世界で進む「AIシフト」に乗り遅れるな! 大前研一氏が語る日本経済再生策

[2018/07/30 08:00]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

ソリューション

7月12日~13日の2日間にわたり開催された「Macnica Networks DAY 2018」。「AI」や「IoT」をキーワードに掲げた2日目の基調講演には、ビジネス・ブレークスルー 代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学 学長の大前研一氏が登壇した。

「AIと日本経済再生」をテーマに掲げた大前氏の講演では、長く経済の低迷が続いてきた日本が世界でのプレゼンスを再び高めるために必要な取り組みについて言及された。

AIは差別化の大きな原動力に

大前氏はまず、AIを理解するための基本的な定義について、「基本はビッグデータをマイニングするのがAI。データがなければAIは使えないので、AIとデータはセットで考えるべきもの」と説明した。

そして今、AIにこれほどの注目が集まっている理由の1つは、データ量の拡大にあるという。これにAI技術の進化、コンピュータの計算能力の飛躍的向上が加わることで、過去の第一次、第二次AIブームとは比較にならないほどの過熱ぶりを見せているのが、機械学習/深層学習を軸とした現在の第三次AIブームというわけだ。

「企業の競争軸もモバイルからAIに大きくシフトしつつあり、業界や国境を越えてこの流れが加速しています。今後はAIが企業経営に大きなインパクトを与えることが予想されます」(大前氏)

ビジネス・ブレークスルー 代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学 学長の大前研一氏

例えば、あるコンビニエンスストア・チェーンでは、棚の自動仕入れのシステムを導入して競合他社と差をつけようと取り組んでいる。こうした動きがこれから先はより競合との差別化の大きな原動力となっていくのである。

こうしたAIの爆発的な進化をもたらしている背景の1つに、ディープラーニングによる画像認識精度の向上が挙げられる。既に自動車の自動制御の分野でこの画像認識/解析技術が導入されているが、今後は自動車のほかにも、セキュリティやFA機器などさまざまな用途にこの技術が導入されることが想定される。例えば、ドローンによる農薬の自動散布では、農薬コストを従来の何分の1にも抑えられるようになってきているという。

「かつて日本企業はカメラでは圧倒的な強さを見せていましたが、今、この分野において中心的な役割を担っているNVIDIAは、GPUやゲームのエンジンをつくっている企業です」(大前氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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