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ピュア・ストレージ、Kubernetes向け統合データプラットフォームの最新版

[2021/07/30 13:00]岩井 健太 ブックマーク ブックマーク

Kubernetes向けの統合データプラットフォーム「Portworx Portworx Enterprise」

続いて、Portworx Enterprise 2.8の説明をピュア・ストレージ・ジャパン クラウド・アーキテクト 溝口修氏が行った。米Pure Storageが1月に買収を発表したPortworxは、クラウドネイティブアプリケーション向けの主要なKubernetesデータサービスプラットフォームの構築を手がけている。

ピュア・ストレージ・ジャパン クラウド・アーキテクト 溝口修氏

ピュア・ストレージ・ジャパン クラウド・アーキテクト 溝口修氏

溝口氏は「組織・製品の統合し、最新のクラウドネイティブアプリケーションのストレージとして、Kubernetesを介して完全にオーケストレーションできるストレージを提供するため、Kubernetesディストリビューションやストレージの環境に依存することなく、一貫したKubernetesネイティブのストレージエクスペリエンスを提供することを可能としている」と話す。

Portworx製品はKubernetes向けの統合データプラットフォームとなり、Kubernetesu向けのSDS(Spftware Difined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)として永続ストレージやバックアップ、DR、セキュリティ、マイグレーション、そしてストレージ管理の自動化をはじめとした機能を有する。

Portworx Enterprise 2.8について、溝口氏は「オールフラッシュストレージのピュア・ストレージと、SDSのPortworxが統合して初めてのリリースとなる。両社のポートフォリオ全体にわたった密接な統合により、Kubernetesのストレージとデータ管理をPortworxを介してダイナミックに管理できるようになっている。また、KubernetesアプリケーションのサポートについてもPure1に統一し、Kubernetesからコンテナ用ストレージを制御するためのAPIであるピュア・ストレージのCSI(Container Storage Interface)『Pure Service Orchestrator』がPortworxに組み込まれ、Kubernetesの統合ストレージオーケストレーションを提供できるようになる」と説明する。

Portworxはピュア・ストレージのハードウェア、クラウドのブロックストレージ、ベアメタルに加え、競合他社のストレージソリューション上でも動作し、Kubenetesアプリケーションに対して、一貫したストレージエクスペリエンスを提供するという。

Portworx Enterprise 2.8の目玉機能は、Portworxのメトリクス情報をSaaS型の監視サービスであるPure1に送信し、AIによるプロアクティブなサポートやコンテナ、Kubetenetesアプリケーションの統合的な分析を可能としている。

Kubetenetesアプリケーションの統合的な分析が可能

Kubetenetesアプリケーションの統合的な分析が可能

また、バックアップとリカバリを提供する「Portworx PX-Backup」により、ワンクリックでKubernetesに対応したデータ保護ができることに加え、「Pure Storage FlashBlade」と連携したKubernetesワークロードのバックアップ、リカバリの検証を進めているという。リリースは8月を予定している。

データだけでなく、アプリケーションの保護も可能としている

データだけでなく、アプリケーションの保護も可能としている

ただの監視ツールではないPure1

次に、Pure1 Digital Experienceに関して、ピュア・ストレージ・ジャパン プリンシパル・システムズ・エンジニアの岩本知博氏が説明した。同氏は「Pure1はFlashArrayとFlashBlade、Portworxをクラウド上で監視するツールであることから、当社が提唱するモダン・データ・エクスペリエンスを実現するための土台であり、ただの監視ツールではない」と述べた。

ピュア・ストレージ・ジャパン プリンシパル・システムズ・エンジニアの岩本知博氏

ピュア・ストレージ・ジャパン プリンシパル・システムズ・エンジニアの岩本知博氏

同社では、サポートレベルをユーザーに一任する「Re-active保守」、無償でPure1に接続された「Pro-active保守」と「Predictive保守」、有償の「Pesonalized保守」の4段階のレベルに分けており、Pro-active保守、Predictive保守、Pesonalized保守はすべてのログをPure1に送付している点が特徴だ。

サポートレベルの概要

サポートレベルの概要

すべてのログを送付するため、緻密かつリアルタイムな監視を可能としており、ランサムウェア保護の対応レベルをチェックし、ランドスケープ評価を提供するほか、VM(仮想マシン)とコンテナストレージの監視、VM検索機能を備える。現在と将来の性能や容量への影響をシミュレーションし、その結果の性能と容量のバランスをシミュレーションできるなど、実運用を想定したシミュレーション機能により、AI駆動型のインフラ運用を可能としている。

Pure1はランサムウェア対策も可能としている

Pure1はランサムウェア対策も可能としている

さらに、Pure1はアプリケーション対応のプロファイルと実際の稼働実績にもとづいた新規ワークロードの追加、アレイ間のワークロード移行に関する推奨、インスタンス・タイプ選択のためのPure as a Service(OPEX)のシミュレーションも可能としている。

AIによるデータ運用の推奨機能

AIによるデータ運用の推奨機能

加えて、空き容量に対してワークロードタイプの選択や、ワークロード、パラメーターの設定、展開のシミュレーションもできるほか、実際の稼働実績にもとづくワークロード計算機、予約容量と期間のシミュレーション、定価の透明性などの判断もできるという。そのほか、見積のリクエスト、注文、追跡をはじめ、Pure1を介して確認が可能。なお、Pure1 Digital Experienceは、追加費用なしで全ユーザーが利用できる。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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