ユーザーローカルは11月1日、キタムラが運営する年賀状プリントサービス向けに、ユーザーサポート業務に特化したAIチャットボット「サポートチャットボット」の提供を開始したと発表した。

サポートチャットボットは、60億件を超えるSNS上の会話データの分析に基づく自然言語処理技術と、テキスト解析の精度向上に特化した独自開発のAIを活用することで、高品質な会話を実現するというもの。ユーザーとの会話ログを基に、継続的に会話を改善することが可能な点を特徴とする。

キタムラは、全国に「カメラのキタムラ」を展開するキタムラでは、カメラの販売/買取のほか、写真の現像、年賀状などのプリントサービスを、店頭やWebサイト上で提供している。このうち年賀状プリントサービスに関しては、繁忙期に問い合わせ件数が大幅に増加するものの、コールセンターに寄せられる質問のなかには「絵柄や色の着いたはがきでも印刷できるか」「宛名印刷だけの注文もできるか」といった簡単なものや定型的な回答で解決できるものが一定の割合で含まれていた。

そこで今回、年賀状サイト上にサポートチャットボットを導入。定型的な問い合わせには24時間いつでも回答できる体制を整えることで、利用者の利便性向上とコールセンターの負荷軽減を目指すとしている。

キタムラの年賀状サイト。右下の「チャットで質問する」で質問することができる