企業システムにおけるクラウド活用が、近年急速に進んでいる。またクラウドの利用で身近になった、IoTやAIといった最新テクノロジーを用いたビジネスの創出は企業の大きなテーマとなりつつある。本稿では、パブリッククラウドサービス「Microsoft Azure(以下、Azure)」に焦点をあて、最新動向や設計の極意を解説したセミナー「120分でマスター! Azure最新動向、設計の極意からAI/機械学習まで」の模様をまとめた資料を紹介する。

数年前までは一時的、試験的に利用されていたクラウドだが、昨今では全社が関わる基幹システムに適用されるなど、その用途は拡大を続けている。そうしたクラウドサービスの中でもMicrosoftが提供するAzureは、昨年だけで600もの新機能をリリースしたことからも分かる性能の高さや、SAP専用の仮想マシンインスタンスの提供やRed Hat Enterprise Linux のネイティブサポートをはじめとした他社との連携といった強みにより、多くの企業で導入されビジネスを支えている。

資料ではまず日本マイクロソフトによる講演を紹介している。同社 後藤 里奈氏は、クラウドサービスの導入に際して気にされることの多いセキュリティ面について、Azureには「セキュリティマネジメント」「暗号化」「ネットワークセキュリティ」「パートナーソリューション」などに分類される多彩なサービスが用意されていると説明。セキュリティ実装後のマネジメントについては、ISO/ICE27017(クラウドサービスの事業者・利用者のための手引き)を確認することを勧めている。

Azureの導入検討から運用までを支援するサービス「cloudage works by Microsoft Azure」を提供する伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)の崔 文輝氏は、Azureでシステム設計を行う際の6つの留意点について解説。講演で特に強調された「スケールアップ/ダウンを想定した設計」「スケールアウト/インを前提とした選択」「可用性の実現」の3点について説明している。

Azureでシステム設計を行う際の留意点
1. スケールアップ/ダウンを想定した設計での注意点
2. スケールアウト/インを前提とした選択
3. 可用性の実現

崔氏の後を受けて登壇したCTCの藤澤 好民氏は、「ビジネスでAI/機械学習を活用 するために必要なアプローチ」と題して講演。AIと一般的なソフトウェアの開発とでは要件定義の方法が異なるため、完全なアウトソーシングでの開発は不可能だと指摘し、AIの開発へ向けて必要となる考え方を提言した。

また最後の講演でCTCの天津 敬輔氏が、同社のAzure活用支援サービス「cloudage works by Microsoft Azure」を説明した模様も紹介。天津氏は、同サービスについて、CTCのマルチベンダーとしての強みを活かしつつ、検討・要件定義のフェーズから設計・導入、運用管理まで幅広くサポートするとアピールし、セミナーを締めくくっている。

本稿でダウンロードできる資料では、ここまで見てきた講演の内容についてより詳細にまとめている。クラウドサービスを扱うスペシャリスト達がクラウド活用の勘所を解説しているので、興味のある方はぜひご一読いただきたい。

(マイナビニュース広告企画 提供:伊藤忠テクノソリューションズ)

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