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HPEがデータサービスプラットフォームと新ストレージを発表

[2021/05/28 13:00]岩井 健太 ブックマーク ブックマーク

HPEのストレージ戦略

次に、日本ヒューレット・パッカード コアプラットフォーム事業統括 ストレージ製品本部 本部長の尹成大(ユン・ソンデ)氏がHPE Alletraシリーズ(Alletra 9000、Alletra 6000)、Data Services Cloud Console(DSCC)、Cloud Data Servicesの概要と同社のストレージ戦略を紹介した。

日本ヒューレット・パッカード コアプラットフォーム事業統括 ストレージ製品本部 本部長の尹成大(ユン・ソンデ)氏

Alletra 9000はミッションクリティカルストレージ「HPE Primera(プライメエラ)」のアーキテクチャを、Alletra 6000は「HPE Nimble Storage」のアーキテクチャをそれぞれ踏襲し、両製品ともにオールNVMeオールフラッシュアレイとなる。

DSCCは、オンプレミスの管理をクラウドで行い、データの配備などをクラウドの使い勝手を駆使してコンソール上で配備する。Cloud Data ServicesはDSCC上で提供予定のデータサービス、インフラストラクチャサービスとなる。

尹氏は「Unified DataOpsビジョンは、データを中心としたポリシーと自動化、クラウドネイティブな制御と運用、AI主導の洞察とインテリジェンスを用いて、データの利用に関する課題を解決するものだ。今回の製品群は、as a serviceで提供する『HPE GreenLake Cloud Services』に加え、従来通りの購買でも提供していく」と説明する。

HPEのストレージ戦略

HPEのストレージ戦略

オンプレミスの管理をクラウドで行うDSCC

続いて、日本ヒューレット・パッカード プリセールスエンジニアリング統括本部 ストレージエンジニアリング統括本部 ストレージ技術部 部長の中井大士氏がDSCCとAlletraシリーズについて重点的に説明した。

まず、同氏は「さまざまな企業でパブリッククラウドを使い、新しいデータを蓄積してDXを進めているが、次の一手として新しいデータだけでなく、これまで蓄積されてきたデータを活用しようと試みる企業が増加している。これまで蓄積されてきたデータは事業の競争力、他社との競合力であるため余すことなく活用していくことが今後のDXの推進に必要だ」と語る。

日本ヒューレット・パッカード プリセールスエンジニアリング統括本部 ストレージエンジニアリング統括本部 ストレージ技術部 部長の中井大士氏

しかし、データはオンプレミスに保存されている場合が多く、分散した環境でそれぞれが個別の運用管理のため、活用とまでは進んでいないという。そのため、同社はクラウドコンソールを通じて”クラウド体験”を提供することで、複雑な管理を解消していく。

そのような課題をふまえ、まずはDSCCが紹介された。同サービスはクラウド上に展開されているコンソールとなり、Webブラウザでどこからでもアクセスでき、データインフラの管理サービス、データそのものを活用するためのサービスをはじめ、順次さまざまなデータサービスを提供する。

「Data Services Cloud Console」の概要

「Data Services Cloud Console」の概要

中井氏は「すでにSaaS型の管理ではAI活用の自律的なインフラ監視サービス『HPE InfoSight』を提供しているが、DSCCでは設定/配備の自動化、データ管理の自動化(移行、保護、分析など)までライフサイクル全般にまたがり、InfoSightと密に連携する」と説く。クラウドインフラサービスでは展開、管理、アップグレード、最適化など、クラウドデータサービスではアクセス、保護、検索、モビリティといった各種サービスを一元的に提供する。

DSCCはライフサイクル全般にまたがり、InfoSightと密に連携する

DSCCはライフサイクル全般にまたがり、InfoSightと密に連携するという

さらに、セキュリティを担保するためDSCCからオンプレミスのアレイ上のデータにはアクセスできないほか、 通信に利用するポートはアレイからDSCCのみとなり、アレイを起点としてDSCCにアクセスし、通信を行う。加えてMFA(Multi Factor Authentication=多要素認証)にも対応し、管理者がユーザーごとの権限やアクセス範囲を規定でき、コンソールの展開先として日本リージョンの利用を可能としている。

現状では、Infosightに加え、アレイそのものの管理を行う「Data Ops Manager」、配備したいワークロードと容量など、数項目を入力して条件に最適なアレイを自動的に提示する「Intent-based Provisioning」、ユーザーごとのログイン履歴、操作履歴を取得する「Audit」を提供しており、近日中にはデータ保護、移行といったサービスの追加を予定している。

各種データサービス/インフラサービスを一元的に提供する

各種データサービス/インフラサービスを一元的に提供する

NVMeを全面採用したAlletraシリーズ

一方、Alletraシリーズについて、同氏は「9000はPrimera OSにより、100%の可用性を備えたミッションクリティカル環境向けのアレイとなり、6000はNimble OSをそれぞれ活用して柔軟性・拡張性を有した汎用的に利用できるコストパフォーマンスに優れる。両製品ともにDSCCから運用でき、各種のプログラムを活用すれば長期間利用が可能だ」と話す。

Alletra 9000とAlletra 6000の概要

Alletra 9000とAlletra 6000の概要

また、両製品はフラッシュに最適化されたプロトコルであり、従来のSAS/SATAベースのSSDよりも高い処理性能、低レイテンシを実現し、高度な処理を必要とするワークロードや複数のアプリケーション統合用途などのデファクトスタンダードとなっているNVMe SSDドライブを全面的に採用。9000はベースシャーシに48本の2.5インチNVMe SSDを、6000は24本の3.5インチNVMe SSDの搭載でき、いずれもシャーシの拡張を可能としている。

AlletraシリーズにはNVMeを全面採用している

AlletraシリーズにはNVMeを全面採用している

そのほか、可用性保証や重複排除/圧縮によるデータ削減率を保証するデータ削減保証に加え、将来のストレージコントローラーのアップグレードも含む永続利用をはじめとした各種プログラムを用意している。最小構成価格は9000が5124万円(税別)~、6000が2420万円(同)~。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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