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今、企業が投資すべきは人材! 継続的な学習による「スキル開発」の重要性

[2018/07/25 09:00]伊藤正子 ブックマーク ブックマーク

テクノロジーによる変革にはテクノロジーで対抗

市場の変革をもたらすテクノロジーの変化に、企業や従業員が追随していくにはどうしたらよいのか。

「職場も進化することが必要です」とゴールディン氏は強調する。多くの人が失職したり、逆に求人しても人材が見つからなかったりする事態を防ぐには、タレントマネジメントを進化させる必要があるというのだ。それには、やはりテクノロジーの活用が有効となる。

「新しい人材を採用するよりも定着させるほうが簡単ですが、エンゲージメントを測定できなければ改善もできません。Cornerstoneのタレントマネジメントソリューションは、人材のトラッキング、育成ができ、定着にもつなげられるエンドツーエンドのソリューションです」

同社が提供するタレントマネジメントソリューション「コーナーストーン」は、「リクルーティング(採用)」「ラーニング(学習)」「パフォーマンス(業績管理)」「HR(人的資源管理)」の4つのスイートで構成され、人材採用から学習、業績評価、後継者育成までを一貫して管理するというものだ。

タレントマネジメントソリューション「コーナーストーン」は4つのスイートで構成される

例えば採用活動において、企業はスキルデバイドが存在するなかで適切な人材を見つけてポストを埋めなければならない。リクルーティングスイートは、さまざまなデバイスからアクセスできる応募ページ/サイトを直感的な操作で作成するサイトビルダーを備え、全ての求人の追跡/管理を行うことも可能だという。

「求職者には、モバイルフレンドリーな体験を提供します。これにより、コンバージョン(応募確率)が業界平均を54%上回った事例があります」

また、先にゴールディン氏が述べていたように、最も重要なのはカスタマーエクスペリエンスをより良いものにし、人材の定着率を高めることだ。資格や学位ではなく、スキルが重視される「スキルエコノミー」が成立しつつある今、「新しいスキルの開発が不可欠」(同氏)となる。

「個人的に最も大事だと思う、『メタスキル』とも言えるスキルは、学習するスキルです。20年後に私たちが話している未来は、今考えているものとは全く違うかもしれません。その変化に適応し、自らも変わっていくためには、新しいスキルを身に付け続けることが必要です」

人材の定着率UPに必要なのは「投資」

ラーニングスイートで提供される学習プラットフォームでは、AIによってキュレーションされた学習コンテンツがNetflixのようなサムネイル画像のリストで表示される。テクノロジーによって従業員の学習体験の「質」を上げ、学習を継続できる環境を提供し続けようというわけだ。

「企業にとって、一番大きな課題は従業員エンゲージメントです。人々の意欲と成功の間には、相関関係があると言われています。意欲がある従業員がいるということは、彼らが成功する確率が高いということです。日本企業のエンゲージメントは、世界の平均より低く、7%しかありません。これは大きな課題ですが、ある意味チャンスです。ほんの少しタレントマネジメントのやり方を変えるだけで、大きく変革できます」

2030年、日本の労働人口は14%減少すると言われている。人材不足が懸念されるなか、ゴールディン氏は「ミレニアル世代の52%は、2020年までに現在の仕事を辞めると思っている」という調査結果を示し、「人材の定着率を高めるには、もっと人材への投資が必要」だと強調する。

パフォーマンススイートでは、AIを活用した個人別の能力開発プランの作成により、従業員も自分に何が必要なのかを知ることができ、企業側は必要なスキルを特定して開発できるようになる。また、入社後のキャリアパスを示し、昇進するにはどんなスキルや経験、学習が必要なのかを職種に応じて提示することも可能だという。

「長い期間働いてもらうことで、スキルを改善し、将来に備えてもらうことができます。結果的に、スキルとエンゲージメントの高い人材を確保できるのです」

スキルを改善するには、まず現状を測定/分析して把握することが必要だ。HRスイートが提供するベンチマークでは、同業他社との従業員データの比較が可能となっており、データの分析にあたっては、事実を把握するための「レポーティング」と、現状を可視化して診断するための「ビュー」、ビッグデータを活用する「プランニング」、意思決定に必要な「インサイト」が用意される。

現状を正しく把握し、不足する部分を学習によって補うプロセスを継続的に繰り返すこと――これが、Cornerstoneが考えるタレントマネジメントの”ベストプラクティス”というわけだ。

* * *

タレントマネジメントにおいても開発においても、継続的なフィードバックによってより高い成果を期待できる。Cornerstone自身、アジャイル開発に取り組んでおり、四半期に1度、増分をアップデートしてきた。しかし、「それでもまだ十分なスピードではない」というのがゴールディン氏の見解だ。

「CTOとして重視しているのは、チームの加速です。イノベーションをより早く提供するために、ソフトウェアを自動化し、本番環境に増分だけを投入していく継続的デリバリーを行っています。テクノロジーを活用して小さな変更を行っていくほうがリスクが少ないからです」

ゴールディン氏は「Cornerstoneのソリューションを使うことで、皆さんもテクノロジーの変革や破壊的な変化、企業の改善という問題に立ち向かっていくことができます。変化が加速する今、我々はもっと皆さんの力のなりたいと思っています」と強調し、講演を締めくくった。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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