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在宅ワークを円滑に! リモート環境で信頼関係を構築するための「5つのポイント」

[2020/09/02 09:00]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

リモートトラストを実現する「5つのポイント」

1つ目は、「リモート身だしなみ」である。

一般的に身だしなみと言うと服装などのことを指すが、リモートワークでは少し事情が異なる。リモートワークでは主にWebカメラを通してコミュニケーションを行うため、「好印象を与えるカメラワーク」や「クリアに声が伝わるマイクワーク」などが新たな身だしなみになるのだという。

「多くの方はノートPCの内蔵カメラでオンライン会議を行いますが、その際Webカメラをのぞきこむような体勢になるため、下から上を見上げるような映りになって顔が膨張して見えてしまいます。また、光の当たり具合の関係で表情も暗く映ってしまいがちです」

対策としてはWebカメラを導入したり、ノートPCを台などに載せて高さを底上げしたりして、カメラを目線の高さにするのが良いという。また、リングライトを導入して顔に光を当て、明るさを整えることも重要だ。

音声については内蔵マイクではなく、イヤホンマイクやコンデンサーマイクを導入することでクリアな音声にすることができる。加えて、音声や映像が止まらないようネットワーク環境を整えることも、リモートワークにおける「身だしなみ」の一つだという。

2つ目のポイントは「報連相共の鬼になる」ということ。

リモートワークにおけるデメリットを生み出す理由の多くは「その場にほかのメンバーがいない」ことである。それだけにマネジメント側からすると「きちんと仕事をしているだろうか」といった疑心暗鬼を生みやすいのだ。

この疑心暗鬼を解消するために重要なのは、普段以上に「報告/連絡/相談」を意識すること。また、リモートワークではそれに加えて「共有」も必要だ。”報連相共”を徹底することで、リモートワークでも信頼関係の構築/強化が可能になる。

「ビジネスチャットなどを通じて、自分からどんどん情報共有することが重要です。最近は、ツール内で情報共有のためのチャンネルを作っている企業も増えています。有益な情報を共有することがトラストにつながっていきます」

西村創一朗氏

3つ目のポイントは「”余白”を意識的に作り出す」こと。

リモートワークでは移動時間がなくなるメリットがある反面、移動中に生まれていた”余白”がなくなってしまったと西村氏は言う。移動の時間や会議と会議の間といった余白の時間こそが、実はクリエイティブな思考を生み出していたというのだ。

そこで西村氏は1日のうち1~2時間は「集中タイム」とし、さらに会議と会議のインターバルも30分は設けるようにして、意識的に余白を作っているのだという。集中するベストな時間帯は人によっても異なるが、一般的には午前中に設定すると良いそうだ。自宅のなかで仕事をする場所とリラックスする場所を決めておくなど、在宅ワークにおけるオン/オフのスイッチをつくっておくという手もある。

また、信頼関係を築く上では余白を活用した雑談も有効だ。

「オンラインのやり取りでは、雑談がなくなりがちです。ランチタイムを活用して雑談の時間を確保するのも有効でしょう」

4つ目のポイントは「会議中に内職せず、”今ここ”に集中する」こと。

オンライン会議では顔しか映らないため、何をしても相手にはわからないと思って別の作業をしてしまう人が多いのだという。しかし、カメラに映っている表情や目線の動きで、会議に集中していないことは参加者には伝わってしまう。こうした行為は「ファビング」と呼ばれ、会話相手の信頼を失う原因にもなると西村氏は指摘する。

「会話しているのに上の空でスマホをいじるなんて行為もファビングの一種です。オンラインでもファビングはバレているのでやめましょう」

5つ目のポイントは「トラストファーストで人と向き合う」こと。

西村氏は「人間は誰かに期待されると、その期待に沿うように行動する」というピグマリオン効果を挙げ、「まずは自分から率先して相手を信頼し、信頼感を相手に伝えることが大事」だと説く。

また、最近増えてきた「一度も会っていない同僚」と信頼関係を築く方法として、「自己紹介資料を作っておく」というテクニックも紹介。オンライン会議などで会話する前に資料を共有しておくことで、打ち解けやすくなるのだという。

* * *

在宅ワークは単に仕事をする場所が変わっただけではなく、ワークスタイルそのものの変化でもある。在宅ワークを導入したがうまくいっていないという場合は、その変化をつかみきれず、これまでと同じ感覚で仕事をしているのではないだろうか。

西村氏が挙げたポイントを意識して取り組むことで、在宅ワークを成功に導くことができるはずだ。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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