2016年5月、三重県伊勢志摩において「第42回主要国首脳会議」(以下、伊勢志摩サミット)が開催された。三重県では伊勢志摩サミットの成功に向けて、さまざまな取組を展開。なかでも、伊勢志摩サミットという全世界が注目する国際会議で、「伊勢志摩サミット三重県民会議」(以下、県民会議)のホームページにおける、セキュリティ対策強化は重要視されていた。

同県知事の鈴木英敬氏は、「県民会議のホームページでは、地元住民の方向けの情報や、報道関係者向けの情報、三重の魅力に関する情報、県民会議の取組に関する情報等を発信していました。仮にこの情報が閲覧不可になったり、改ざん等をされた場合には、地元住民の方や報道関係者の方に多大なご不便と混乱をもたらし、ひいては三重県の信用を失う事態にもなりかねませんでした」と当時を振り返る。

サミット開催においてホームページが重要な位置づけに

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三重県ではこのホームページの運営において、2つの懸念点があったという。ひとつはアクセス数の増加、もうひとつはサイバー攻撃だ。2008年に開催された北海道洞爺湖サミットでは、サミット終了時点で道民会議ポータルサイトに通算約157万件のアクセスがあったという。今回の伊勢志摩サミットにおいても、同程度のアクセスが想定されていた。

サイバー攻撃においても、伊勢志摩サミット開催直前の2016年3月に、県内一部機関のホームページがサイバー攻撃により、一時閲覧不能となる事態が発生していた。同じ三重県内でこのような被害があったことで、サミットにおいても必ず何かしらの攻撃があるだろうという危機感があった。そこで、これらの課題を解決するために選んだのが、世界で豊富な実績があるMicrosoft Azureとアカマイの組み合わせによるサーバの構築だ。

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結果、サミットは成功裏に閉幕した。三重県のホームページは一度も閲覧不能に陥らなかったのだ。鈴木知事は「今回ホームページに掲載した情報に対して改ざんもなく、閲覧不能となることもなかったことは、情報発信の根幹を守り、三重県の知名度のみならず、信用力の向上にもつながったものと評価しています」と語った。

Microsoft Azureは標準でも十分なセキュリティ機能を備えている。しかし三重県では、”なぜ”Microsoft Azureに加えアカマイのセキュリティソリューションを採用したのか? 本ケーススタディでは、こうした理由や背景、問題に対するアカマイのセキュリティ対策などが詳しく紹介されているので、同様の課題を抱えるサイト運営担当の方は、ぜひダウンロードして確認いただきたい。

(マイナビニュース広告企画:提供 アカマイ・テクノロジーズ)

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