「生産スケジューラ」の導入は、特に製造業の分野において、生産と経営の全体最適化をもたらすために有効なソリューションである。だが実際に導入する際には、自社でどこまで活用できるのか、既存システムとの連携はどうなのか、そもそも導入して効果があるのか、などの疑問を持つ人も多いことだろう。

そこで本記事では、国内シェア58.4%を誇る生産スケジューラのトップブランド「Asprova」を例に、生産と経営を最適化するための生産スケジューラ活用術について紹介する。なお、本記事は、2014年12月16日に開催されたセミナー「成功に導く! 生産スケジューラの導入ポイントと活用事例」(主催NECネクサソリューションズ)にて紹介された内容に基づいている。

セミナー当日は第1部にNECネクサソリューションズ 製造ソリューション事業部 販売促進部 笠原康典氏による「成功に導く!生産スケジューラ導入のポイント」、第2部に同社第三システム事業部 飯嶋 昭氏による「生産スケジューラ導入・活用事例のご紹介」が行われ、東京都港区にある会場から名古屋と大阪にも同時中継された。

NECネクサソリューションズ 製造ソリューション事業部 販売促進部 笠原康典氏による「成功に導く!生産スケジューラ導入のポイント」

NECネクサソリューションズ 第三システム事業部 飯嶋 昭氏による「生産スケジューラ導入・活用事例のご紹介」

生き残りを賭けて行われる「納期厳守」への戦い

NECネクサソリューションズの笠原氏によると、生産スケジューラについて問い合わせする方の多くは、「顧客に納期回答をするため」に検討しているケースが多いそうだ。だが現実問題として必要とされるのは「納期回答」ではなく「納期厳守」である。つまり、生産スケジューラに求められるのは、様々な要素を加味した上で、納期を守る手段を見つけ出すことでしかないのだ。

現在では殆どの企業で、受注から生産、そして出荷までの工程を管理する情報システムが整っている。そしてそこには、「資材所要計画(MRP)」「製造計画(スケジューリング)」「需給計画(プランニング)」の3つの要素が存在する。だが、その流れをよく見ると、肝心の「製造計画(スケジューリング)の部分はシステム化されていないケースが多い。

職人技によって支えられる、綱渡りの生産計画から脱却

顧客からの要望や仕入先からの材料調達を考慮しながら、自社の製造キャパシティを効率よく配分するスケジューリング。一つ間違うと在庫切れや、デッドストックなどを引き起こす、非常に重要な部分である。そして、多くの企業において、このスケジューリングは経験豊富なベテランによって支えられている。

数百にも上る製品について、複雑に絡み合った製造工程を、表計算ソフトを用いて調整していくその姿は正に職人技と呼ぶに相応しい。だが、言い換えればそれは、企業の存続にも関わる重要な部分を一人の社員が持つ能力に依存していることになる。万一、その人物が会社を去ってしまった場合、生産工程にトラブルが多発することは確実である。このようなギリギリの綱渡りと言える状態で成り立っている生産現場は珍しいものではないだろう。

生産スケジューラ「Asprova」のラインナップ

市場のニーズは多様化している。今後、製品の種類は増えることはあっても減ることはない。どんなに優秀な人であっても、数千もの製品についてスケジューリングを行うことは、現実的に不可能だ。だからこそ、この部分を任せられる「生産スケジューラ」が必要となる。

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納期厳守を実現! 成功に導く、生産スケジューラ導入のポイント


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