API管理「3scale」を来年にも国内本格提供! レッドハット、2017年の展望発表

[2016/12/26 13:00]星原康一 ブックマーク ブックマーク

仮想化

レッドハットは12月22日、2016年の振り返りと2017年の展望を紹介する年末記者発表会を開催した。

レッドハットい 代表取締役社長の望月 弘一氏

発表会には、同社 代表取締役社長の望月 弘一氏が登壇。日本マイクロソフトと共同で「Red Hat on Azure Partner Network」を展開していくこと、OpenShiftパートナープログラムを新設して「Private Cloud as a Service」の提供を支援していくこと、また、今年6月に買収したAPI管理プラットフォーム「3scale」を来年目処で国内向けにも提供開始することなどを明かした。

2017年の重点ビジネス領域

望月氏は、2016年の取り組みを振り返り、OpenStackのビジネス規模が3倍に拡大し、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)ビジネスが2桁成長、JBossビジネスが数十%成長したことなどを紹介。さらに、DevOpsツールAnsibleをGUIで管理する「Ansible Tower」への関心が高く、セミナーは定員数を超える200名以上の応募が相次いでいることなどを説明した。

そのうえで、2017年の重点ビジネス領域として、以下の3点を挙げる。

  • プライベートクラウド導入とパブリック/ハイブリッドクラウド活用を促進
  • IoT、モバイル、API活用の提案を強化
  • DevOps、およびコンテナプラットフォームの導入を促進

レッドハット 2018年会計年度(2017年3月~2018年2月)の重点ビジネス領域

MAとAzureプログラムで強調、OpenShiftのパートナープログラムも展開

クラウド導入/活用に関しては、同日付けで2つのプレスリリースを発表した。

一つ目は、日本マイクロソフトと共同で新たなパートナープログラム「Red Hat on Azure Partner Network」を1年間限定で提供するというもの。

プログラム提供の背景としては、昨年11月に米Red Hatと米Microsoftが戦略的提携を締結し、Azure上でのRHEL活用ニーズが増えてきたことことが挙げられる。「現状としては、Azureに詳しいエンジニアとREHLに詳しいエンジニアがそれぞれ別々に存在するが、両方のスキルを備えたエンジニアは少ない」(望月氏)ことからプログラム開始に至った。

パートナー認定はMaster、Entryの2種類を用意する予定。技術支援はもちろん、ソフトウェア/サブスクリプションの特別価格での提供、マーケティング活動の支援、セミナー/イベントを通じた営業活動機会の提供なども行い、営業/技術者のスペシャリスト育成を進めていく。

日本マイクロソフトとの共同パートナープログラム「Red Hat on Azure Partner Network」の概要

二つ目のリリースは、Red Hat OpenShift Container Platformのパートナープログラムを新設するというもの。併せて、一昨年から展開しているRed Hat OpenStack Platfromパートナープログラムの強化も進めるという。

同社は、OpenShift、OpenStackを活用して、Priveteクラウド環境をマネージドサービスとして提供する「Private Cloud as a Service」を推進する考えで、リファレンスアーキテクチャーや導入事例の整備などに取り組んでいく。

3scaleを国内でもサービス開始

一方、IoT、モバイル、API活用の提案を強化に関しては、キーテクノジーとして「3scale」を挙げる。

サービス連携がこれまで以上に求められるデジタルビジネス時代を前に、API管理プラットフォームへの引き合いが増えていることから、レッドハットの2018年会計年度(2017年3月~2018年2月)内に日本でも提供することを明かした。同サービスを足がかりに「IoT、Fintechなどのエコノミー市場に本格参入していく」(望月氏)考え。

また、DevOpsに関しては、今年20回開催したDevOpsディスカバリーセッションを来年は100回を目指すという。Ansible Tower、OpenStack、OpenShiftを使ってアジャイルITプラットフォームを構築することが最終ゴールで、顧客ビジネスのスピード化をさらに強力に支援していく意向だ。

そのほか、発表会では、クラウド上で処理を実行するパイオニアの新ルート検索サービス「スーパールート検索」にRed Hat OpenShift Container Platformが採用された事例や、旭鉄工のライン遠隔モニタリングシステムにRed Hat JBoss BRMSが導入され3億円のコスト削減につながった事例などが取り上げられ、同社が掲げる「お客様のデジタルトランスフォーメーションをオープンソースのテクノロジーとソリューションから支える」というミッションステートメントが体現されていることがアピールされた。

OpenShiftを採用したパイオニアのスーパールート検索の事例

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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レッドハットは12月22日、2016年の振り返りと2017年の展望を紹介する年末記者発表会を開催。日本マイクロソフトとの共同プログラム「Red Hat on Azure Partner Network」の展開、OpenShiftパートナープログラムの新設、今年6月に買収したAPI管理プラットフォーム「3scale」の国内提供開始などを明かした。

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