ガートナーが選出! 2019年に向けてCIOが知っておくべき10の技術トレンド

[2018/11/20 09:00]冨永裕子 ブックマーク ブックマーク

ソリューション

11月12日~14日に開催された年次カンファレンス「Gartner Symposium/ITxpo 2018」。その2日目に登壇したガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリスト デイヴィッド・ウィリス氏は「2019年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」と題した講演を行なった。

継続的に価値提供するために -「ContinuousNEXT」のアプローチ

ウィリス氏がトレンドとして挙げたテクノロジーは、いずれもCIOが何らかのアクションを取る必要があるものだという。近々にアクションが必要なものもあれば、もう少し先延ばししても良いものもあるが、「CIOの皆さんのレーダーの範囲内に入れておいてほしいテクノロジーを選んだ」と説明する。

ガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリスト デイヴィッド・ウィリス氏

ウィリス氏は10のテクノロジーを「インテリジェント」「デジタル」「メッシュ」という3つの分野に分類して示した。

戦略的テクノロジーを3つに分類/出典:ガートナー(2018年11月)

それぞれのテクノロジーは個別に使うだけでなく、組み合わせて使うこともできる。今のように絶えず変化する世界で成功するには、継続的に価値を提供していかなくてはならない。ウィリス氏は基調講演でも紹介された「ContinuousNEXT」のアプローチを示し、「リーダーには新しいテクノロジーをクリエイティブに組み合わせ、ソリューションやユースケースをニーズに即して構築することが求められている」と説いた。

ここからは、講演で挙げられた10のテクノロジーをそれぞれに関する予測とともに見ていきたい。

1. 自律的なモノ

【予測】2021年までに、新車販売される自動車の10%に自律走行機能が搭載される

自動車への自律走行機能の搭載は、2017年時点では1%未満だ。しかし、日本は東京オリンピックが行われる2020年をマイルストーンの1つにしていることから、2021年までには搭載率が10%まで増えると予測される。また、自律的に動くのは自動車だけとは限らない。飛行機や船も該当する。陸海空の全てで人間がコントロールしないモノが動くようになる見通しだ。

ただし、自律と言っても、能力がとても高いものもあれば人間の補助が必要なものもある。動き方についても、独立して動くものもあれば蜂の群れのように協調して動くものもあるだろう。「インテリジェンスについても、あまりスマートでないものからスマートなものまで、自律的なモノはかなり広範にわたる」とウィリス氏は解説した。

2. 拡張アナリティクス

【予測】2020年末までに、市民データサイエンティストの数は、専門的なデータサイエンティストの5倍の速さで増加する

市民データサイエンティスト(非専門家だが、一定のデータ分析/活用を行える人材)にとって最も負担になるのがデータの前処理である。だが、このプロセスは今後かなり楽になる見通しだ。前処理を効率化できれば、より仮説検証に力を入れられるようになる。1つの問いへの回答を導き出すにはたくさんの仮説を立て、それぞれの検証を行うことが望ましい。農産物の収穫高に関する予測において、22,000件の仮説検証を5秒で完了した事例が登場しているという。

3. AI主導の開発

【予測】2022年までに新規アプリケーション開発プロジェクトの40%以上で、AIが共同開発者としてチームに参加する

データサイエンティストのような専門家が不足しているだけでなく、優れた開発者も不足しているとウィリス氏は続ける。この課題を解決するため、アプリケーション開発ではAIと同じチームで開発を進める場面が増えてくる見通しだ。製造ラインでロボットと人が一緒に働く「コボット」や金融トレーダーがAIと一緒に働く「クアンダメンタリスト」が当たり前になるかもしれない。すでに仮想インターンや仮想テスターが登場しており、今後は仮想データサイエンティストなどのプロセスにもAIが適用されることになるだろう。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
4172
2
ガートナーが選出! 2019年に向けてCIOが知っておくべき10の技術トレンド
11月12日~14日に開催された年次カンファレンス「Gartner Symposium/ITxpo 2018」。その2日目に登壇したガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリスト デイヴィッド・ウィリス氏は「2019年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」と題した講演を行なった。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2018/11/19/1119Gartner_thumb.jpg
11月12日~14日に開催された年次カンファレンス「Gartner Symposium/ITxpo 2018」。その2日目に登壇したガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリスト デイヴィッド・ウィリス氏は「2019年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」と題した講演を行なった。

会員登録(無料)

注目の特集/連載
AI人材に必要なもの
DMM.make AKIBAから生まれたスタートアップたち
はじめてのRPA導入
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
RPA入門
PowerShell Core入門
Swagger 3.0 入門
徹底研究! ハイブリッドクラウド
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る