生産人口が減るなか、戦略的な人材活用をどう行っていくかが企業の重要な経営課題になってきた。マイナビニュースは2月7日、人事部向けのセミナー「勝つための戦略的な人材活用セミナー」を開催。本セミナーでは「戦略人事」を中心に、さまざまなテーマが展開され、5つのセッションをレポートする。

トップを巻き込みながら納得感のある人事制度を構築せよ

カゴメ 執行役員 経営企画本部人事部長 有沢正人氏

カゴメ 執行役員 経営企画本部人事部長 有沢正人氏

基調講演にはカゴメの執行役員 経営企画本部人事部長の有沢正人氏が登壇。カゴメの人事制度改革の取り組みを紹介した。協和銀行(現りそな銀行)、HOYA、AIU保険などで人事部を担当してきた有沢氏は、2012年1月にカゴメに特別顧問として入社し、人事面でのグローバル化の統括責任者として、全世界共通の人事制度の構築を推進中だ。

同氏の講演では、社員が納得感をもてる人事制度の導入と、その取り組みについて同社が推進している『グローバルジョブグレード』と呼ぶ職務型の等級制度を紹介した。

各社が考える「戦略的な人材活用」

富士通マーケティング GLOVIA 事業本部 プロジェクト統括部長の古瀬健二氏が登壇。同氏は、「お客様の人材戦略をご支援する新ERP『GLOVIA iZ』ご紹介」と題する講演を行った。ビッグデータやIoTなど情報の関連性が重視され、人やモノがつながる世界が広がり始めたことを背景に、さまざまな情報を複合的にとらえて経営判断に生かす必要性が高まってきたことを訴えた。

「健康経営」をテーマに自社の取り組みを紹介したのは、エムティーアイ 執行役員 ヘルスケア事業本部 副本部長 秋田正倫氏だ。「健康に投資することで利益を生み出すのが『健康経営』である」という考えのもと、健康経営実行の具体化、人的な経営リスクの低減、健康管理業務の効率化など、健康経営を支援するアプローチをワンストップで提供する「CARADAコーポレートパッケージ」について紹介した。

続いて、KPMGコンサルティング パートナーの寺崎文勝氏が登壇し「HR Analytics(人事分析)によるパフォーマンス予測のあり方」と題する講演を行った。人材の最適配置、パフォーマンス予測と人材マッチングを最適化するため、注目を集めている人事分析の最新手法「HR Analytics 3.0」を解説した。

採用から育成までの一貫したプロセスを構築することが大切

採用と育成研究社 代表取締役 小宮健実氏

採用と育成研究社 代表取締役 小宮健実氏

特別講演には、採用と育成研究社の代表取締役 小宮健実氏が登壇。タレントマネジメントプログラムの実践方法や、人材採用から人材育成までの一貫性をもった活動の重要性、採用設計のポイントなどを解説した。

個人の中で大きく変容しない先天的要素と、経験によって変わる後天的要素を分け、それぞれの要素ごとに設定した評価基準で、一貫して評価していく。たとえば、後天的要素には、「行動特性」、「知識」、「スキル」などがあるが、それを「行動特性観察」、「構造化面接」、「口頭質問」、「フォーマルテスト」などの評価手法で評価していくことがカギである、と話した。

*  *  *

PDFでは、「戦略人事」を中心にさまざまなテーマが展開された5つのセッションをダイジェストでまとめている。人事としてトップや経営、そして経営戦略そのものにどのように関わっていくべきか―― 興味のある方は、ぜひご一読いただきたい。

講演レポートのご案内

全4ページからなる講演レポートでは、「戦略人事」を中心に様々なテーマが展開された5つのセッションをダイジェストでまとめています。無料でダウンロードできるので、ぜひご一読ください。

>>ダウンロードはこちら

(マイナビニュース広告企画 提供:富士通マーケティング、エムティーアイ、KPMGコンサルティング)

[PR]提供:ホワイトペーパー