システム管理の負担を大幅に軽減し、セキュリティ対策やBYOD推進のためのIT基盤として注目を集めているVDI(デスクトップ仮想化)だが、導入を検討し始めてみて、そのハードルの高さにガッカリしたという読者もいるだろう。2014年5月、そのハードルを大幅に引き下げ、VDIを「現実的な選択肢」とする製品が、ピュア・ストレージ・ジャパンから発表された。同社では、VMware ViewとXenDesktopを使った動作検証データの配布も行っている。

VDI検討中に見えてくる問題とその原因

導入を検討する中で、まず問題となるのはコストだろう。サーバやストレージ関連の費用を積算してみて、導入をあきらめてしまうケースも多いようだ。とりわけパフォーマンスへの不安は根強い。VDI導入後、就業開始時刻にユーザーが一斉にサーバにアクセスするとPCの動作が重くなる、という悩みはユーザー環境において未だに存在する。VDI環境の構築は小さく始めて段階的に拡張していくため、導入時および将来を予測したストレージのパフォーマンスや容量設計が難しい。加えて、設計の際には、IOPSを稼ぐために無駄にHDDスピンドルを並べてRAIDボリュームの設計をし、さらにはパイロット環境での統計情報をもとに本番環境のサイジングを行うという時間のかかる工程を踏む必要がある。このような問題点ばかりを聞いてしまうと、「VDIにはうかつに手を出せない」という気持ちにもなろうというものだ。

これらの問題を生む原因のひとつは、ストレージにある。一般的なディスクベースのストレージを利用すると、その遅延の大きさからVDI本来のエクスペリエンスが得られない。フラッシュストレージを利用することでこれらの問題は解決するが、SSDはまだまだ高価だ。折衷案として、SSDとディスクのハイブリッドストレージを利用するソリューションがあるものの、やはりディスクがボトルネックとなることは避けられないし、拡張性に欠けるという課題もある。

独自機能で効率化とコスト削減、安定性を実現

これらの問題を一気に解決するのが、ピュア・ストレージ・ジャパンのフラッシュアレイ「FlashArray 400」シリーズだ。その名の通りSSDで100%構成されているため遅延は大幅に抑えられ、エンドユーザーは最高級のエクスペリエンスを享受できる(下図参照)。

多くのアプリが0.52秒以内で応答(VMware Viewベース。詳細はホワイトペーパー参照)

また管理操作は、同社が独自に開発したストレージオペレーティングソフト「Purity」からシームレスに行えるので、管理者にとっても業務の大幅な効率化が期待できる。

コストの問題については、安価なMLCを採用すると同時に、インラインでのデータ削除技術(高効率な重複排除と圧縮)により、書き込み寿命があるMLCへの書き込みデータ量と書き込み回数を減らし、長寿命化を図っている。2,000台を超えるデスクトップ(各31GBの容量を割り当て)を導入したテスト※1では、使用した物理ストレージはわずか1.1TB。20倍ものデータ削減効果により、容量単価をディスクベースのストレージと同等か、それ以下に抑えられるのだ。数千台のデスクトップに対応する「FlashArray 450」はもちろん、数百台規模を想定した「FlashArray 405」でも、割高感はない。

※1 VMware Viewベース、リンククローンデスクトップ、永続デスクトップ各1,000台によるテスト

データ保護には独自の機能「RAID-3D」を搭載して安全性を確保しており他にもオンライン拡張機能、 オンラインでの無停止ファームウェアアップデートなどを採用し、エンタープライズクラスの拡張性を実現している。

これらの機能はストレージの設計の複雑さの解消にもつながる。IOPSの心配はほぼ不要で、パイロット環境でのデータ削減率を計測できれば、あとは容量のみを検討するだけでよい。また、シェルフの追加もオンラインでできるので、初期のストレージ設計だけでなく、ユーザー増加時のストレージ設計もほぼ不要になり、その結果、VDIのプロジェクトサイクルを大幅に短縮することができる。

同社ではVDIの代表格とも言えるVMware ViewとXenDesktopについて、「FlashArray」でテストインフラを組んで処理能力を検証し、その結果を配布している。VDI導入を検討中のユーザーや、一度はあきらめてしまったユーザー、そして現在のディスクベースのストレージに不満のあるユーザーは、ぜひ参考にしていただきたい。

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