仮想化技術とクラウド技術の発展によって、企業ITは大きく革新をしようとしている。そのIT基盤を収容するデータセンターも、より柔軟で一元化された「次世代データセンター」としての働きが期待されている。本稿で紹介する資料では、仮想化とクラウドの技術を最大点に応用し、次世代データセンターを成功に導く「5大原則」を細かに解説している。

次世代データセンターが求められる一因として、取り扱うトラフィック量が大きいハイパージャイアントをはじめとしたクラウド事業者が提供するパブリックサービスの存在があげられる。低コストで迅速に導入できるパブリッククラウドは、さまざまなメリットをもたらす一方で、シャドーITという問題も引き起こす。これはユーザー部門が、IT部門の承認を経ていないサービスを勝手に使い始め、統制が取れなくなるためだ。IT部門は、パブリックサービスのようにローコストで、よりよいエクスペリエンスを得られるインフラを提供する必要がある。

本書の冒頭では、次世代データセンターのメリットとして「自動化」「イノベーション」「複雑さとリスクの削減」の3つをあげている。次世代データセンターの持つ特長を活かすことで、エンドユーザーもIT管理者も、不要な作業とリスクから解放され、これまで以上にデータをビジネスへ活用できるようになるという。

それを実現するため、次世代データセンターを成功するために必要なのが、次に述べる「5つの原則」だ。次世代データセンターを設計する際には、フレームワークの各レイヤーでこれらのアーキテクチャを適用していく必要がある。

  • スケールアウト
  • パフォーマンスの保証
  • 自動管理
  • データ保証
  • 全体的な効率性

例えば、「スケールアウト設計」が成されたデータセンターでは、プールされたリソースがレイヤー全体にわたって水平に拡張できる。段階的なインフラの拡張が可能なため、2年先でも5年先でも、ニーズにかかわらず対応できるというわけだ。

またイノベーションと成長を支えるITには、即応性が重要だ。意思決定を速やかに反映させるためには、「管理の自動化」も重要となる。ハードウェアの物理な制約を受けず、ソフトウェアによって制約のない設計能力を実現することで、この要求に応えられるインフラとなる。また天災をはじめとした万が一の際の「データ保証」についても備えなければならない。

従来のデータセンターのように、膨大なモノ・カネ・ヒトを費やすようなモデルは、もはや通用しない。ニーズに最適化されたリソースを提供できるように、体制づくりにも配慮して「全体的な効率性」を求める必要がある。

本書では、これら5つの原則を満たすために、どのようなアーキテクチャやソリューションが必要となるのか、どのような技術がトレンドなのかを詳しく解説している。クラウド向けに最適化された次世代データセンターを手に入れるためにも、ぜひ一読してほしい。

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