WACUL(ワカル)は1月22日、シェアハウスの開発・運営を行うシェアスタイルがWACULのサイト分析ツール「AIアナリスト」を導入した事例を公開した。

AIアナリストは、Googleアナリティクスと連携させることで、人工知能がWebサイトのデータを集計し、サイトの改善提案を⾏うというもの。

シェアスタイルが運営するシェアハウス紹介サイトは、「Webからの問い合わせ数を30%以上増やす必要がある」「広告施策の運用ノウハウがない」といった課題を抱えていた。だが、その担当者は、アクセス解析から改善の実装まで1人で行い、プランナー業務も兼任しているため、Webに向き合える時間は業務の3割程度だった。

そこで、CV数を向上させるツールやコンサルティングサービスの利用を検討した結果、AIアナリストを導入。データを根拠とした具体的な施策を提示してくれることや、直感的に操作できる管理画面であることなどが決め手になった。

AIアナリストが提示した施策により、スマホサイトの物件詳細ページに問い合わせフォームへの導線を設置したところ、当初は月間CV数1.2倍を目標としていたが、現在は2.5倍の成果を挙げているという。

改善前後のスマホサイトの画面イメージ

データ解析から改善施策の立案までの時間がほとんどなくなったことでサイト運営工数が3割削減され、担当者は他の業務に注力できるようになったほか、広告費用も3割の削減につながったとしている。