【特別企画】

中堅企業の「ひとり情シス」事情と仮想化で解決するIT人材の不足

[2018/12/27 08:30] ブックマーク ブックマーク

仮想化

ひとり情シスの課題に寄り添う仮想化ソリューション

ヴイエムウェア 上級執行役員 副社長 山中直氏

中堅企業の31%がひとり情シス体制という現状について、仮想化技術を提供するヴイエムウェア 上級執行役員 副社長の山中直氏は「ひとり情シス体制の中堅企業にとってこそ、仮想化は有効なソリューションだ」と指摘する。

その理由は「ひとり情シス体制は情報システム担当者の人数でカバーできない分、ITで効率化する意味が大きい」(山中氏)からだ。

「仮想化とは究極の効率性だ。一つのコンソールから、サーバー、ストレージ、ネットワークを一元管理できる。すべてをソフトウェアでコントロールするので物理作業が少ない。ITインフラを1人で管理しなければならないひとり情シスにとって、これは大事なことだ」(山中氏)

山中氏は続けて「中堅企業のプラットフォームとして仮想化技術はとても相性がよい」と語る。「中堅企業はITインフラにおいて、クラウド上のマネージドサービスを使うやり方に対する『コントロールしたい』『使い切りたい』という気持ちが強い。ここが我々の仮想化のビジョンとよく合っている」(山中氏)

ところが、このようなひとり情シス企業の55%は、仮想化を未導入なのが実態だ。山中氏は「黎明期からサーバー仮想化に取り組んできたが、まだ残されていた分野がひとり情シスだ」と打ち明ける。

人材不足やセキュリティ強化の課題を解決

デル 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水博氏

仮想化技術とサーバーなどハードウェア製品を統合したHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)を推進するデル 上席執行役員 広域営業統括本部長の清水博氏は、日本の中堅企業の課題、とりわけ前出のひとり情シス体制が抱える課題と向かい合ってきた。その成果は著書『ひとり情シス』(清水博著、2018年東洋経済新報社刊)として出版されている。

清水氏は「中堅企業は、日本経済を支えている大切な役割がある。しかし予想以上にIT人材不足は進んでいる。ひとり情シスが抱える課題を解決していくことが重要だ」と訴える。

実際、ひとり情シス体制は増加傾向にある。前述したように中堅企業の31%がひとり情シス体制を採っているが、前年の調査と比較すると専任者1名の体制は13%から14%に微増しており、「ゼロ情シス(IT 専任担当者なし)」は14%から17% へと増加している。IT人材不足はいっそう深刻になりつつあるのだ。

その弊害は、セキュリティに直結する。中堅企業の30.2%が直近3年間にセキュリティ事故の被害を受けており、今後、事態はより深刻になっていくだろう。

人材不足の問題と、セキュリティ面の課題の両面で、仮想化技術の導入には意味があると清水氏は強調する。山中氏の指摘にあるように、サーバー、ストレージ、ネットワークを一元管理できる仮想化技術の導入により、ITインフラの柔軟性と強靱さが増すことは間違いないだろう。ネットワークも一元管理できることから、セキュリティ上の施策や対策が行いやすくなるのは大きい。

また、仮想化は、未活用の企業と比べて、活用している企業の業績によい影響を与えているという調査結果も出ている。

サーバー活用の仮想化の実態

清水氏は「仮想化技術の導入には多くの副次効果もある」と語る。ユーザー企業の調査から見えてきた仮想化導入の副次効果は多彩だ。たとえば「仮想化によるサーバー集約でコスト削減が目に見える形となり、経営層に認めてもらえた」との声がある。また仮想化基盤を部門間で共有することで、社内コミュニケーションが改善されたという例もある。柔軟性があるIT基盤を持つことで、M&Aやグローバル展開に向け、より積極的に動くことができたという話もある。このような副次効果も含め、「企業がITで競争力を得るための第一歩は、仮想化の導入」と清水氏は強調する。

仮想化技術が導入しやすくなるサポート施策

とはいえ、ひとり情シスの担当者が実際に仮想化を導入するにあたっては、コストや障害時対応への不安がつきまとうようだ。

サーバー仮想化導入のハードルと解決の方向性

このような事情を背景に、デルはひとり情シス体制を採るような中堅企業が仮想化技術を導入しやすくする施策を打ち出した。

そのひとつは「Mini HCI」だ。最小構成で2ノードと、VMware vSANをベースとしたHCIをスモールスタートで導入することができる。さらに、導入コストを2年にわたり分割払いとし、コストを平準化してくれる「Dell Financial Service」も提供している。

それと合わせ、仮想化に必要なVMware製品の導入では「仮想化可視・定額型メニュー」を用意した。中堅企業の実態に合わせて製品提供時のメニューを細分化し、自社に必要なサービスを導入する際のコストを可視化してくれる。

「中堅企業では、社内で残したい技術蓄積と、社外に出したいメニューを注意深く切り分けたいと考えている。そこでメニューを細かく分け、数千円単位で内訳を明示している」(清水氏)

ひとり情シス体制の情報システム担当者にとって、仮想化技術をITインフラに導入することは、これまで敷居が高く感じられていたかもしれない。だが、ひとり情シスを取り巻く課題を解決するのに仮想化が有効となることは実証されつつある。スモールスタートを可能とし、必要な機能だけを選択できるメニューを打ち出すなど、仮想化技術導入のハードルを下げるための施策も登場してきた。仮想化技術の導入をあらためて検討する時期が来ているといえるだろう。

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