1949年に農学部、学芸学部、工学部の3学部でスタートした宮崎大学。2003年10月には、宮崎大学と宮崎医科大学が統合し、新生「宮崎大学」が誕生した。現在では、農学部、工学部、教育文化学部、医学部を有し、約5,600名の学生が通っている。近年、大学においてもITの活用が進み、宮崎大学では毎年、数台のサーバを増設するペースでデータが拡大していた。そこで、キャンパスにおける情報ネットワークや情報システムの総合的な管理・運用を担当する情報基盤センターは、増え続けるデータを確実、効率的に管理し、コスト、電力消費量の削減を実現するため、2010年度に教育・基幹系システムの全仮想化を実施。当初は、VMware標準機能でのバックアップを行っていたが、このたびAcronis vmProtectを導入し、仮想サーバのバックアップシステムの構築を行った。なぜアクロニス製品を選択したのか、また導入後の感想などを聞いてみた。

教育・基幹系全サーバの仮想化を実施
仮想サーバのファイル単位での復元に課題

情報図書部情報企画課情報企画係 基盤担当(情報基盤センター担当) 事務職員 黒木 亘氏

1949年に設立された宮崎大学は、現在学生約5,600名を抱え、「世界を視野に地域から始めよう」のスローガンのもと、「生命科学」、「環境科学」および「エネルギー科学」を重点研究領域に位置付けて多様な研究に取り組んでいる。研究、教育などでも年々ITの活用が進み、大学で扱うデータ量も増大しており、教育・基幹系システムの管理・運用を行う情報基盤センターでも、毎年数台のサーバの増設を繰り返している状態だった。過去、電気トラブルによりサーバが落ちる経験もし、増え続けるシステムに対応しながら、省電力で効率的なシステムの管理・運用を行うことが喫緊の課題だった。

そこで、情報基盤センターでは、2010年度のシステム更新の際に、教育・基幹系システムのサーバ群を仮想環境に移行した。仮想基盤として、VMware社のvSphere 4.1を導入し、ブレードサーバ15台にそれぞれVMware ESX4.1をインストールし、各々のVMware ESX上に様々なゲストOSを60台程度配置。これにより、サーバ集約による省電力化および効率的なシステムの管理・運用が可能となった。

ただし、バックアップについてはVMware社の標準機能で行っていた。これはOSのイメージを取って、それを復元するというシンプルな運用しかできない。また、世代管理についても差分ではなく、毎回フルバックアップを行っていたため、ディスクを無駄に消費している状況が続いていた。例えば、「1週間に一度フルバックアップを取っていたので、3テラのディスク容量を毎回バックアップのために使っていました。そのため7世代を保存した時点ですぐにディスクがいっぱいになってしまう状態でした。」(情報図書部情報企画課情報企画係 情報基盤センター担当 黒木 亘氏)......

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